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♡僕だけを見て欲しい 愛苦【side】
僕は、僕の腕の中で眠るな〜ちゃんを見た。
強がりでお人好しで、今日の朝なんて、shadowのメンバーに付き添っていた。
この教室で一番怖がりなくせに、強がって頑張って戦ってた。
あぁ…好きだな。
戦う時の強い眼差しも、笑顔で僕を見る時も、寝てるこの顔も、ご飯を食べる時の嬉しそうな顔も。
全部好き。
僕は、椅子を並べて、な〜ちゃんを寝かせた後、ジャケットを上から被せた。
……さて、こいつら、どうしてやろうか。
「ああ、お話は済んだかい?」
相手を見回している僕に、急に相手の一人が話し出した。
うるさいなぁ。黙ってろよ。
そして、僕の後ろで眠っているな〜ちゃんを見ると、
「その女すこ〜しやるなぁ〜。でもほんの少しだけ。」
と言った。
少しを強調する言い方に、イラッとくる。
怖いながらに頑張ったな〜ちゃんを侮辱する権利はお前にはない。
ギリ、と歯を食い縛る。
すると、
「で、おにーちゃん、君は俺とヤんの?」
ニヤニヤしながらこっちをみてくる。
「当たり前じゃ〜ん!おじさん、相手してくれる〜?」
と、おじさんの急な問いかけに答える。
そして、僕は、
「来いや。」
「やった〜!」
おじさんの挑発に乗った。
サッとジャンプして、男達の頭上に来て、後ろに回り込み、手錠をつける。
「んだ、これ。手錠ダァ?」
捕まえた男の一人が眉根を寄せる。
「えへへ〜、みんな捕まえちゃおっかな〜。」
そんな僕の言葉に、調子に乗った男が、
「きも。やってみろや。」
と、言ってきた。
すぐにその男の正面に回って顔面パンチをお見舞いする。
「ウァァアア!!」
情けなく大きな声を出して顔を抑えるそいつ。
僕は、そいつ足で踏みつけ、言ってやった。
「俺のな〜ちゃんに手出したら殺す。お前らみたいなゲスが話しかけるな、虫唾が走る。」
顔の痛みが引いたのか、顔を上げたそいつの腹に拳を入れた。
痛みからか、意識を無くしたそいつは動かなくなった。
「僕のな〜ちゃんに手出したら、こんなんじゃ終わらないからね〜?」
そう言ってさっき倒れたやつの頭を鷲掴みして持ち上げる。
ヒッっと、声を上げる男達。
無理もない。
僕はこう見えてshadowの総長だから。
「行こうぜ、俺らじゃ敵わなそうだ。」
コソコソ話した後、僕が掴んでいたこいつを、男達は無理やり引き離して帰っていった。
あーあ、手錠つけた意味ないし。
ま、いっか。
あの手錠GPSみたいな機能あるし明日千影に処理任せよ…。
#異類婚姻譚
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夏目萌*優しい彼~コミカライズ
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コメント
1件
第15話読みました〜!愛苦side、重くて切なくてめっちゃ好みです…🥀 な〜ちゃんを守るために戦う姿と、「僕のな〜ちゃんに手出したら♡♡♡」って冷たく言い放つギャップがたまらなかった。 あと手錠にGPSついてて千影に処理任せるってとこ、組織の総長らしさが出ててゾクゾクした…。 続き、早く読みたいです!