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Kn視点


今までずっと俺だけがそう思っていただけだったのだろうか…

俺のどこがいけなかった?

いつ彼に気にくわないことした?言った?


いくら考えても思いつかなかった

きっと彼に聞くべきだっただろう…。けど、いざ口から出たのは

『……わかった』

この一言だった。


Br「じゃー、行くね。今までありがとう。さよなら、Knさん。元気でね!」

彼はそういって行ってしまった。

一気に体の力が抜けてしまいその場に座り込んでしまった

涙がぽたぽたと地面に溢れていく

よく見たら地面には桜の花びらがたくさん落ちていた

『この間まで綺麗な満開姿だったのにな…』

今思えば今年の桜の散りは去年よりも早かった気がする

開花宣言は去年と同じくらいだったはず…

…もしかしたら桜が咲き始めた頃から俺らの恋に終わりが近づいてることを示していたのかもしれない。


ふと、何かに押される感覚がした

見上げるとまた桜の花びらたちがひらひらと舞っている

『風か…』

俺はその時思った

前を向け

そう言われてるいる気がした

ここで泣いていても仕方がない

終わってしまったのだから…


立ち上がり桜に頭を下げ

『…ありがとうございました!』

そういってこの場を離れた


たくさんの思い出が詰まってるあの場所

大好きだった彼と来ることはもうない

彼の歩いていった逆の方向に歩きだす


『明日から何しようかな…笑』

久々にカラオケにでも行こうか

けど、一人だと心細い

忙しい可能性があるけど親友であるNkに連絡をしてみよう

『…もしもし?』

Nk「はーーい、どうした?珍しいね、Knから電話かけるなんて」

『珍しい…かもね…それでさ明日って暇?』

Nk「……うーんっとね、暇!しかも珍しく一日中暇!」

『まじか!明日カラオケ行こうと思うんだけど一緒にどう?』

Nk「カラオケか〜俺も行きたかったんだよね〜」

「だから行こうかな〜」

『じゃーいつものところ集合でいい?』

Nk「りょーかい!」

「じゃ、また明日」

そういって親友との電話は終わった

明日たくさん聞いてもらおう

彼なら俺の心の傷を癒やしてくれるかもしれないと思った



〜約二年後〜


『え……、Br?』

Br「…お久しぶりだね、Knさん」


目の前にいたのは少し変わった彼だった…。

桜が舞う頃僕らは

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