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わぁぁ最高です!!🥰ジェシーがんばれ…🥺
※過呼吸表現あります。
🔴
あれから、俺は調子が狂った。
ずっと頭がボーっとしている。
呼吸が浅い。眩暈がする。
「ごめん…帰る。」
この後に6人で打ち合わせがあったのだが、出られそうにもなかった。
『どうした…しんどい?』
「しんどい。熱ありそう。」
樹に心配されると、余計に顔が熱くなる気がする。
高地が心配して俺の顔を覗き込む。
でも俺はすぐに顔を背けて部屋を出た。
やっぱり俺はおかしいよな。
気持ちはどんどん下がりながら、家までの遠い道のりを歩いた。
「ふぅっ…はぁ」
朝、樹と目覚めたベットに倒れ込む。
もう涙は出し切ったはずなのに、涙が溢れる。
こんな泣いた日は初めてだ。
「はぁっはぁ…ケホッ…はぁ」
喉でつっかえるような呼吸が続く。
「はぁ…樹…ケホッケホッ…はぁっ助けて… 」
俺は思わず起き上がって胸を手でおさえる。
呼吸ができない。涙も合わさり、余計と怖い。
「怖い…はぁ…ケホッケホッ…ゲホッはぁ。樹。」
徐々に意識が遠のき始めた時、勢いよく扉を開ける音が聞こえた。
『ジェシー!!』
「はぁっ樹っケホッはぁはぁっ」
『大丈夫?どうしたの?過呼吸なってる?』
急いで部屋に入ってきた樹は優しく背中をさすってくれる。
徐々に俺の呼吸も落ち着いた。
「ごめん…」
『全然いいけど…そんなにしんどいの?』
「いや…なんか。不安で」
『大丈夫だよ。』
樹は優しい言葉を俺にかけて抱き締める。
「…てか樹なんで来たの?打ち合わせは?」
『メンバーに言われて、普通に心配だったし 』
「そうだったんだ。ありがとう」
俺はあんなに冷たく接したのに、メンバーは心配してくれている。
急に申し訳なくなった。
「樹…」
『ん?どうした?』
「…」
『しんどいの?熱?』
「いや…違くて。俺、メンバーに全部話す。」
『俺との関係も?』
「うん。それで、徐々に気持ちを整える。で、どうかな?」
『うん。めっちゃいいと思う!はなそ、』
「うん…明日、オフだよね?」
『うん。』
「6人で、ご飯行けないかな?」
『おっけ!連絡しとくよ。』
「ありがと。」
樹にそう行ったはいいものの、俺の心は不安でいっぱいだった。
本当のことを話して、メンバーはどんな顔をするのか?
引かれたらどうしようか。批判されたら…
「ふぅ…」
一旦思考を止め、俺はベッドに倒れ込んだ。