いつも通りに朝が来た。しかし、下半身に違和感があり布団をめくり確認する。
sh「、、、まじかよ。」
俺は夢精していた。思い出せはしないが、感覚的に残っているのかムズムズするような刺激的な夢だった気がする、、、。
シャワーを浴び、着替えを済ませて洗濯したシーツとスウェットのズボンを干しながら考える。
sh「俺、どんな夢見てたんだよ、、、。」
もやもやしながらも大学へ向かう。どうしても気になってしまった俺は夢精について調べてみる、、、。
sh「溜めすぎ、、、でもなるし、、、そういう夢を見ても、、、なんのか。」
確かに一人でする事はある。けどほぼご無沙汰かもしれない。忙しさもあるが帰ってknと一緒にゲームしたり、喋ったりしてるといつの間にか眠くなっているからだ。
ふと、knの事が頭によぎる、、、。
sh「knは、、、した事あんのかな?」
でも、こんな話俺から出来るはずも無く。聞くに聞けないなぁー、、、と思ってたのに、、、。
今目の前にはknがいる。
sh「なんで!?」
kn「びっくりした?今日は早めに上がってもいいって言われたからさ、来ちゃったわ。」
何で今日なんだ、、、。せっかくだし聞くべきか?いや、何の前触れもなくそんな話はできないし、、、だからってどんな話題持ってこればいいかなんてわかんねー、、、。
kn「どうした?黙り込んで。」
sh「え!?いや、何でもない!今日、バイトないし、ご飯でも食べに行くか!」
kn「あ!今日さ、これ貰って、、、。」
取り出したのは高そうなお酒だった。
kn「明日休みでしょ?せっかくだからshkの家でどう?」
sh「俺の家?」
kn「そ!無理そ?」
sh「いや、大丈夫。」
kn「決まりっ!じゃぁ、なんか惣菜とか買って家で食べよー。」
必要なものを買い込み俺の家に到着した。
kn「ただいまー」
sh「いや、お前の家じゃねーだろ(笑)」
他愛もない話をしながら帰ってきたからか、朝の出来事はすっかり忘れていた。
sh「適当に座っててー俺トイレ行ってくる。」
kn「了解ー」
トイレから戻るとknがニヤけた顔でこちらを見ている。
sh「え、何?」
kn「shk、もしかしてこれって、、、」
言いながらベランダのシーツとズボンを指差すkn。
sh「(わ、忘れてたーーー!)」
俺は急いでカーテンを閉めた。その様子を見ながら何やら考えてるkn。
kn「さすがにおねしょ、、、では無いから、、、残るはむ、、、」
俺は咄嗟にknの口を塞ぐ。
sh「それ以上言うな!」
kn「んんっ!!苦しいって!ははっ、ごめん、ごめん。もう言わないからさ。」
初めての経験だし恥ずかしさのあまりknの口を塞いだ。恥ずかしい思いをしたのと同時にそれならばいっその事knにも聞いてみるチャンスでは?と頭の中が急に冷静になる。
sh「、、、、、、knは?」
kn「え?俺?shkこういう話苦手じゃないの?大丈夫なら、、、まぁ話すけど、、、。」
sh「大丈夫だから、聞きたい。」
kn「俺も、もちろんあるよ。確か、高校生ぐらいだったと思う。」
高校生というワードに一瞬肩が跳ねる。なぜだろうか、knの顔が恥ずかしくて見れないでいた。
kn「何か恥ずかしいからお酒飲みながらにしない?」
sh「そ、そうだよな!」
二人で買ってきた惣菜やお酒を広げ、お疲れ様と乾杯し一口お酒を飲むとknが話始めた。
kn「実はさ、、、いや、やっぱやめようかな。」
sh「え、何でだよ。」
kn「shkに嫌われたくないんだよねー、、、」
sh「嫌うかよ。何?そんな過激な夢だったの?」
knがチラッとこちらを見る。
kn「shkの夢で夢精したの。」
sh「俺、、、の夢?」
部屋に沈黙が続く。
kn「嫌いになった、、、?」
sh「え?いや、嫌いにはなんないけど、、、ビックリして、、、。」
kn「良かった、、、ははっ、正直ね、俺もビックリした。」
だって、高校生って事は、、、知り合ったのは2年生で付き合ったのは卒業式の日だから、、、
sh「え、待って。それ高校何年の時?」
kn「確か、、、2年の終わりぐらいじゃなかったかな?」
sh「え?」
kn「その時からshkの事好きになったんだよ。今でも覚えてる、、、。あの夢の事。」
俺は恥ずかしくなってお酒を一気に飲んだ。
待ってくれ。knが俺の夢で夢精したって?
頭の中でグルグルと考えていると、knの手が俺の手に重なる。
sh「な、に、、、?」
kn「shk、、、俺、我慢してたけどshkともっと色々な事がしたい。」
sh「い、色々って、、、?」
あれ、何かすげー既視感、、、けど、knの顔が近すぎて何も考えれない。
kn「キス、、、していい?」
sh「へ、、、?」
優しく唇が触れる。握っていた手は離されて俺を優しく抱きしめる。
kn「もうちょっとだけ、、、」
そう言って何度も何度もキスをする。でも、何故だろう、、、何か物足りない。俺は本能のままに少しだけ舌を出しknの唇に触れた。knはビックリした表情をしていたが、すぐに意地悪な顔になる。
kn「、、、物足りないって?」
その場に押し倒されさっきとは打って変わって激しいキスになる。
部屋にはリップ音と二人の吐息が響く。
sh「(あれ、、、やっぱりこの感じ、、、知ってる?)」
俺はぼんやりとした頭の中でそう感じていた。
第7話終わり
コメント
2件
あれKnさんももしかして...? 夢の中で時空を超えてる!? 更新お疲れ様です!