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呪霊降濁

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呪霊降濁

第202話 - 第202話　厨二病

4

2024年10月05日

#呪霊

#オマージュ？

#過去一

#最高

#呪術廻戦パロ

#ゆ ~ × yunoの小説コンテスト！

伊琉夏

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伊琉夏

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景井義勝は、どこにでもいるような普通のニートだった。彼の日常は、部屋にこもってゲームをしたり、歴史書を読みふけったりするだけの、退屈で平凡なものだった。歴史に異常なまでに興味を持っていた彼は、次第にその知識にのめり込む。そして、ある日、彼の体に奇妙な変化が起こり始める。

「呪詛…？これは一体…」

歴史に魅了され、幾度となく偉人たちの生涯を研究していた彼は、いつしか自分の中に「力」が宿っていることに気づいた。その力は、偉人たちの霊を具現化し、使役することができる呪詛だった。しかし、彼はそれを知った瞬間から、中二病的な妄想を抱くようになる。

「俺は…この呪詛を使って、最恐の存在になる！偉人たちを使役し、この世界を支配してみせる！」

景井の中で膨れ上がる中二病的な願望は、彼の呪詛の力をさらに強大にしていった。彼の具現化した偉人たちは、彼に従い、彼の命令を忠実に遂行する。しかし、景井は次第にその力に溺れ、支配欲が肥大化していく。

「歴史に名を刻んだ偉人たちが俺の命令に従うなんて…最高じゃないか…！」

景井は自分の中にある呪詛を利用して、「偉人一派」という恐怖の組織を結成。彼自身は普通のニートでありながら、世界中に名を知られる最恐の存在として、恐れられるようになっていった。

だが、その実、景井はただの中二病患者にすぎなかった。偉人たちを使役し、支配しようとする彼の行動は、幼稚な支配欲からくるものだった。

「俺は最強だ…この世の支配者だ…！」

彼の心の中では、常にそのような妄想が渦巻いていた。だが、偉人一派のメンバーたちも、景井の真の姿を知っており、彼の支配の裏にある虚無感と幼稚さに気づいていた。しかし、その呪詛の力が恐ろしいほど強力だったため、誰も逆らうことができなかった。

景井義勝がリーダーとなった偉人一派は、透や神風たちにとって次なる脅威となるだろう。彼の呪詛は、ますます強大化していき、歴史上の偉人たちを使役する力は計り知れないものとなっていた。だが、彼の内なる中二病的な妄想がどこまで続くのか、その先は誰にもわからない。

「俺は最恐だ…この世の王だ…！」

景井の野望がどこまで世界を巻き込むのか、そして透たちはこの脅威にどう立ち向かうのか、次なる戦いが今、始まろうとしている。