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次の日、俺たちはクエストで森にゴブリンを討伐しに来ていた。
すぐに1匹のゴブリンを見つけた。
[鑑定眼]
「ゴブリンLv4、スキルは身体強化Eか」
「スライム 奴の気をひけ、その間に俺は魔法で攻撃する。」
「きゅぅう」
スライムはゴブリンに攻撃を仕掛けた。
その隙に俺はE級魔法[マジック・ショット]を放つ。
ゴブリンは[身体強化]を発動し、素早く俺の魔法を回避した。
ゴブリンがスライムに斬りかかったが、スライムは[縮小]を使い華麗に避けた。
すかさず俺はゴブリンに対して
D級魔法[マッド・スロー]を使いゴブリンのスピードを落とした。
そしてスライムの体当たりで瀕死に持ち込んだ。
そこで俺は[魔物使い]を発動した。
ゴブリンは紫色のオーラに包まれた。
契約に成功したようだ。
ゴブリンは俺の配下になったことで、会話が可能になったようだ。
その後、スライム、ゴブリンと共にクエストでの指定数のゴブリンを討伐した。
~~帰り道~~
俺は俺や配下たちのステータスの確認をした。
[日山陰 Lv 6 HP 50 MP 80 残りSP 5
筋力 12 知力 20 耐久 8 俊敏 15 器用 7
スキル〜・魔物使いE級 ・鑑定眼C級
・マジックショットE級 ・マッドスローD級]
[スライム Lv 5 HP 70 MP 12 残りSP 3
筋力 5 知力 4 耐久 18 俊敏 10 器用 2
スキル〜・再生D級 ・吸収E級 ・縮小E級]
[ゴブリン Lv 4 HP 12 MP 10 残りSP 3
筋力 8 知力 2 耐久 4 俊敏 23 器用 3
スキル〜・身体強化E級]
スライムは本来俊敏が低い魔物だが、ゴブリンを[吸収]したため、そこそこ俊敏が高くなっていた。
俺はヘルプで魔物たちを隠すために適切なものがないか調べてみた。
すると、[魔物使いD級]には2つの権能があることが分かった。
1つは[配下強化]。
[配下強化]
名付けした配下にのみMPを消費してステータスを強化したり、スキルを与えたりすることが可能。稀に最大MPが減少し、回復しない場合がある。
2つ目が[支配空間]。これが魔物たちを隠すことが出来るスキルだ。
[支配空間]
自分が支配する亜空間を創り出す。配下の魔物達は出入りが可能である。
俺は早速SPを5ポイント消費して[魔物使い]をD級へと強化した。
俺はすぐに2人に言った。
「2人とも俺の[支配空間]に入ってくれ。」
すると、すぐにゴブリンが聞き返してきた。
「主(あるじ)、支配空間とは?」
俺は答えた。
「[魔物使い]のスキルをD級にしたんだ。その権能で亜空間を創ったんだ。その中に入っていて欲しいんだ。」
「街にこのまま入るわけには行かないからな。」
スライムとゴブリンはうなずいた。
そのとき、2人の足元に魔法陣が描かれ、その中に沈んで行った。
すぐに頭の中で声が聞こえた。
「きゅぅう」
驚くことに、この状態でも会話が可能なようだ。
俺はドラスへと帰還した。