あれから二国の和平合意の調印式を終えたわたしたちは、セラフィナとラザラス両国の主要なメンバーで会議の間に集合していた。
シルベストル伯爵様のお屋敷のなかでもっとも広い一室で、アーチを描く天井には見事な天井画が描かれていて、室内の中央に大きなラウンドテーブルが置かれている。
会議の間の名のとおり、テーブルを囲うようにして布張りの椅子がぐるっと並べられていて、そこに、ナレシュ、ヴィラド、レイン、フィオス、セーラ様、そしてわたしの五人が等間隔に腰かけていた。
(なんだか円卓の騎士みたいな光景……)
居並ぶそうそうたる顔ぶれを見回しながら思っていると、ナレシュがわたしに目をむけてほほ笑んだ。
「――では、出席者もそろったであろうから、まずは海春からこれまでの経緯を聞かせてもらおう。皆、その順序でよろしいか」
ナレシュの問いかけに、その場にいる全員がうなずく。
緊張感のある空気のなか、***************************
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