笑顔

政治的意図無し。

海さんと陸さんのハナシ。

比較的短めなので時間が無い時も読める筈。

フィクション

腐要素、カプ要素は無いつもり

20分弱程度の挿絵有り。(手描)

死ネタっぽかったりする。

どうぞ期待しないで観覧ください、

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弟が出来た。

名前は…俺と一緒で長いから短く（略）して陸。

陸は全然笑わなかった。

其れこそ異常な迄に。

それが不気味で気持ち悪かったから

俺は陸と話をする事は無かった。

其れに比べて空は良く笑って

良く話した。

”陸の代わり“

とでも言わんばかりに

本当にとても良く話し笑った。

空が死んだ

いずれそうなる事はわかっていた。

でも、やっぱり

末っ子なのに一番最初に居なくなったのは

凄くムカついた。

何で、未だ小さいのに

争いなんかしなければ良いのに

軍人として、勇敢に命を散らした（死んだ）空は

家族として誇らしかった

其れがきっかけか分からないが

以前寄りも陸と話す機会が増えた

話して見るとあらたまって笑わない奴だと

再認識した。

数年一緒に居て、今未だに笑わない。

ある日、陸が大怪我して帰ってきた。

片腕を無くし、耳は切れて左眼には

赤い包帯が巻かれてあった

曰く、包帯の巻かれてあった左眼はもう

失明していて見える事は無いらしい。

腕は自分で切ったんだと

思い切りの良さは矢張り家族だなと思う

包帯は邪魔だと外していた

瞳の色が無くなっていた

その日は、たまたま帰って来れたらしい

少し話して、すぐ又いってくると腰を上げた

少しだけ行って欲しく無かったが

こんな事言えなかった

陸は俺と似た様に猫の耳と尻尾があった。

まぁ、謂わば性格が猫に似ていたんだ

良く聞くだろ？

“猫は死期を悟ると大切な人の前から姿を消す”

って

その日初めて陸が笑った

陸はそのまま“いってきます”とだけ行って

出て行った

次の日

陸は居なくなった（死んだ）

空と同じく戦死。

誰かが居なくなって初めて泣いた

空の時出せなかった分出したと思う

陸はもう帰ってこ（生きら）れない事が判って居たのかもしれない

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これは恐らく走馬灯。

最期に家族の笑顔を思い出せたのなら良い

今ならわかる

“アレ”は陸なりの挨拶（お別れ）だったのかも知れない

遠回しだな　とは思うけど

久しぶりに空に会いたいし

確認するのはいってからでも良い

軍人として命を散らせる事程誇りな事は無いな＿

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観覧　有難う御座いました！

一応確認はしましたが、誤字が有っても

生暖かい目で“此奴誤字ってんな〜”

くらいに思って下さい。

何かダメな所があったら言ってください。

自分は分かりません((

その場合は公開停止か削除、限定にします。

(言われても気づくのに結構時間かかりますが…)

長々とすみません。

こんな時間(朝4時)に投稿してゴメンなさい！