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#rutt
とずり阿
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#学パロ
p
970
ゐ菜
142
学パロrttt
rttt前提のtt愛されです
結ばれるのはrttt
ミュージカル部の変わりに演劇部に入ってもらってます
後日談でR-18でも作ろうかなと検討中見たい方いらっしゃったら書くかも
僕は小学生の頃に2歳年上の先輩に恋をした
しかも同性に
今思うときっとあれが初恋だったんだと思う
いつも仲良くしてくれて、家に遊びに行ったりもした
中学生になって先輩と離れちゃって、会いたいなって思って先輩の家の前を通ろうとした
でもやめた。
その先輩の隣に女性がいたから、
きっと彼女だろうな、
その時のショック以来恋愛には無関心になった
その初恋も諦めてしまった
中学を卒業し高校生になった。
新しい環境は緊張した友達できるかな
きっと上手くやれる
自分のクラスは3組だった
そこで2人の友人ができた。
1人は赤髪でギャルっぽい赤城ウェンくん
2人目は金髪にメッシュが入った関西弁の緋八マナくん
どちらも優しく気さくだった。
まだ高校に来たばっかりだったが、恵まれてるなと思った
そろそろ部活入部などの時期がある
帰宅部ももちろんある
ふと気になったので2人になんの部に入るか聞いてみた
マナくんは「俺は吹奏楽部行こうかと思っとる」
ウェンくんは「僕ぅ?うーんまだ決まってないかなぁ」
「そういうテツはどの部に入るつもりなの?」
とウェンくんが聞いてきた
「僕は、、演劇部かな、ミュージカルとか好きだし」
「テツらしくてめっちゃええやん!!」
「でも人前で演技とか緊張しない?テツ」
と言われ
「やっぱダメかもしんない」
と返答すると
2人は目を一瞬見開いた後爆笑された
結局入る部活は演劇部に決める事にし
入部届を演劇部の所に行こうとした時
「テツ?」
数年間聞いていなかったはずなのに聞き覚えがある声が耳に響く
そんなはずないとゆっくり振り返ると
数年前よりまた身長が高くなり、しかも筋肉もついたのかガタイもデカくなっていて
声は低くかっこいい声になっていた
忘れていたのに、会いたかったけど会いたくなかった相手に会ってしまった
「宇佐美、さん、」
「やっぱテツじゃん!久しぶり元気してた?」
「まあ一応、はい」
「まさか同じ学校だと思わなかったわ〜
てかメガネしてるじゃん目でも悪くなった?」
「いや伊達メガネ、、です、、部活の入部届持ってきただけなので帰ります、」
もう話したくなくて、また恋に落ちたくなくて逃げ出してしまった
後ろから名前を何回も呼ばれた気がするが無視して無我夢中で家まで走って帰った。
結局その日は寝れなかった
「はぁ」
昼休み昨日の出来事で悩み寝れていなかったため疲れでため息をついた
「どうしたん?」
「なんか悩み事?」
心配した2人は優しく声をかけてくれる
「いやなんでもないよ、ただ初恋の人に会っちゃっただけ」
「テツって初恋した事あったんだ」
「ちょウェンくん!!俺だって恋するよ失礼だな全く」
「ごめんってw」
「なるほどなぁまあなんか悩み事あったら恋愛マスターこの緋八に任せんさい!」
「マナくん、!!」
「てか逆にテツって告白された事あるの?」
「中学校の頃はまあまあぼちぼち」
いまだになぜあそこまでモテていたのか謎である
「テツって中学の頃メガネしとった?」
「いやしてないよ、後これ伊達メガネだし」
「そうなの?えっじゃあテツメガネとってみてよ」
「えいやだ、ブサイクだと思われたくない」
「まあまあそんなこと言わずに」
ニコニコしながら2人が僕に近づいてくる
「ちょ2人ともやめt」
「「っ?!」」
結局メガネを取られ見られたのだが
俺を見た瞬間2人が固まった
そんな顔変だった???
