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カチャカチャカチャ、カキカキカキ


部屋にパソコンのキーボードを押す音

そして紙に文字を書く音が響き渡る

「おーい、トントン。書類持ってきたで〜」

聞き慣れた声がする。そして俺は顔をあげ

「あぁ。ゾムか。入ってええで」

そう言った、そしてゾムは入ってくる

「ほら、これ渡すで」

「おう、ありがとうな」

こんな会話をしたあと、ゾムは「あ、そういえば」と口を開く

「さっき、大先生がトントンを呼んでくれって言ってたで?なんか報告がなんだとか」

俺はそれを聞くないなや目を見開き少し早口で「あぁ、ありがとう」と言った

そしてゾムが部屋から出ていった数分後、俺は大先生がいる部屋…情報管理部の部屋へと足速に向かっていった


コンコン


「俺や、トントンや。大先生、入ってええか?」


「あぁ。とんち。ええで」



俺はその言葉を聞き部屋へとはいる。そして大先生は「よくきたなトントン」といった


「それで、例のアレについてか?」


「あぁ、そうやで」


あぁ。やっと情報が来たんだ。



俺がずっと探していた。大事な大事な


チーノ幼馴染の情報が



「それで、何がわかったん?」


「そうやな。そのチーノ幼馴染とやらが失踪する前、どうやら登呂月寺とろつきじというお寺に行ってたみたいや。」


「登呂月寺??」


俺は首を傾げる。生まれてこの方、そんなお寺の名前など聞いたことがない。自分の故郷のことなら知り尽くしているつもりなんやけど…


「そう、登呂月寺。そこに行った後から行方不明になっとる。」


「そう、なんやな」

「さて…」

と大先生は一息ついて俺の方を見た。


「どーやら登呂月寺っつー寺さんには御狐様がおるらしいで。どうするんや?トントン」


「…御狐様……まさか!」


「気づいたようやな」


御狐様様。俺らんところでは

**玉藻衣たまもごろも**

と呼ばれる偉大なお方だったはず


…アイツはそんな奴に気に入られたんか?やばいな


「どーする?」


「…」


御狐様に気に入られた者は、神隠しに遭う…


「……考える時間をくれや」


「ええで。どうせすぐには決められんやろうしな」


俺は部屋を後にして自分の自室へと行く。そしてベットに横になり考える


登呂月寺、どうすれば良いんだ。

場所はどこだ、そもそも今は存在しているのか?

御狐様に気に入られない場合どうなっていた。書物はなんで書いてあった。

…考えても考えてもわからない。とりあえず今は少し休んで頭を整理しよう


そして俺は目を閉じ、意識を闇へと落とした_





「登呂月寺。そこの事は俺にお任せあれ」


ただ紫のヘルメットを被った少年は赤い豚と青い無能が話している部屋の前で1人呟いた。

少年達の日常[ノベル]

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