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2話


動画撮影を始める前に俺ら、ひなことぽん太と俺はどんな始め方をするかの話をしていた。でも何故かいむは黙りで

「いむはずっと黙ってるけどどお?」

ひなこが喋らないいむに話を振った、いむは、えっ、と言っては

「うん、いいんじゃない?」とだけ言った

「いむさん今日全然喋ってないけど大丈夫なの?」いむはマイクラの世界に入っただけでほとんど動いていない、そんないむを心配したひなこが確認をした

大丈夫と言ってはまた黙る。

多分俺のせいだ、いむは俺に嫌われたと思っているのかもしれない。俺がいむを叩くほど嫌なことをしたんだって、いむは思っているかもしれない。だから俺のせいだ。

「いむ、俺のせいだよね、ごめん…」

「え?なんかあったの?」

「まあ、ちょっと…」

「喧嘩は程々にな〜?まあ仕事には支障出ないなら別にいいけど」

ひなこの言葉でシーンとなってしまったが気まずいのは嫌だからと早く撮影しようと言う。

ちょうど撮影を始める時間だったから、そうだね、と言って撮影を開始した。

オープニングを撮り、今回の動画内容を説明する。

「ひなこちゃん本を読んでください!」

「はい、えー。お花畑からの脱出、含まれる要素──という事で花粉の多い場所から脱出みたいなもんですね!」

「ひなこちゃんだけなんだよ楽なのは!だってお前花粉風呂入っても平気じゃん!」

やったね!みたいにハッピーな声に俺はツッコミを入れる。

それに対して皆笑う、皆というか、ひなことぽん太だけ…

それではお花畑から脱出しよう!と、ひなこがいつもより張り切って頑張ろ〜!と嫌々な俺達を気にせず一人で盛り上がる。でもひなこはボタンは押さずに黙り込んだ。

黙った次にはいむを死ぬまで叩いた、混乱するいむをスルーして、ただ黙って叩き殺した。いむがリスポーンすると

「いむさんちゃんとして、仕事に支障は出さないでって言ったよね?」と、怒っていた。

さっきまでとは違い、声のトーンも下がっていていむは落ち込んだ様にごめんと返した、ここはちゃんとカットしてね〜と次はトーンはいつも通りになった。

撮影再会!押すよ〜と言ってボタンを押す。


それからは撮影はいつも通り上手く出来て、エンディングを終わらせた。

「はあ〜疲れた〜お疲れ様!じゃあ今日はあと一本だね!」

頑張るよ!とひなこは張り切って、皆次の撮影するサーバーに入った。

よしやるか〜という雰囲気が出た瞬間、ぽん太がサーバーから消えた。皆困惑し、ぽん太は焦っていた。

様子を聞けば、家の前の電柱がまた切れていると。

数ヶ月前にもあったことだから皆またかよ〜と気分は一斉に下がった。次の動画は鬼ごっこのため、三人は難しい。

「じゃあ今日は撮影終わるか〜」

「うぅ…マジすんません…」

「いや別にぽん太のせいじゃないから!」

今日は解散と言うひなこにぽん太は謝罪した、俺はお前のせいじゃないぞ!と励ました。

そしてぽん太は強制的に通話は落ち、discordの通話は三人だけになった。

「じゃあ私はサムネイルの下書き描くから!じゃあね」

三人になるとひなこは速攻、通話から抜けた。

通話では俺といむだけになり、気まずい状態になってしまった。無言で通話を退会するのも違うし、どちらかが「抜ける」と言わないと抜けられない。

どうしよう、と悩む俺とは少し考えが違ういむは、喋り始めた。

「ぷっちーさ、昨日の花って…何?」

なんて応えればよいのだろうか

「あれってアネモネってやつだよね?前花屋通った時教えられたんだ。」

また質問

「教えられない理由でもあるの?俺が嫌いだからとか…」

「そ、それは違──」

だめだ、言うな。俺の本能はそれ以上言ってしまうと、こいつと前みたいな関係にはなれないと俺の脳内に喋りかけてきている。

とりあえず嘘言っとけばいいかと思ってすぐに思い付いたのを語り出した。

「あの花はね、色々あって友達が持ってきたやつだから、そいつ怒ると怖いから」

だからあまり誰かに触れさせたくなかったの、と言えば

「そっか、それはごめん」

「…てっきり俺、ぷっちーが花吐き病ってやつに感染したのかと思ってさ」

…え、な、なんで?なんでわかるの?

勘でも流石にないこと、それに花吐き病なんていむが知る必要ないだろ。いや知識量は人それぞれだけど、なんでいむが知ってんの?

「な、何…?その花吐き病ってやつ、それになんで花吐き病…?」

とりあえずバレないようにしなきゃ…

バレたらこの花のこともバレてしまいそうだ…

俺も質問すれば花吐き病についてを語りだし。

「目の下が腫れてそいつの目の前に花なんておかしいじゃん?」

それはそうだけど…

「目が腫れてたのって泣いてたからじゃない?花吐き病って花を吐く時、涙が出るくらい苦しいらしいし…」

勘の良い奴なのか悪い奴なのかさっぱりだ

違うからと言って話を済ませ、俺は通話を退出した。


やっぱり俺、もう誰かに会わない方がいいんじゃない…?

花吐き病の話を触れさせられ、俺は苦しくなり視界が歪んだ。この苦しいは花を吐いているからではなく、心の問題だった。

バレないためにもと、優秀なひなこも二次元好きのぽん太も…いむも、此奴らには一番会わない方がいいんだと、俺は叶いたくない願い事を、心の底から神に願った。

姉のひなこにも会えないのは嫌なのに、俺のためだから仕方ないと本能が言う。

正直苦しくて頭の中はぐちゃぐちゃでうるさい。

耳鳴りもして、頭の中は整理出来ていなくて、日頃のストレスで頭痛もする。

そのせいで、玄関のドアの鍵が開いたのに気付かないでいた。


続く。

今回おもんなかったな

あと普通に話の内容変えるかも、ネタバレするから元がどんな話なのかは言わんけど変えるかも。

👀さん愛され!

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