『私を見て』
※本作品はノンフィクション作品です
一部虐待や暴言等の表現がございます、見るのが辛い方はそっと閉じてください
では、物語の中へいってらっしゃいませ、、
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雅side
俺のせいで、、また一郎に迷惑をかけてしまった
どうすればいいの、?このままただじっとしなきゃいけないのかな
ずっと殴られ続けて、蔑まれていきなきゃいけないのかな
八木
「雅、大丈夫?」
雅
「ごめんね、私のせいで、、また迷惑かけちゃったね。。殴られたとこ痛くない? 」
八木
「あんなのへっちゃらだよ!もう痛くなんかないよ」
雅
「一郎、、」
あまりにも情けなくて、辛くて、そっと一郎の唇に口付けをした
少し驚いた表情をしていたが、一郎は私の腰を抱き、何度も角度を変えながらも応じてくれた
この時だけはあの辛さから私を助けてくれる
生きてていいと思わせてくれる
担任
「お前ら〜、さすがに先生の前では控えなさい〜」
八木
「くっ、、いいところだったのに」
担任
「いいところだったじゃないよwまぁ、お前らがそれほど好き同士なのはわかったよ」
八木
「今後は控えますよ、それで今回の件ですが、、」
担任
「仕方ない、あんなことがあった以上警戒を強めるしかないな、先生がもう少し早く出勤して見回りするよ」
八木
「ありがとうございます」
雅
「先生、くれぐれも家族には気をつけてください、あの人達は私を必死に奪おうとするはずです」
担任
「ありがとうな、十分気をつけるよ」
その後私たちは少し雑談をした後、ホームルームに移った
今朝の出来事を聞き付けた友人達がクラスにやってきた
花音
「雅、!大丈夫だった?」
雅
「うん、大丈夫だよ、心配してくれてありがとうね」
凛
「八木ー!!ちゃんと雅守れよ!!」
八木
「お前に言われんでもわかっとるわい!w」
愛美
「昨日部活来なかったのもそれが原因なんでしょ?」
雅
「ごめんね、そろそろ大事な時期なのに」
3人
「何言ってんの!!」
雅
「あははっw声揃ったね」
花音
「兎にも角にも、雅は心配しないで、捕手として体大事にしてもらわないと」
雅
「だね、花音はまだまだ下手っぴだから私がとことん体張って受け止めんと」
花音
「いやなんかー?こうたまたま変なところに球が行っちゃうだけで?別に?下手じゃないし〜??」
愛美
「それを世間では下手と言うんです」
そんな雑談をしていたら、チャイムがなりそれぞれのクラスへと戻っていった
そして昼休み、私と一郎は空き教室で雑談に花を咲かせながら絵を描いていた
八木
「ほんっと雅って絵上手いよな」
雅
「そう?一郎に比べたらまだまだだよ、もっと絵学ばなきゃ」
八木
「これ以上上手くなられたら立場がねぇ」
雅
「あははっw大丈夫だよ、一郎も十分上手いよ」
八木
「あーやだやだ、うちの彼女が可愛いすぎるんですが!?」
雅
「うん、心の声漏れすぎw」
八木
「雅ちょっと」
そう呟いた後誰もいない教室でキスをされた
雅
「ちょ、えっ、、?///」
八木
「まぁ、ほら、?キスしとかんといつか誰かに奪われそうだから、、//」
雅
「それでそんなこと、、あほー!もう、学校ではしないでっ!!」
八木
「はいはい、じゃあ家ではいっぱい抱かせてね?」
雅
「っ、、い、いよ、、//」
そんな甘い言葉を囁かれ、少し照れながら昼休みを終えた
少し授業中寝てしまったが、何事もなく一日を終えた
八木
「んんー!疲れたねぇ、今日はご飯食べに行くって言ってたし、着替えるか」
雅
「ん、そだね」
八木
「今日何着てくん?」
雅
「一郎が好きなの着てあげるよ」
八木
「えっ!!まじで?んじゃ、この前買ってあげたこれ着てよ」
