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💛side
その後俺たちは二手に分かれた。
2人とも大学生だと言っていたけど、酒には慣れていないらしく、特にテンションの高い佐久間くんは真っ赤な顔をして、同じように酔っ払っている辰哉とホテル街へと消えた。
俺と翔太はあてもなく夜の街をのんびりと歩いた。
なんとなく離れがたく、それでもすぐに「スる」という気分にはなれないでいる。
通りすがりに小さな児童公園を見つけて、どちらともなく入って行って、ベンチに座った。
💛「コーヒーでも飲む?」
自販機へ向かうと、翔太に水がいいと言われて、コーヒーと水を買う。
ベンチに戻り見た、街灯に照らされた翔太の美しさに息を呑んだ。で、思わず気になっていたことを聞いてみた。
💛「美意識の低い男お断りって書いてたよな?」
💙「あー、うん」
ほろ酔いなのか、白い肌をうっすら赤く染めた翔太は襟を掴み、着ていたシャツを少し緩めている。
💙「前に適当に書いたらすげぇいっぱいライクされてさ。全部見るのめんどくさかったからハードル上げてやったんだ」
💛「そっか」
💙「うん…。だから別にそこまで本気じゃねぇよ。それにひかは……カッコイイ」
ストレートに褒められて、思わず頬が緩む。
💛「翔太も可愛い」
💙「………やめて」
言うけど、嬉しそうだ。ほんのり口角が上がったように見えた。顔を逸らしたのも可愛らしい。
💙「筋トレ…」
💛「ん?」
💙「マジで教えてくれんの?」
💛「ああ、いいよ。結構マジで鍛えてるから、俺」
💙「うん…。写真見た。かっこよかった」
💛「……いつ行こうか?」
それから2人で後日また会う約束をして、その日は何もなく分かれた。
コメント
4件
デレしょぴ💙こんなん好きになるやろー💙