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🍷「俺だってやれば出来る…!」
はず、と小声で言ったの、ちゃんと聞こえたからな。
🌸「はい、ではメニューを発表します。ごはん、麻婆豆腐、野菜炒め、ゼリー」
🍷「多くない……?!」
🌸「ごはんは炊くだけだし麻婆豆腐は素使うし野菜炒めるだけだしゼリーは固めるだけだよ」
🍷「問題なく出来る人の台詞じゃん…!」
🌸「奏斗の担当は野菜炒めだけです」
🍷「あっ…ぶね〜〜〜」
そうだよ危ないよ、今日のメニューならそれがいちばん面倒ですからね。
なんも回避できてないからしっかりやりたまえ。
用意した野菜は人参、キャベツ、玉ねぎ、もやし。
もう少し種類あってもいいけど、今回は奏斗が作るしこんなもんにしといてみた。
🌸「まず人参切るか。短冊切りできる?」
🍷「切り方なんてあんの??」
🌸「厚さ3mmくらいになるようにこう切って。ゆっくりでいいから」
🍷「はーい」
見本として少しだけ切ってみせると、形の見た目で短冊切りを納得したようだ。
意外にも猫の手は出来ている(可愛い)。
トン…トン…とまな板と包丁がゆっくり当たる音が響く。
私はそれを横目で確認しつつ米を3合研いでいく。
🍷「こわい…指切る……」
🌸「大丈夫できてるできてる。」
研ぎ終わった米は水に浸けておいた雑穀を入れて早炊きで炊飯する。
次はボウルに少量のお湯とゼラチンを入れてよく溶かす。
ちらりと奏斗の方を見ると、丁度人参を切り終わるところだった。
🍷「できた!ねぇうまくない??」
🌸「うーーーん、うん…あんまりやったことないって考えたらこんなもんでしょ」
🍷「ぇ褒めてよ」
🌸「全部できたらね」
ちょっと不満そうに頬をぷくーっとしてみせるのは可愛いけど、まだ切る野菜あるからね。
次はこれ、と半玉分のキャベツをまな板に乗せる。
🍷「……」
🌸「うん、とりあえず半分に切って芯も落とそうか」
🍷「こう…?」
まな板の上で睨まれていたキャベツ、かわいそう。
🌸「芯に近い固いとこ以外は千切っても大丈夫だよ。一口サイズより気持ち大きめで」
🍷「こんなもんでいい?」
🌸「うん。固いとこは人参くらいの厚さにして」
溶かしたゼラチンと、今回はりんごジュースを混ぜる。
早く固めたいので平たい容器に入れて冷凍庫へ。
🍷「ねぇできた」
🌸「じゃあ次は玉ねぎね」
🍷「……!俺を泣かせる気だ!」
🌸「まじでずっとうるせぇなwwwさっさとやれば涙なんて出ないから!」
そうです、この人最初からずーっと何か喋りながらやってます。
うるさいからほぼスルーしてたけど。
🌸「半分に切って皮剥いて根っこんとこ落として繊維に沿って切って」
🍷「なになになになに」
早くやれと言わんばかりに早口で。
勿論そのスピードでは無理なので、奏斗が追いつけるよう仕方なくゆっくり言ってあげよう。
その間に私は手のひらをまな板代わりに豆腐を切る。
🍷「うえっ、ねぇ何でそれ手切らないの?怖くない?」
🌸「豆腐は柔らかいからねぇ。軽く押し当てるだけだし」
🍷「無理すぎる、絶対手切る」
🌸「大丈夫やらせないから。玉ねぎ終わったらもやし以外全部入れて炒めちゃって」
🍷「はーい」
素を使うだけの麻婆豆腐は流石にすぐに出来上がった。
奏斗が炒めている野菜に程よく火が通ったところで、横からもやしを突っ込む。
後は適当に調味料で味を付けて完成としよう。
🌸「これでいいかな〜」
🍷「っしゃ〜出来るじゃん俺」
🌸「……、」
子供のお手伝いかなとは言わないでおこう。
🌸「がんばったね、料理やる気になった?」
🍷「いや全然!!たま〜〜にこうやって一緒にやるならいいけどやっぱりやりたくはないな」
🌸「あぁそう…」
🍷「え〜前に言ったじゃん、作ってくれてんの見てるの好きだって」
🌸「覚えてるけど…」
🍷「俺の為に作ってくれるの嬉しいよ。幸せだなって思う」
そう言ってふにゃっと笑う。
料理は嫌じゃないし作る事に不満はないけど、それを当たり前のように捉えていない事が嬉しかった。
今よりもっと色々作れるようになりたい。
🌸「…奏斗の為に頑張るからさー、あんま美味しくなくても食べてね」
🍷「まぁ〜かせろ??」
🌸「そこは言い切ってよ」
そんな事聞かなくてもきっと食べてくれるだろうけど。
一緒に料理するのはなんだかんだ楽しかったから、また巻き込んでやろうと思う。
🌸「冷める前に食べるか」
🍷「腹減った!」
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書いてるうちに訳がわからなくなってきたから終わる
奏斗の料理レベルがどんなもんかわからんから
けっこう出来ない事にしといた、ゴメン