雅
「ん、ワンピースか、」
八木
「今日は俺が好きなの着てくれんでしょ?」
雅
「わかったよ、!てかこれペアルックのやつでしょ?一郎も着てよね」
八木
「はいっ!そのつもりで選びました」
雅
「わかってたんかいっ!w」
一郎が選んでくれたワンピースは黒の長袖のワンピースだった
多少普通のワンピースよりも丈は短めだが、着れない訳では無い
少し今日は肌寒かったので、下に黒のタイツを履こうかな
八木
「みーやーびっ!」
雅
「わっ!ちょもーう、着替えてる途中に抱きつかんで」
八木
「いや、えろいのが悪いと思う」
雅
「どこ見てえろいって思ったんじゃ!」
八木
「ん?全部だけど?ということで出かけるまで多少時間あるし、抱かせて」
雅
「いーや!この前みたいに立てなくなったらしゃれならない」
八木
「だいじょーぶ、優しく抱くから、ね?」
そう言い一郎は私を抱き抱えベットに放った
何度も優しくキスをされ、されるがままに抱かれた
抱いてる時の一郎の顔はとてもかっこいい、私だけを見つめてくれるその目が好き
何度も体を重ねていくうちにどんどん上手になっていく一郎に身を任せた
そうして流されるまま抱かれた後、家族でご飯に出かけた
八木ママ
「ん?あの人たちこっちに向かって歩いてくるけど?」
八木パパ
「ただ通り過ぎるだけだろ、大丈夫だよ」
そんな期待とは裏腹にそこへ現れたのは祖父母と母だった
雅
「っ、、ここでなにしてんの、!」
雅祖父
「なにしてんのって、お前連れ戻すためだよ、早く家帰れ、さっさと金稼いでこい」
雅
「もう、、あんなことするのなんか嫌なの!!」
雅祖母
「ちゃんと言うこと聞きなさいよ!!!あんたは家族のために金稼いできなさい!!」
八木
「子供にあんなことさせてるのは立派な犯罪なのご存知ですか?」
雅母
「お前っ、!そんなことはどうだっていいんだよ!!私たちが暮らすにはこいつが金稼ぐんだよ!!」
雅祖父
「ただの穀潰しが家族の役に立てるんだっ!wいいことだろうがよ!!w」
八木パパ
「さっきから、、聞いていればあなた達とことんクズだな」
八木ママ
「もう雅ちゃんはうちの家族なのよ、誰があんたらみたいなのに渡すのよ」
雅母
「ほんとに血が繋がってるのはこっちだよ、どうせあんたらだってこいつの本性知ったら呆れるよww」
八木
「あぁ、十分すぎるほどに知ってるな、中々片付けはしないし、ものすごく怠け者で、苦手なことにはとことん背を向けるところとか」
雅
「いち、、ろ、う?」
八木
「ただそれ以上に雅は誰からも愛されるような愛想があって、物事をすぐに把握できる、テンパったらまぁダメだがw」
八木パパ
「雅ちゃんはな、俺ら家族が暗い雰囲気になってる時積極的に明るい雰囲気に変えてくれる」
八木ママ
「ちゃんとお手伝いだってしてくれるし、中々身なりにお金使わせてくれないし、とっても謙虚な子なのよ」
八木
「あんたらはさ、雅をものとしか見てないからそんなことが言えるんじゃないのか?ちゃんと雅をしっかり見てあげたのかよ!!」
雅祖父
「ぐっ、、だが、!お前らがしてることはダメな事じゃないのか!!」
八木
「ダメなことではないですし、今雅の住民票はこっちにあります」
「もちろんこの会話も録音させてもらっていますし、時期見て警察や児相に相談させてもらいますので」
その後も激しい言い合いをしていたのを見た周りの人達が警察を呼んだ
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『私を見て』 11話 家族 終了です
次回 『私を見て』 12話 大好きだよ
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