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「任せろ、ということは……、今からコールド様の元へ?」
「あぁ」
わたしは抱き締め返して止める。
「だ、だめです! お一人でなんて行かせ……」
「アリシアと共にな」
シオドール殿下がわたしの言葉を遮った。
……え?
わたしと、共に?
「てっきり、お一人で行かれるのかと……」
「“共にコールドの元へ行くことになるが安心して俺に身を任せろ”」
「という意味で言ったのだが?」
わたしの両目が潤む。
「一緒に……連れて行って下さるのですか……?」
「当然だ」
「お前と離れる未来など幸せであるものか」
「はい、ずっと一緒です」
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