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星空凪。
私の前に現れたのは、ナグと同じ名前の同い年の子だった。
私のこと知ってるみたいだし、凪って名前も気になる。
でも、私の存在を知ってくれてるのは嬉しいけど…。
あの子には、なにか重大なヒミツがある気がした。気になるけど、深堀りするのはよくないことだから、ぐっとためらった。
家に帰ると、一番にナグの写真が見えた。
写真の中のにこりと笑った目のナグは、とても星空さんと似ている。
なんとなくで制服のポケットのなかから取り出したナグの遺骨が入ったおまもりを出した。
このおまもりも、とても星空さんとなにか重なるようなものがある気がした。もしかしたら…。
でも、2年前のことだし、転生してきたとしたら、時系列的に年齢がおかしいから………私のただの行き過ぎた発想か。
私は昔っからこうなんだよなぁ………。
私はため息をついて、寝室に戻った。