テラーノベル
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「あ”ぁ”~…太客居ねぇかな~」
そう嘆いても現状はなにも変わらないのに。
自分のアート作品で埋まりきった白い部屋に響く声は、
そこら辺のホームレスとなんら代わりないくらいに情けない。
出逢い
私は三年渚 二十代前半の女だ
売れない画家をやっている。
財布には今月の家賃が払えるかすら怪しい額の金しか入っていない
二三年前は「イマドキの芸術家!」「若いのにこんなに才能があるなんて!」などともてはやされていたが….
今ではすっかりオワコンだ。
気分転換に夕日と海が綺麗に合わさっている河川敷で絵を描いている。
前は外に出ただけで黄色い声が飛んできていてうるさいと思っていたのに….
今は誰も私を見ていない
「グスッ…ヒッ”….」
なにやら子供の泣き声が聞こえる
迷子だろうか
「おーい。そこに誰かいるのかー?」
ザザッ
文字通りの音を出しながら、小学生あたりに見えるガキが茂みから出てきた。
「….どうした?坊主。お母さんは?」
「アイツの元にかえりたくねーよッ。きょうも教育だーとかなんか言ってきて殴ってきたしぃッ。」
「そうか」
さっき付けられたであろう痛々しい傷と涙でぐしゃぐしゃになった顔がデカイフードがかかる。
「…」
沈黙が続く
「…………ウチ、来るか?」
コメント
13件
鹿児島受け、書きましょうか?
お、トンさんの新作!「売れない画家」って設定、すでにエモさの予感がすごいんだけど...第2話でいきなり傷だらけのガキと出会う展開、心臓掴まれたわ。「ウチ、来るか?」の一言が、渚の過去とか今の孤独とか全部含んでてグッときた。この二人、どうなるんだろう。続きが気になりすぎる🔥