前回の続きです。
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Sm side
俺も話さなければダメなのに勇気がどうしても出ない。
ここまで来たら言わないという選択肢は残されてないのだろう。
俺は深呼吸して話し始めた。
Sm「……周りがみんな、みんな凄く見えた、魔法が使えて魔力があって、俺はいつまで経っても魔法どころか魔力すら無かった、どんだけ訓練所のマネキンに手を翳しても、どんだけ魔法書を探しても、魔法なんて手に入らなかった、親には見放され、俺はこの目のせいで悪魔扱い、そう思ったら何でも良くなった。」
そう、何でも良かった。
Sm「だからずっと通ってた図書館に行って見慣れない本があったからそれを手に取った、魔法が手に入るなら命なんて要らないって思った、それほど俺は魔法が使いたかった。」
Nk「なんでそんなに魔法使いたかったの…?」
Sm「……分かるか?、命よりも大切な人達が必死に魔法使って戦うのに俺はそれをボケーッと眺めて、何も出来ずに突っ立って、それでもし俺が怪我を負ったらお前らがごめんね、痛かったよね。って回復魔法使いながら話しかけてくるんだ、…生身じゃ化け物なんかと戦えない、だったら魔法を誰からか貰えばいいって、……理由が大切な人を守りたいじゃ魔法は使っちゃダメなのか?。」
Nk「ダメ、じゃないけど…。」
Sm「天使は残酷だ、天使は才能がある奴にしか助け舟は出さない、悪魔は慈悲がある、どんなに愚かな俺でも代償払えば助け舟を出してくれる。だから、魔力がない俺はぶるーくみたいに天使にお願いできると思ってない。」
天使には天使になり得る素質のあるやつを、逆もまた然りで、悪魔には悪魔になり得る奴を。
悪魔は神への反逆者だ。
Sm「……言えることは言ったつもり、なんか質問ある?、」
Kn「……ついてる悪魔は?」
Sm「マモン、七つの大罪における強欲の悪魔。俺にぴったりだ。」
笑う、笑うしかない、きっと此奴ら全員俺を見下すんだ。
マモン、疲れたよ。
どうしろって言うの。
そうすればマモンの声が聞こえた、
Ma「出るぞ。」
Sm「ッ?!、ゴッヘッ…」
Nk「スマイル?!」
なかむが近付いてくる、ダメ、今は危ない。
そう思い彼を突き飛ばした、
黒いモヤが人の形になって行く、
Ma「あんまりご主人問い詰めんなよ。」
Kr「Flash!」バチバチ
Ma「医療室での魔法は御遠慮くださーい。」
Kr「ッくっそ……。」
此奴extinction使いやがった…体に負担かかるつーの。
Kn「スマイルをどうする気?、」
怒ってる、
Ma「さーな、俺は気紛れなんだ、」
Sh「……。」
Br「……。」
2人も戦闘態勢。
Ma「おー怖い怖い、」
Sm「……マモン、」
Ma「…へいへい」
そういえば帰って行った、
代償を残して。
Sm「ハッヒュッ…ゴホッ……」ボタ
Nk「スマイルッ!」
突き飛ばしたやつに近付いて来るとか正気かよ…。
Sm「ごめッ…なか、む、つきと、ばしてッ …」
Nk「いいから!、喋んないで!!」
落ち着くまで背中を摩ってくれた。
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