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藍)ふぁ……ねみぃ……
2日目の朝、約束通り入部届を持って職員室へ向かう
祐)藍くん?
藍)えぁっ?せんぱっ、
昨日の小川さんの言葉が脳裏をよぎり、上手く言葉が紡げない。多分今顔赤い。
祐)顔赤いよ?どうした?
藍)あっ、いえっ、なんでも…
祐)あれっ、藍それっ、!
石川先輩の目がみるみるうちに輝いてくる。
その目線の先には…
藍)あ、あぁ…今日から正式に、よろしくお願いします!
祐)ほんとっ!?うれしいい!!ありがとう藍っ!!
不意の呼び捨てに不覚にもキュンとしてしまう。
藍)ちょっ、せんぱいっ…
祐)祐希さんって呼んで!
この人ほんとに年上か?と思いながらも、祐希さんを受け入れていると
ガララッ!!
監)ユーキッ!しずかにっ
祐)監督っ…!すぃあーせん。
藍)あっ、あのっ
監)ん?おぉう!アリガトウ!
祐)よしっ、じゃあ朝練してるからおいで!
そう言って手を引かれるままに着いていく。
藍)わっ……ゆ、祐希さんっ、!///
〜
太志)おっ、藍くーん
藍)ういっす!
確か…小野寺先輩だったよな…
有志)おぉ〜!1年坊主〜!!
藍)うおっ、有志さんっ
小智)お、ちゃんと入部した?
藍)はいっ!
祐)まぁ、見ていって。それとも、参加してみる?
藍)やりたいっす!!
考えるより先に言葉が出ていた。
藍)あっ、すいません…
祐)ふははっ、いいよ。おいで!
ふにゃっと笑う彼に、また俺はドキッとした。
端っこで順番を待っていると、ふと俺よりも小さいリベロの人に話しかけられた
山本)藍〜、ポジション、どこがいいの?
藍)えっ、あ、うぅん…まだ、ちゃんと決まってないっす。
山本)ほぉん?でも、見るからにアタッカーって感じがする!ほら、やってみな!
背中を押されるまま、俺は前に進み出た
藍)はいっ、!!!
山本)こりゃ…祐希が虜になるのも納得だな…
そう呟く声は、体育館の騒音でかき消され、俺の耳には届かなかった。
続く