「ごめん」
見せるのが恥ずかしくなり服で顔を覆う
「ちょ違う!テツ違うって!!」
「何が違うんだよぉ、、」
「ほら顔あげて」
「、、ホンマべっぴんさんやなテツ、」
「え」
「一瞬戸惑ったのテツの顔があまりにも美人だからだよ」
「ブサイクじゃなくて美人、?」
「「そう」」
「綺麗なアメジストカラーや」
「よ、」
「よかったぁぁ」
嫌われたかと思っていたせいで安心して目から雫が落ちる
「あらあら泣いちゃって綺麗な顔が台無しだよ」
「ママ“」
「こんなべっぴんさん野郎産んだ覚えはありません!」
「なんだぁ嫌われちゃったのかと思って安心しちゃった」
「可愛すぎやろがい!」
「声でっか?!」
急に大声でマナくんがそんな言葉を言うのでびっくりしてしまった
「ちょ俺ちょろすぎるかもしれん」
「え?何が??」
「ごめん俺帰るわ!!」
「ちょマナくん?!」
そう言って猛ダッシュで帰ってしまった
相変わらず足早いなマナくん
「まあこんな美人さんだったらみんな惚れるよねぇ」
「そうかな、へへ」
ウェンくんも俺に近いて
「じゃあ僕もそろそろ帰ろうかなぁ〜
あ、そうだテツこれから覚悟してね」
とイケメン顔で言って帰ってしまった
「なんだったんだ、、このイケメン畜生!!」
結局また寝れなかった最悪
それからはまあ大変だった
ウェンくんはいつも以上にベタベタするしたまに口説いてくるし(顔がイケメンなんだよ畜生)
マナくんはあれ以来なんか避けられるし(普通にショック)
演劇部に入部したため先輩に会うし(避けてる)
今日は部活日なため部室に行くといつも通りに先輩がいる
「おはようテツ」
「お、おはようございます」
「なあテツさあ苗字呼びやめね?敬語もさ、昔は普通に呼んでくれたじゃん」
あれは小さい頃だからじゃんか、今は違うじゃん、、
そう思いつつも先輩を悲しませたいわけではない
「、、分かった、」
「!!またいっぱい喋ろうなテツ」
そう言って頭をわしゃわしゃされる
あぁ、また恋しちゃうじゃんやめてよと言う感情と所詮友達としか思われていないと言う感情が交差する
勝手に喜んで勝手に落ち込んでしまう
「、、」
最低だな自分
時が経ち
文化祭の日が近づいてきた
なんだかんだ部活は楽しく、先輩方も優しくとても頼りになる
リトくんとはあんまりだけど最低限の会話はしてはいる、一応、、
今回の文化祭はどうやら体育館を使う許可が降りたそうで、いつも演劇部は基本的に個人なため体育館などでかいステージで披露したことが無いそうだ
そのため今回は緊張もありつつ先輩方も自分も張り切っているのである
今回やる劇は「白雪姫」
定番な作品だ
白雪姫の役をやる人はとても美人と噂される女性の先輩で
王子役をやる人はリトくんだった
似合うだろうなとは思ったが同時に美女役の人が羨ましいなと思った
ラストはキスシーンがある、もちろん偽の
キスだとしても悔しいものは悔しい
自分が女だったらな
自分は鏡役声がいいからと言う理由で決まった
覚えればいいのは自分の登場シーンのみでいいのだが読み返すうちに全て覚えてしまった。
特に羨ましいと思った白雪姫役を
文化祭当日
演劇部は最後の方に披露するため
午前などは暇なのでマナくんの吹奏楽部をウェンくんと聞きに行ったり
後でマナくんと合流してお化け屋敷や。焼きそばとか色々回って遊びまくった
そろそろ演劇部の出番が近づいてきたため
2人とお別れして部室に行く
2人とも「楽しみにしてる」「頑張れや!」
と応援してくれた
そろそろ始まると言うところで
白雪姫役の子が熱で倒れた
他にセリフを覚えてる人などいなくて
代わりになる役の子が1人もいなかった
自分以外
「誰か!!白雪姫役のセリフを覚えてる子いない??」
と先輩が言う
「僕覚えてます、」
でも男じゃとざわついた声が聞こえる
