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ベラルーシとロシアが恋の悩みを語り合った後)

沈黙が少し続いた。

ロシアがふっと肩をすくめ、口を開く。

「……まぁ、俺の彼氏に相談してみるか?」

ベラルーシは一瞬、驚きのあまり声を漏らした。

「え?いいの!?」

ロシアは何も考えずに言ったことだろう。

でも、ベラがどれほど驚いているかに気づくと、ちょっとだけ戸惑いながら言葉を続ける。

「あぁ、なんか意外とフィンの方が、こういうのは得意なんだよ。」

ベラは目を輝かせて、ロシアの顔をじっと見つめる。

「本当に?フィンランドさんに相談してもいいの?」

ロシアは肩をすくめて、少しだけ笑う。

「……あぁ、こいつもそういうのは好きだしな。」

ベラは顔を真っ赤にして、指で髪の毛をいじりながら少し恥ずかしそうにうなずく。

「……じゃあ、お願いしようかな。」

ロシアは大きくため息をつきながら、ベラルーシを見て言った。

「お前も恋愛相談する相手がいなかったんだろ? フィンならなんとかしてくれるさ。」

——フィンランドなら、きっと、何かしら助けてくれるだろうと、ロシアは信じていた。

それに、フィンランドはいつだって穏やかで優しい。きっと、ベラのことも親身に聞いてくれるだろう。

そして、ベラルーシは少し緊張しながら、深呼吸をした。

「……ありがとう、兄さん。」

ロシアは無表情のままで、ゆっくりと頷く。

「……ま、あんまり迷惑かけんなよ。」

けれど、その後に続く言葉は、何となく予想できなかった。

「……俺も、男に告白されたことがあったからな。そういう悩み、ちょっとだけわかる。」

ベラルーシは、ちょっとした衝撃を受けた。

ロシアの言葉に、内心で少しだけびっくりしたけれど、それがどういう意味なのかはわからなかった。

ロシアは何事もなかったかのように、スマホを取り出して、フィンランドにメッセージを送っていた。

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