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いやあ、もう第8話、すごくよかったです…。結がひろむの優しさに触れながら、でも「好きな人がいる」っていう事実に胸を痛めて、少し距離を置こうとする気持ち、すごくわかります。その一方で、ひろむが「最近忙しい?」って気づいてくれたところ、あの一言が結にとってどれほど嬉しかったか、こっちまでじんわりしました。ひろむ自身も結の変化に気づいて探してたっていうラストの一文、すごく効いてますね。二人の距離感の描き方が繊細で、読んでて胸がきゅっとなりました。続きが気になります…!
ひろむとLINEを始めてから、少しずつ時間が経った。
毎日ではない。
でも、部活が終わったあとや、ふと思ったときにメッセージを送る。
そんな距離。
結にとっては、その時間がすごく嬉しかった。
ある日の放課後。
結と優里は教室で話していた。
優里「最近ひろむとのLINE続いてるんやろ?」
結「うん」
優里「どう?」
結は少し笑う。
結「楽しい」
優里「そっか」
少し間を置いて、優里が聞く。
優里「でもさ」
結「ん?」
優里「ひろむが好きな人いるって知ってる?」
その言葉で、結の表情が止まった。
結「……うん」
優里「そっか」
結「わかってる」
結は笑おうとした。
結「最初から知ってたし」
でも、少しだけ胸が痛んだ。
LINEで話せる。
優しくしてくれる。
でもそれは「好き」だからじゃない。
ひろむは優しい人だから。
その日の夜。
ひろむからLINEがきた。
📱ひろむ「今日部活どうやった?」
結は少し迷った。
でもいつも通り返す。
📱結「楽しかったです」
📱ひろむ「よかった」
「結ってダンス好きなんやな」
📱結「はい」
「踊ってるときが一番楽しいです」
📱ひろむ「いいな」
📱結「先輩は?」
📱ひろむ「バスケしてるときかな」
「あと」
📱「応援してくれる人がおるのも嬉しいよ」
結は画面を見つめた。
結「……」
📱ひろむ「どうした?」
📱結「いや」
「嬉しいなって思って」
📱ひろむ「なんで笑」
📱結「先輩ってちゃんと感謝する人なんだなって」
📱ひろむ「普通やろ笑」
📱結「普通じゃないですよ!」
ひろむは少し笑った。
次の日。
バスケの練習終わり。
1年生の後輩がひろむに話しかける。
後輩「ひろむくん」
ひろむ「ん?」
後輩「この前教えてくれたやつできました」
ひろむ「すごいやん」
耀聖(ようせい)
1,181
#溺愛
星キラリ

7,000
#年の差
みーる
903
後輩「先輩のおかげです」
ひろむ「いや、頑張ったのは自分やろ」
後輩は嬉しそうに笑った。
その様子を見ていた結……ではなく、
その話を優里から聞いた結。
優里「今日もひろむ後輩に優しく教えてたわ」
結「やっぱりすごいな」
優里「好きになるのもわかる」
結「……でも」
優里「ん?」
結「好きな人いるんだよね」
優里は何も言わなかった。
その日の夜。
ごうきとひろむが話していた。
📱ごうき「ひろむ」
📱ひろむ「ん?」
📱ごうき「最近結と話してるんやってな」
📱ひろむ「うん」
📱ごうき「楽しい?」
ひろむは少し考える。
📱ひろむ「楽しい」
ごうきは少し目を逸らした。
その答えが思ったより早く返ってきたから。
📱ごうき「そっか」
📱ひろむ「なんで?」
📱ごうき「いや、なんでもない」
その数日後。
結は少しだけLINEを送る頻度を減らした。
嫌われたくないから。
迷惑になりたくないから。
ひろむには好きな人がいる。
そう思うと、少し距離を置いた方がいい気がした。
でも――
ひろむは気づいた。
いつも来ていた「お疲れ様」がこない。
少しだけ違和感。
📱ひろむ「結」
📱結「はい?」
📱ひろむ「最近忙しい?」
結は驚いた。
📱結「え?なんでですか?」
📱ひろむ「いや、なんとなく」
結はスマホを見つめた。
自分が少し離れただけなのに、
気づいてくれた。
ひろむはまだ知らない。
その一言が、
結にとってどれだけ嬉しかったのか。
そして――
自分が結の変化を探していたことにも。