「一旦それでもいい!とりあえず佐伯くん!白雪姫役やってくれる?」
「僕でよければ、!」
そう返事するとメイク担当の先輩たちがメイク室に連れて行く
「メガネ取ってくれる〜?」
「あっ、はい」
メガネを取ると先輩方は驚いて
「えっめっちゃ美形」
「やばメイク張り切りそう」
「これモテるね」
と先輩方が俺の顔にメイクしながら言う
そうしているうちにメイクが終わり衣装に着替える
「完璧すぎる」と先輩方に言われ照れてしまう
衣装に着替え終わったリトくんもきて
俺を見る
好きな人に見られるのが恥ずかしくて目を逸らしてしまった
どう思われたのだろうか
「、、」
沈黙が続いた
「みんな!!そろそろ始まるよ!」
先輩の声で沈黙が崩れた
でもリトくんは俺の姿を見ても何にも言ってくれなかった
気持ち悪かっただろうか
似合わなかっただろうか。どちらにせよ無言だったのが事実
今は演劇に集中しなくては
******
俺が小さい頃、目がアメジストのように綺麗で笑顔が特徴的なだった2つ下の男の子がいた
そいつは元気で俺と仲が良かった
いつも俺についてくる姿は可愛くて弟のような存在だった
中学に上がってそいつとは離れてしまった
少し残念だなと思いつつもお互い家を知っていたため遊べないわけではなかった
離れてしまってもちょくちょく遊んでいた
中3になり彼女ができた、美人で綺麗な子だった、告白され付き合った
ただ彼女ができた数日後、あいつは俺と遊ばなくなった。
来てくれなくなったし
家に行っても親御さんが出て「あらリトくん、きてくれて嬉しいんだけどあの子会いたくないらしくって」
俺が何したってんだよ
結局何回か家に行ったが出てこず
中学を卒業して高校生になった
高校生活は思っていた以上に楽しく今までのことを忘れるぐらいだった
高3になり
「そう言えばテツももう高校生になるのか」
とふと思い出してしまった。
今どんな姿になってるんだろう。会いてえな
いや、やめようこんな事考えても意味ねえし
今日は入部生が来るかもしれない日
俺は演劇部に入っている、ミュージカルが好きだからだ
そう言えばテツもミュージカル好きだったけな
あーダメダメまた考えちまった
さて今年はどんな子が来るだろうか。
あ、きた
「」
なんだ無言で渡してくるな
名前はぁと
『佐伯イッテツ』
は?
「テツ?」
そう声を掛けると
ゆっくりとテツが振り返る
癖のある髪の毛は昔と変わらず光にあたると少し紫色に発色する髪は今見ても綺麗なものだ
「宇佐美さん、、」
久々に聞いた声は昔じゃ信じられないほど渋く低い声になっていた
身長は俺には及ばないけどそこそこ高くなっていて、髪も少し長くなったような気がする
メガネもいつの間にかかけていて、昔のような陽気さは消えザ・インキャ!みたいになっていた
できる限り冷静を装い喋りかける
「やっぱテツじゃん!久しぶり元気してた?」
「まあ一応、はい」
「まさか同じ学校だと思わなかったわ〜
てかメガネしてるじゃん目でも悪くなった?」
「いや伊達メガネ、、です、、部活の入部届持ってきただけなので帰ります、」
「ちょテツ!!」
そう呼び止める前に走っていってしまった
まだ話したい事たくさんあったのに
なんであの頃から俺を避け続けたのかとか
まあいいまた聞けばいい
てかあのメガネ伊達かよ
ある日用事があり1学年の廊下を通る時があった
その時ふとテツの教室を覗くと
テツの友達であろう2人がテツのメガネを外した瞬間だった
俺からは背中しか見えず顔は見えなかったが
テツの友達であろう2人はテツの顔を見て目を見開いて驚いていた
恥ずかしくなったのだろうかテツが顔を俯いてしまった
テツの顔ってどんなだったけな、そんなまじまじと見るもんじゃねえからあんま覚えてねえ気になるな少し
ん?なんか1人顔赤面させながら教室出て行かなかったか?!
