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ミスズ「ルアちゃ〜ん!」
ミスズは手を振りながら走ってルアを呼ぶ
ルア「ミスズお姉ちゃん!持ってこれたんだね」
ミスズ「うん!師匠が優しくてね!」
ルア「良かった…」
ミスズ「よおし!早速読んでいこう!」
ルア「おー」
2人は夢中になって本を読んだ
中には魔法陣や詠唱の分、コツまで書かれておりとても読みやすかった
ミスズ「なるほどね〜、えっと…」
ミスズ「クリエ・カップ《器の生成》!」
ミスズが唱えると透明なガラスのコップが出来上がった
ルア「すごい…」
ミスズ「どれかやりたいのはある?」
ルア「弓…」
ミスズ「弓ね〜、やってみて!」
ルア「クリエ・アロー《弓矢の生成》」
ルアがそう唱えると魔力で出来た水色の弓が出来た
ミスズは目をきらきらさせながらパチパチと拍手している
ミスズ「おー!すごく綺麗!」
ルア「うん…!」
??「ここに居たんだね?ルア」
ルア「あっ!」
孤児院の中からルアによく似た中学生くらいの落ち着いた男の子が歩いてきた
ミスズ「えっと、君は?」
ルイ「僕はルイ、ルアの兄です」
男の子、ルイは優しい笑顔をしながら自己紹介をしてきた
ミスズ「ルイくん!私はミスズだよ!よろしくね!」
ルイ「はい、よろしくお願いします」
ルア「どうしたの?」
ルイ「ルアが最近頑張っているって聞いたからさ、応援しようと思って!」
ルア「そうなんだ…」
ルイ「あ、グレースさんが呼んでいたよ?行っておいで?」
ルア「そうなの?分かった」
ルアはミスズに本を返すと孤児院の中に入っていった
ミスズ(そういえばルアちゃんがお兄さんを手伝いたいって言ってたよね…)
ミスズ「ねえ、ルイくん」
ルイ「?どうしましたか?」
ミスズ「ルイくんって将来は何をやりたいとかあるの?」
ルイ「ええ!ありますよ!」
ミスズ「ほんと!?なになに?」
ルイ「はい、僕は旅牧師をしたいのです」
ミスズ「…旅牧師?」
ルイ「旅牧師は教会が立ち上げた旅する牧師の集団、旅教団に所属する牧師の事ですよ」
ミスズ「旅をしながら教会の仕事をするの?すごいね!」
ルイ「ありがとうございます、ミスズさんは何かありますか?」
ミスズ「私?私は…えっと…一応、魔法使いになろうと思ってるんだ〜」
話をしていると孤児院のシスターさんがルイを呼んだ
ルイ「呼ばれてしまいましたね、ではまた」
ミスズ「うん!頑張ってね〜! 」
ルイは優しい笑顔を浮かべて去っていった
ミスズ「旅教団…」
旅教団なんて初めて聞いた、まだまだ知らないことがたくさんあるなぁ…
アリア「何を悩んで居るのですか?」
ミスズ「うわぁぁぁ!アリアさん!?」
アリア「そんなに驚かなくても良いと思いますよ?でどうしたんですか?」
ミスズ「はい、実は…」
ミスズは旅教団の事を聞いた
アリアは優しく聞いていてくれた
アリア「なるほど、旅教団ですか…となるとルアちゃんは…」
ミスズ「どうしたんですか?」
アリア「いえ、ルアちゃんのやりたい事が分かりましたよ!」
ミスズ「ほんとですか!?なんなんですか?」
アリア「まずは、旅教団について説明しますね?」
まず旅教団というのはルイくんが言っていたように、教会が王都から遠い地域に住んでいる人達のために立ち上げた優秀な牧師の団です!
そこに所属する牧師が旅牧師と言われていますね!
広大なリーバル王国の隅々まで回るため帰ってくるのは2年に1度くらい!
アリア「旅教団についてはこれくらいですね」
ミスズ「ルアちゃんのやりたい事は?」
アリア「それはですねぇ」
ズバリ!バトルシスターですね!
旅牧師になりたい兄の手伝いのための勉強が魔法なんて、それくらいしかないですね
旅教団の牧師たち、というか牧師という役についている人は戦うことは極力禁止という決まりがあるのです!
では旅の途中で刺客などに出くわしたら、どうするか、それは…
同行しているバトルシスターに倒してもらうんですね〜
元々バトルシスターは旅教団について行くために作られましたからね、今でもついて行ってますよ
ミスズ「なるほど〜、ルアちゃんは魔法のバトルシスターになりたいんですね!」
アリア「多分そうですね〜、立派な子ですね」
ミスズ「ルアちゃんには頑張ってほしいなぁ…」
アリア「あっ、そういえばイリスさんがあと2日ほどで帰ってきますよ」
ミスズ「そうなんですか!?」
アリア「ええ!さっき手紙が送られて来ましたよ!」
ミスズ「意外と短かったですね〜」
アリア「最終日は教会に行ってイリスさんを待ちましょうね」
ミスズ「は〜い!」
ミスズ(って明日で孤児院最後!?)
つづく
私の他の作品の所に雑談って所があります
そこでも作品について話してたりするので読んでみてくださいね〜
ついでに他の作品も読んでいただけたら嬉しいですね〜
あと!コメントくれると嬉しいです!
では、また〜