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あ"ぁぁぁぁもう好きすぎて、やばいです🧨💥 なんでこんな神作品が書けるんですか⁉️😽💖💖
ysd side
「ちょっと!何してるんですか!……ってじんちゃん?」
「えっ、柔太朗?!」
バレないだろうと、ちょっとした好奇心でやった万引きが、好きな人に見られてしまった。
「じんちゃんがそんなことする人だと思ってなかった」
「……ごめん、柔太朗」
「うーん、俺よりお店の人に謝って欲しいけどね」
ご最もすぎてぐうの音も出ない。
はじめて柔太朗の部屋に来たのに、そんなことを喜べるほどの空気なはずもなく、俺は柔太朗に言われるがまま柔太朗のベッドの上に座らされ、柔太朗の話を聞いている。
「これ買うお金なかったの?それともただの好奇心?」
「……ただの好奇心……」
「はぁ。じんちゃんはもっと賢いと思ってたよ。俺だったからいいけどさ、他の人だったらじんちゃん警察行きだったんだよ」
「うん……ごめんなさい」
「もうしちゃだめだからね。見逃してあげるのは今回だけだよ」
「……うん、ありがとう……」
おれバカみたい。たった一時の感情でこんなことして、それを好きな人に見られて引かれるなんて。恋人どころか、もう友達という枠ですら彼に見てもらえないかもしれない。
柔太朗に見てもらえるようにいろんなこと頑張ってきたのに。
「きらわないで……」
「え?」
「きらいにならないで、おれのこと……こんなことしたのにって思うかもしんないけど……」
ぼろぼろと流れてくる涙。なんでおれ、こんなバカなことしちゃったんだろう。
「んーでもおれ、好きなこが万引きするような人だったなんてショックだなー」
「ごめんなさい!もう二度としないから!」
「うーん、お仕置きしなきゃね?」
お仕置き……?
「お仕置き?おしおきってなに……?」
急にくるりと視点が変わる。
かと思えば、俺の視界は柔太朗の綺麗な顔と天井。
そしてちゅっと柔太朗の唇が触れる。
……って、え、これってキス?!
「んんんんん!」
急いで柔太朗に唇を離せと、柔太朗の身体をぐーっと押すけれど柔太朗の方が背も高いし筋肉もあるので何も変わらない。
「もー、痛いよじんちゃん。どうしたの」
「き、キスすんな!」
「じんちゃんキスしたことないの?」
「んッ、な、い……」
「へー、かわいいとこあんじゃん。童貞なんだじんちゃん」
「ばかにするなっ!」
「まあ今から処女卒業するんだけどねー」
「何言って……んっ♡」
お仕置きと言われてされたのは、柔太朗との性行為だった。しかも俺が受けだなんて。柔太朗を抱いてる妄想をして抜いたことはあっても、俺が抱かれる妄想をしたことはない。綺麗で優しい柔太朗が真逆な俺を抱くなんて。なんかその、あんなところまで綺麗そうじゃん、柔太朗って……。
「なにみてんの……じんちゃんのえっち」
「えっちなんかじゃ、な、いっ!」
「ふふ、じんちゃんおれのばっか見てるからついね」
「……なんか、俺のとちがって、……おおきくて?かっこいいなと思っただけ……」
「ちんこがかっこいいとかはじめて言われた笑 じんちゃんありがとー」
ちん……?!そんな言葉、柔太朗の口から聞きたくなかったけど今のは俺が悪いか……。てか、そこが、かっこいいっておれ、ほんと、何言ってんだろ……。あたまばかになってんのかな。
頭ん中でいろいろ考えてると、おれのパンツがいつの間にか脱がされていることに気づく。
「えっ、じゅう、なにして……」
「じんちゃんが褒めてくれたこれいれるために、じんちゃんのとこほぐさないとじゃん?」
かっこいい顔でおれの、その、はずかしいところにそっと触れる柔太朗。
ぷつりと指の入る感覚がする。
初めての感覚で、なんだか気持ち悪くて、つい顔が歪んでしまう。
「ごめんね、じんちゃん。でももうすぐ気持ちよくなれると思うよ」
「あっ、やだっ、じゅう!……こわい!」
「んーん、ちゅーしてあげるから、ね。……ほら、じんちゃん、べろ出して」
ymnk side
うー、と伸びるじんちゃんの舌に食らいつく。
じんちゃんは唾液もおいしいんだ。
キスにハマったのか、じんちゃんはずっとちゅーしてよとでもいいたげに唇を尖らせ、俺の首に腕を回してせがんでくる。
ちょっと意地悪したい気持ちもあるけど、快楽に素直なじんちゃんがかわいいのと、単純に俺もじんちゃんとキスしたいから唇を重ねてあげる。