何があったんだ、、
文化祭が近づいてきた
今回は大規模な演劇なためみんな大喜びだ
結局テツには避け続けられ話を聞き出すことすらできなかった。
まあ苗字から名前呼びと敬語が無くなっただけマシかな、とそう思っておく
今回やるのは無難な「白雪姫」
王子役は俺に決まった
テツは鏡の声役
本当にいい声だから適任だと思う
今年で最後の文化祭派手に盛り上げなきゃな
文化祭当日
最後っていう事もあり同級生と色々周ったり
時には公共の場で告白されたり、
テツを誘いたいと思ったが赤髪の男に睨まれてしまったため諦めた
劇が近づいてきた頃
姫役の子が急な熱で倒れてしまって出来なくなってましった
だが自分の役を覚えるのに精一杯なため覚えてる人がいるわけが無い
同級生が言う「誰か!白雪姫のセリフ覚えてる奴いないか!」と問いかける
みんな目を逸らして下を向いてしまう、
そこで1人
「あの、」
「僕覚えてます、」
とテツが言った
そこからは出来事が早かった
男性でも行けるだろうと同級生はテツをメイク室に連れていった
ぽかーんとしていた俺に同級生が
「何やってんだよリト早く衣装着替えろ」
と言ってきた
そうだった俺も着替えねえと
着替え終わり更衣室から出る
なんだか騒ついてるようで、テツに何かあったのか?と思って見てみると
それはそれは綺麗な美女が目の前にいた
本当にテツかと疑うほど綺麗だった
久々に見たテツの顔は予想を遥かに超えるほどの美しさで
肌は白く目はアメジストのように輝いていて、
俺が知ってるテツってこんなんだったけと頭の中がパニックになり沈黙が続いてしまった
「みんな!!!そろそろ始まるよ!」
と同級生の声で我に帰る
結局何も言えずにそのまま劇が始まった
知らぬ間に『白雪姫』が終わっていた
俺も演技をしていたはずなのだが全くもってやったかなんて覚えていないのだ
どうしてそうなったか
急遽姫役に変わったテツが原因だ
そのテツの演技はそれはそれは脳裏に焼き付いて、多分観客から見てると俺がメロメロになってるような構図だっただろう
すごい魅入ってしまった
白雪姫の演技をしたテツはそれそれは美しく儚かった
眠っている時などは本当に死んでしまったのでは無いかと思うほどで一瞬焦ってしまった
一度も合わせた事は無いはずなのに全てが完璧で少し違和感を覚えた
セリフを覚えているとしてもここまで完璧なのおかしく無いかと
白雪姫役を望んでいた?何故?なんのために
終盤の白雪姫を起こすキスシーン
見せかけだけのキスだとしてもドキドキしていた、白雪姫いやテツ自身に
幕が降り
舞台から降りると沢山の人に囲まれた
どうやら大反響のようだ
特に白雪姫役をやったテツは男女どちらにもたくさん囲まれていた
まだ衣装は着替えてないせいで男子に関しては女子と勘違いしている
男子の声からは「あんな美女いたっけこの学校に」「てかこれワンチャンいけるくね?」
などと耳にしたく無い言葉も聞こえる
別に聞かなければいいのに勝手に耳が言葉を拾ってしまう
どうしたんだ
今日は、今日だけはテツを誘いたい
この胸の高鳴りはまだ分からないまんまだけど
最後ぐらいは一緒にいたい
******
無事演劇が終わった
姫役だった僕は王子役のリトくんと顔がめっっちゃ近かった
相変わらずガタイはいいのに可愛い顔でイケメンだ
白雪姫が目覚めるシーンは一番ドキドキした
後半セリフ飛んでたし
これ以上惚れさせないでもらいたい
無事演劇が終わり
舞台から降りるとたくさんの人が僕を囲む
褒めてくれたり時には口説かれたりもした
マナくんやウェンくんは「美女すぎるでしょ」「演技うますぎやろがい」
とか沢山褒めてくれて嬉しかった
そろそろ移動しようかなと思った頃
自分の手が誰かに引っ張られる
「テツ」
「え」
手を引いた人物はさっきまで同じ舞台に立っていたリトくん
腕を引かれリトくんの胸に顔が埋まる
何この状況
この状況に生徒たちは大騒ぎ
叫んでいたり羨ましがっていたり、嫌そうな声などさまざまな声が聞こえた
正直優越感半端ないですありがとう
でもなんでこんな
「今日で文化祭最後だから残りはテツと周りたい」
これは甘えたなのだろうか
やめろよ期待しちゃうじゃないか
君と俺が同じ感情なんじゃないかって!
