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とある屋敷とふたりの少女

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とある屋敷とふたりの少女

2 - 第2話貧乏な少女、レミィ

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2024年01月20日

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💄 「だれ……?」

???「…あなたこそ誰」

どうしよう

人がいるなんて聞いてない

逃げないといけない

でも何か、この子がとても気になってしまう

不思議な魅力がある、こんなにボサボサの髪の毛で汚いのに

お母様のような


💄「貴方、名前は?」

???「先に名乗るのがマナーじゃないの?」

💄 「私の名前はベリー・フライン」

🍁「私はレミィ」

💄 「レミィはどうしてこんな所にいるの?」

🍁「貴方こそ…と言いたいところだけど」

「私は親が死んじゃってからホームレス生活してたの」

「で、いい空き家?空き屋敷?があったから暮らしてただけ」

「あなたの家だったのなら出ていくけど」


ホームレスってことは、家が無いのかな

お母さんもお父さんもいないんだよね

じゃあ


💄 「いや、私の家じゃないよ」

「ねぇレミィ、私のお家に来ない?」

🍁「え?」


私はレミィ

〇〇の貧相街で生まれた

親は2年前に殺された

ある日そこらへんのチンピラに「金を出せ」って言われた

けど私達はお金なんか持ってなかったから

だから私の親は殺された

私は何も出来なかった


正直あんな人達はどうでもいい

貧乏なくせに私を産んだ、食べ物もろくに与えられた覚えがない

だからあの人達が居なくてもいい、その日から私は1人で生きることを決めた

よく物乞いをしたんだけど、誰も何もくれなかった

私だってこんな小汚いやつになにかあげようとは思わない


ある日の夜、ぼろぼろの屋敷を見つけた

誰も住んでいないようだし、虫とかねずみだらけだったから好都合

私の2年間の主食は虫と食べられそうな草、捨てられた野菜

そんな食生活のおかげで私のスタイルははモデル並

屋敷の2階に可愛い扉があったからその部屋で寝ることにした


ギー


古いドア特有の音だなとか思いつつその日は寝た


その次の日の昼


虫が湧いていたので、昼食として虫を食べる

そのとき

トントントントン、と階段をのぼる音がする

もしかして、この部屋に誰か来る?逃げないといけない

そう思った瞬間


ギー


💄 「失礼します…!」

🍁「え……?」

💄 「だれ……?」

🍁「…あなたこそ誰」


可愛い女の子がやってきた

金髪のサラサラな髪が揺れていて、とても綺麗だと思った

多分私と10くらい下なんじゃないか?って思ってしまうほど可愛らしい子だ

その子はベリーというらしい、名前まで可愛いのずるくないか


色々話して、私が何故ここにいるかを説明すると

💄 「ねぇレミィ、私のお家に来ない?」

🍁「え?」


戸惑いを隠せない

なんで?こんな所にいる私を家に来させようとするの?

意味がわからない、馬鹿なのか


🍁「何故こんな私を家に招こうと思ったの?」

💄 「レミィには不思議な魅力があるから…だめかな」

🍁「貴方、家にお母さんとかいないの?」

💄 「いるよ?なんで?」

「私ね!レミィにメイクしたいの!」

🍁「……メイク?」

💄 「だからとりあえずうちにおいでよ!」


なんて無邪気で可愛いんだろう

なんでこんな私を拾おうと思うんだろう

やっぱりこの子はおかしい

でも今は、そんなベリーについて行きたい、そう思ってしまった


💄 「なにか好きな食べ物はある?レミィ」

🍁「バナナ」

💄 「バナナ?多分お家にあったと思う!」

「早く帰ってバナナ食べよう!」

🍁「…ベリー、貴方何歳?」

💄 「えっと、9歳!」

「レミィは?」

🍁「……17」

💄 「えぇ!年上なの!?」

🍁「身長差あんまりないもんね、わかんないか」


こんなに可愛い子に拾われた私は幸せ者だ






裏設定的なの

名前、レミィ

性別、女

趣味、美味しい葉っぱ集め

好きな〇〇、バナナ

嫌いな〇〇、ない

苗字は親が殺されたときに捨てた

バナナは親がいる時に一ヶ月に一回のご褒美として与えられていた

とある屋敷とふたりの少女

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