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ちゅ~かめん
19
ぬいぬい
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「はあ、……はぁ、……は、早く、逃げ、ないと……」
何故か自分は、永遠に感じるような長い長い通路を走ってた
上から光が差し込んでいた_
でも 見上げれば、
遥か高いところにある水面が、揺らめく分厚いガラスの天井のように自分と世界を隔てている。
Prologue_海の中
私は訳があり、海で過ごしている
分厚いガラスの向こうの世界は、水流と光の屈折でぐにゃりと歪み、まるで出来損ないの絵画のように見えた。
だけどこっち側はそんなことはない。
寝場所があり、食料もあり、娯楽、なんでもある
深海の底に佇むその施設──【深海住船(シェルター)】は、私たちにとっての救いだった。
毎日見つからないように深海を移動し続ける
分厚いガラスの向こうに広がるのは、永遠に静謐な深海の青。
陸は荒れ果て、私達の希少な“カラダ”を求めている
鱗、羽、尾とても綺麗で高く売買される
簡単に言うと人身売買
そんな私達を匿っている“救世聖機関”
ここは安全だ。地上の地獄から切り離された、私達だけの温かい揺り籠。
だから私は今日も、微笑みながら分厚いガラスにそっと指先を触れる。
ガラスの向こう、深海の闇のさらに奥から、無数の歪んだ「人間の欲望」が、
私達をじっと見つめて品定めしていることなど、今の私はまだ、
これっぽっちも気づいていなかった。
Prologue_海の中-終わり
コメント
1件
ちおさん、第一話読んだよ〜!!😭💕 「深海住船(シェルター)」という設定、めっちゃエモい…!海の中で逃げてるのに、ガラスの向こうには欲望がうごめいてるっていうのがすごく不気味で切ない……。主人公がまだそれに気づいてないってラスト、背筋がゾクっとしたよ🥺 「陸は荒れ果て、私達の希少カラダを求めている」って一文で、もう世界観が一気に広がった…この先どんな危険が迫るんだろう、続きが気になりすぎるよ!! ちおさんの紡ぐ世界、もっと深く潜りたい…!!🐟💙