そんなわけ無いのに
でもリトくんは今年で最後なんだ、、断るのは流石に
「い、いいよリトk」
最後まで言い切る前にリトくんは腕を引き
突然走り出す
意味がわからなくて声も出なかったけど
酷く胸が高鳴った
着いた先は部室の更衣室だった
「着替えて」
「えっ」
渡されたのはいつも着ている制服
なんで??やっぱこの姿気持ち悪かったのか
「メガネつけんなよ」
ますます意味がわからない
リトくんも着替えるのかそう言い残して隣の更衣室に入った
これ強制的に着替える系だぁ
待たせちゃ悪いし早く着替えよう
着替え終わり更衣室から出る
まだ着替えている途中であろうリトくんをまつ
ていうか、これデートじゃね???緊張する
着替え終わり更衣室から出たリトくんは俺を見て
「綺麗」
と言った
そんな不意打ちな言葉を慣れているわけがなくその言葉を聞いて耳が真っ赤になる程赤面してしまう
「行こテツ」
あぁ彼は俺をどれだけ惚れさせれば気が済むんだろうか
自分の通う高校は思っている以上にでかい学校であり
そのため文化祭の際は毎年花火をやるそう
その花火もリトくんと眺められるのだろうか
それなら幸せだな
それでもしリトくんと俺が同じ気持ちなら、
そう考えてしまうのはやめよう
********
誘えた許可もらった
だから多少強引だとは思ったが手を引っ張って更衣室に移動した
やっぱり普通の姿のテツもすげえ美人で
正直世の中に見せたくない
テツに何処周るか聞いたところ
「んー、まだりんご飴食べてないからりんご飴食べたい、かも」
と言う
「んじゃ行こ」
そこからは時が速くて
ガチガチに緊張したテツが転んだり、射的したら黒豹のキーホルダーを取ったり
2人で遊ぶって事がもう数年も前だったため
久々に遊んで楽しかった、緊張していたテツも少しずつ笑顔を見せた
「ねぇ!リトくんあそこ行こう!」
そう言って手を引かれる
「リトくん!これ美味しい!!」
そう言って食べているものを分けてくれる
「リトくんと周れて良かった!楽しいね!」
そう言って一緒に喜んでくれる
あぁもう手遅れなんだなぁと思った
俺が思った以上に俺はテツが好きだったらしい
時折見せてくれる笑顔
ちらっと見える八重歯
吊り目なのに笑顔になるとタレ目になって、
この笑顔を他に見せたくない、この笑顔を守りたいと思うほど
もしかしたら本当は出会ったあの時から俺はテツに一目惚れしていたのかもしれない
『なあそこで1人で居るんじゃなくて一緒に遊ぼうぜ』
『いいの?』
『1人じゃつまんないだろ!』
『うん、!ありがとう!』
昔から笑う顔は綺麗だった
そろそろ花火が始まる見える位置に移動しなきゃな
なあテツお前は俺の事どう思ってんの
********
そろそろ花火が始まるから移動しよとリトくんが僕の手を引き言う
リトくんの手の温もりを感じて勝手に顔が赤くなってしまう
見られてなければいいけど
花火ならやはりいい景色で見たいと言う生徒の要望があったようで、リトくんがこの高校に入った年から文化祭の花火の時間帯は屋上に行くのが許可されているらしい
