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みえりな@多忙の為あまり居ない
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実は第2話の「考えすぎ?」の冒頭の結構大事な部分をごっそり削った状態で投稿しちゃってました😭😭
先程編集したので良かったら再度見に行って貰えると嬉しいです😭😭
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翌朝、仕事が始まる前、全員が揃った楽屋で、佐野は話し出そうと息を吸い込んだ。
「あ、あのさ。ちょっといい?」
絞り出した声は、最初裏返ってしまい、なんとも言えない恥ずかしさに苛まれる。誰とも目を合わせられない。下を向いたままメンバーの返事を待つ。
返事をしたのは、塩﨑だった。
「ええけど。何?内容によっては許さんで。」
あからさまに警戒する塩﨑。佐野が座ってる正面に座り、下から様子を伺うように見る。が、この前の佐野と様子の違うことにすぐに気付き、その警戒を完全にでは無いが解く。
「全員に聞いて欲しい。」
そういうとほかの3人も佐野の対面のソファに座った。ちょっと狭そうだが、まぁ細いのが2人いるため大丈夫だろうと思い、佐野はそのまま話を続ける。吉田は佐野から1番遠い端っこに座っていた。
全員が佐野を見る。
それぞれ違う気持ちを抱きながら。
塩﨑は警戒。
曽野は不安。
山中は少しの安堵。
そして吉田は。
不安。恐怖。警戒。
それと少しの期待だった。
昨日の電話で佐野は吉田の泣き声を聞き、心配をし、さらには謝罪までした。それは吉田に、まだ帰ってくる可能性があるかもと期待させるのには十分だった。
「まず謝らせてくれ。本当にごめん。俺の勝手な行動でお前らを傷つけた。」
誰も何も言わない。何を言えばいいのか分からない。吉田はこの場で自分が許さなければほかのメンバーが許すことができないとわかっていた。話さないと、答えないと、と思う度吉田の喉は締め付けられたように声が出てこない。
体が覚えているのだ。佐野に怒鳴られた時のあの恐怖を。脳が勝手に己を守ろうとして、声を出させない。声を出せばまた怒鳴られる。そんなことないとわかっていても体は言うことを聞かない。動くこともできない。
あぁ、ダメだ。
勝手に震え始めた体。溢れてくる涙。ここ最近ずっと泣いてばっかりだ、と思っても止まらない。隣にいる山中がそれに一番に気付き手を優しく握ってくれる。それでも震えは落ち着かない。
佐野は自分が動く度に怯える吉田を見つめ、もう戻ることは無理だろうと確信した。
だが、全てを話して、自分で解決しようと思った。吉田を巻き込んだのは自分だ。あの時、なんの警戒もせずに身勝手にキスをしたせいでメンバーを、チームを追い詰めている。
佐野はゆっくり話し出した。なるべく優しく、吉田を怖がらせないように。
全てを話終わる頃には、吉田の身体の震えは完全に止まっていた。それどころか今すぐに佐野を抱きしめたくなった。
「本当にごめん。」と何度も頭を下げる佐野に吉田はやっと声をかけることができた。
「なんで…?なんで言ってくれなかったの?」
「……俺のせいでチームが壊されるのが怖くて、仁人と別れてあの人と付き合えば写真はばらまかないって言ってたから。まぁ嘘だったかもしんねぇけど。それでも仁人がこの10年守ってきたチームを壊したくなかった。」
吉田はあんな行動をとったのが自分のためだと知って何も言えなくなってしまった。
「そんな…。そんなことで壊れるわけないやん……。」
曽野が言った。佐野はバッと曽野の方を見る。
どういう意味だ。壊れるわけない?
聞くまえに塩﨑が言う。
「そやではやちゃん。そんなことで壊れてるようなチームだったらとっくのとうに解散してるやろ俺ら。」
「そうやんな!!はやちゃんそれ言われた時どうせパニックでちゃんと考えられてなかったんやろ。」
「そ、そんな簡単な話じゃねぇよ!まだ理解が……。」
ずっと静かに見守っていた山中が話し出す。
「あのさぁ、理解って誰にしてもらわないといけないの?この世界にいる人全員?そんなの無理だよ。」
「わかっ、、てっけどよ。」
「わかってないよはやちゃん。とりあえず俺らはふたりが幸せだったらそれでいいって言ったよね。多分それはファンも同じだと思う。
俺らとファン、それと俺らの周りにいてくれてる人。その人たちにさえ理解してもらえてたらいいんじゃないの?」
「少なくとも俺らは2人がどんな関係でもずっと味方やで!!」
塩﨑が眩しい笑顔でそう宣言する。佐野は一気に涙が溢れて来た。
俺はなんて馬鹿だったんだ。
周りをちゃんと見ていれば、早く相談していれば。誰も傷つけること無く過ごせたはずなのに。あの時は怒りと焦りと悲しみでちゃんと考えることが出来なかった。
今更後悔しても遅いことくらい、わかっていた。傷ついた吉田の心は戻らない。もう、前みたいな関係にはなれない。
「……じんちゃんはどうしたい?」
「っ!おれ、俺は……。」
コメント
3件
はぁはぁはぁはぁ よく言った!!よく言ったよピーチヒップピンク岡崎!! もう本当に最高です。続きが楽しみです
のりもちさん、第15話読了しました……! 佐野がみんなの前で謝るシーン、すごく重くて苦しくて、でもちゃんと向き合おうとしてる姿が伝わってきました。吉田くんの震えと涙に、読んでるこっちまで胸がぎゅっとなりました。山中くんの「わかってないよ」の言葉、すごく沁みましたね…。塩崎くんの笑顔宣言にも泣けました。編集の件も、丁寧に向き合ってるのりもちさんを尊敬します。ありがとうございます😭