すると、じんちゃんは嬉しそうに俺の舌に自分の舌で触れようとしてくる。唇をはむはむとされて、もっともっとと唇も身体も押し付けられる。
「こら、じんちゃん、勝手にきもちくならない」
「あっ、や、じゅう、さわって……おれのさわってよ♡」
「ちょっと、ちゅっちゅっしないの。これはお仕置きなんだよ?わかってる?」
「わかってる、おれがわるいの。だからさわってよ、おれの」
「だからの使い方間違ってるっしょ……」
わんちゃんみたいに腰をへこへこさせたじんちゃんに、いつもの真面目そうな雰囲気はもうない。
先走りでだらだらになってるそこに、仕方ないから触れてあげると
「んぅ♡」
と可愛らしい声をあげる。
やばい、と思う。じんちゃんの、好きなこのこんな声聞いて我慢できる奴なんて居るのだろうか。じんちゃんも求めてくれてるんだからいいよね、キスしながらじんちゃんの中をほぐしたからもう大丈夫だろう。正直じんちゃんには悪いが、大丈夫じゃなくてももういれたい。俺の指でじゅくじゅくのふわふわになったじんちゃんのなかなんて絶対気持ちいいに違いない。
「じんちゃん、いれていい?」
「んあっ……、じゅう、……ちゅー」
「ん、たくさんちゅーしてあげるから、もういれていい?俺の」
「んん……ちゅ、はぁく、じゅうたろ、のちょーだい…♡」
やば、かわいすぎ。
一応お仕置きだってわかってんのかな、とかもうそんなんどうでもいい。俺だって気持ちよくなりたい、好きなこので。
「んあ゛っ♡ づよ、いっ!」
「じんちゃんが可愛いのが悪いでしょ」
「お゛♡、おれ、……んっ♡かわいい??」
「かわいーよ、いちばんっ!」
「ぁ゛♡ぅれし、♡」
「じんちゃん俺にかわいいって言われてうれしーんだ?なかギュッてしめちゃって、どんだけ可愛くなれば気が済むの」
「あっ、んッ、♡じゅうが、おれのこと、んっ♡すきになって、あ゛っ♡つよ゛い゛♡♡とまって!う゛っ♡」
「じんちゃんかわいすぎでしょ!おれとっくにじんちゃんのこと大好きだよ♡」
俺がそう言うと、じんちゃんはさっきまでばかみたいに快楽に狂っていたのに、嘘でしょとでも言いたげな顔をして、こちらを見てくる。
おっきなその目は今にもこぼれ落ちそうで、宇宙みたいにきらきらしててかわいい。そんなことを呑気に思っていると、じんちゃんは「おれのこと、ほんとに、すきなの……?」とあまりにも純情な顔で言う。
「すきだよ、好きだからじんちゃんにキスしたし、セックスしたいし、万引きなんて馬鹿みたいなことして欲しくなかったんだよ」
じんちゃんのなかには俺のがはいってるのに、なんて滑稽な告白だよと笑ってしまいそうになるけど、じんちゃんがしあわせそうな顔をしてくれるからいいか。
「じゅう、おれ、柔太朗のことすきなの……」
「うん、知ってる。じんちゃんの目、おれのことだいすきってずっと言ってるもん」
「……うそ……」
「ほんとだよ。ずーっと前から知ってたし、俺もずっとすきだよ」
「へへ、ありがと」
「うん、だからさ、じんちゃん」
「ん゛ぁ゛っ♡」
「とりあえずもう少しだけ付き合って♡」
ごめん、じんちゃんはかわいいけど今はこっちの欲満たさせて。じんちゃんもおれと気持ちいいことしたいでしょ?知らんけど。
ysd side
腰の痛さで目が覚めた。
隣には裸の柔太朗が寝ている。
俺のからだには柔太朗が付けたであろうき、キスマークでいっぱいだ。
……俺らって、付き合うってことで合ってるんだよな……?昨日のことは嫌なほど記憶に残っている。でも俺も柔太朗も気が確かじゃなかったから、そんな時の言葉なんてぽっと出のものかもしれない。急激に不安になってきて、俺は気持ちよさそうに寝息を立てて寝る柔太朗を叩き起す。
「……なに、じんちゃん」
「柔太朗、おれらってさ」
「は、今更付き合いませんとか言わないよね?流石にバラすよ?」
「ちがっ!本当に俺と付き合ってくれるのかなって思っただけ!」
今まで見たことないくらいに不機嫌な顔になる柔太朗に焦りながら、俺はポツリと本音をこぼすと、柔太朗は安心したように目尻と眉を下げ、俺の身体を自分に寄せる。
あったかい。
「じんちゃん、すきだよ」
ストレートな言葉に素直にきゅんとしてしまう。
まあお仕置きとはいえ、半ばレイプのようなことをされたわけだが、それでも好きだと思ってしまうのは惚れた弱みなんだろうか。
柔太朗に見られた時はどうしようかと思ったけれど、両想いになれたしまるくおさまったしいいのかも。
「おれも、柔太朗がすき」