少し前、色々周っていた時にどこで見るか決めていた時やっぱり屋上がいいよなって話になった
手を引かれながら校舎の階段を登っていく
屋上で花火とかムードあるなとかアホらしい考えが浮かぶ
こんな告白してくださって場所で告白されたら誰でも付き合っちゃいそう
リトくんは最後の文化祭俺でよかったのかなとか思ってしまう
もっと同級生とか、もしくは女子とかと周ったりとか、
気になってしまってしょうがなくてリトくんに聞く
「ね、ねぇ」
「ん?どうしたテツ」
リトくんが話を聞くために止まって後ろを向いてくれる、そんな所も優しくてかっこいいと思ってしまう
「リトくんは俺と一緒に周ってて楽しいの、?最後の文化祭なんだから同級生とかと一緒に周ったりとか」
「お前さぁ、俺が勇気出して誘ったのにそれ言っちゃう?俺が周りたくて周ってんの」
ちょっと怒り気味に言うリトくん
「俺はテツと周れて楽しいよ」
なんだかちょっと恥ずかしくて目を逸らす
「テツは楽しくない?」
そう言われて首を横に振る
「そんな事ない、俺も楽しい」
「それならよかった」
にっこりとこちらに笑いかけてくる、その顔がなんか眩しくて
その俺を見る目は熱っぽく感じた、多分気のせいだと思う
そんなたわいの無い話をしていたらあっという間に屋上に着いた
やっぱり人気のスポットらしく人が多い
見やすく座れそうな場所まで移動する
結局座れそうな場所は屋上の端っこらへんで、見渡すと男女のカップルや、これから告白でもするんだろうなって感じの男女や、友達同士で来ている人もいた
そこそこ暗くなっている外は空を見上げると所々に星が見えて綺麗だ
雲一つ無くて花火日和だなって
そろそろ花火が打ち上がると言う放送が聞こえる
色んな人が喋っている声が聞こえたのに今はみんな静かに空を見る
ひゅーと言う音が鳴り
ぼんっと花火が上がる
流石にそんなに派手な花火では無いが、それでも十分綺麗で
リトくんと花火を見るのはいつ以来だろう中学の頃だろうか、もしかしたら小学生の頃かもしれない
でもそんな事どうでもいいぐらい今は幸せで仕方ない
空を見上げて花火を見る彼の顔はとっても綺麗で、花火より釘付けになって目が離せない
ふと顔を逸らして花火を見る
多少しょぼくてもやっぱ花火は綺麗だなと改めて考えていたら
「テツ」
と声をかけられる
声の方がする方へ顔を向けると真剣な顔をするリトくんがいて
少しドキッとする
「な、何」
「好きだ付き合ってほしい」
え
とフリーズしてしまう
リトくんが自分を好き、?嘘、?
「突然言われても困るよな、別にフッてくれたってかまわない、でも今ここで思いを伝えたくて」
「人違いじゃないんだもんね、?」
「うん」
「本当に僕が好きなの、?」
「うん」
「ほんとにほんとn 「だから好きだって言ってんだろ!!」
ガバッと立ち上がり大声でいう
「ちょ!リトくん!!」
「あ、わりいテツがあまりにもしつこいから」
「それはごめん、だって夢とかドッキリかと思って」
リトくんと目が合わせられない、
でもリトくんは勇気を持って俺に告白したんだ、精一杯お返ししなきゃ、!
「テt「リトくん!」
リトくんの顔が近づいてると知らずに勢いよく顔を上げたら
なんか柔らかいものが唇に、、
いわゆる事故ちゅーみたいな感じになってしまった
「え、?わえ?!いやごめん!あのごめんリトくんあの本当に、ってリトくん」
慌てて謝罪するとリトくんは目の前で固まってて、
「リトくん、?」
声をかけるとボン!と音が出るんじゃないかと言うぐらいまで一気に顔を赤くした
「それは反則、」
少し落ち着きを持って口にした最初の言葉はこれである
「いや事故ちゅー、」
リトくんに謝るのに必死で忘れていたがキスしたんだった、そうだった、、
気づいた時には遅くて俺も思わず顔を覆ってしまう
側から見たらやばいやつであろう
少し時間が経ってリトくんが手を握りながら言う
「で、返事欲しいんだけど」
上目遣いで言ってくるもんだから心臓破裂するかと
でももう返事は決まってる
「 」
******
告白してしまった
後悔は正直ない
逆に言えてスッキリしたし、もしフラれたとしてもテツを意識させればいい
俺が告白したのにテツは全く信じてくれなくてつい立って大声で叫んでしまったこれは俺が悪いけど、しつこいテツも悪い
そうこうしているとテツが急に下を向いて黙り込んだので
名前を呼びながら顔を近づけた
するとどうだろうか
テツが勢いよく顔を上げたせいで事故ちゅーしてしまった
事故ちゅーなのは分かっているし、キスも初めてじゃないはずなのに
フリーズしてまった、て言うか理解するまで脳が処理しきれなかった
てかなんかテツがちょー喋ってるが今の脳では何喋っているのかすらわからない
きっと情けない顔をしてるんだろうなとは薄々気づいてはいる
結局落ち着いて最初に口にした言葉は
「それは反則、」
だった
テツも俺に謝るのに必死だったのか今になって事故ちゅーをしたのを気づいて
顔を真っ赤にしながら手で顔を覆ってしまった
かわい
しばらくしてテツも落ち着いたので再度手を取り言う
「で、返事欲しいんだけど」
友人としか思われてなかっただろうからいきなりこんな事言われても困るだろう多分俺も困ると思う
少し返答を待つ
やっぱり無理か
「お、」
「俺もリトくんが好き、です」
「え!!」
まさかの返答で大声をまた出してしまった
「リトくんと出会った頃からずっと、初恋はリトくんです、」
またまた衝撃の事実を聞いてもっと大声でまじかって言うところだった、あぶね
「え、それはお付き合いしてくれるって事、?」
「不束者ですが、、」
いや結婚か
でも嬉しくてまさか付き合えると思わなくて
公共の場だと分かっていても耐えられずハグをする
テツは最初ここ公共の場所とか色々ごちゃごちゃ言ってたけどしばらくして大人しくなって
俺の背中に腕が回される
あぁ俺だけのテツ
ハグと言うスキンシップは小さい頃は良くしてたけど今日は久々で
テツも大きくなったなってつい親御さん目線になる
てかテツいい匂い
首筋に顔を近づけて匂いを嗅ぐ
「り、りとく」
もう耐えられないのか離れようとする
逃がさない
「ねえテツ」
「な、なに、」
「さっきのキスやり直していい?」
「嘘ここで?!」
そうここで
「ダメ?」
「だめじゃないけど、、」
やっぱ恥ずかしいのか目を逸らしながら言う
でも最初のキスは思い出に残る場所がいい
ここがいい
でもテツは恥ずかしがるし
ふと周りを見渡すとテツが着ている学ランに目が入る
これ
そこからは行動が早かった
テツの学ランを剥ぎ
テツと俺の頭に被せる
そしてテツの頬に手を触れ
少しカサついたテツの唇にゆっくり近づいて口付ける
口を離すと
テツは泣いていてその顔が愛おしくてついふっと笑ってしまう
それに釣られてテツも柔らかい笑顔でこちらを見る
あぁやっぱテツは綺麗だ
そして布に覆われながらまたそっと口付けをした
2回目の口付けは少ししょっぱかった
END やっと君と
コメント
3件
初コメ失礼します、、!まずは本当にいつも神作をありがとうございます。今回もほんとに最高でした!そしてほんとにほんとに死ぬほど余裕があったらで良いのですが、後日談で失恋した2人のことも描いて欲しいなぁなんて思いました。リクエストとか受け付けてないのに不快な気持ちにさせてしまったらすみません、!
冗談なしで神回キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
わあ…第33話、一気に持ってかれましたね。文化祭の劇でまさかの白雪姫代役、しかもあの宇佐美さんが王子役って緊張MAXだったでしょうに、最後の屋上での花火と告白…もう胸いっぱいです。お互い小学生の頃からずっと一途に想い合ってたんだなって思うと、事故ちゅーの後の「それは反則」って台詞がすごく印象に残りました。待ってた分だけ幸せを噛みしめてほしいです🍀