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【第3章】ー僕だって助けたいー
屋上も見てまわったよ。
今日で3人だった。
そうだよね辛かったよね。
ごめんね。助けれなくて。
今まで頑張ってくれてありがとう。
言っても意味無いか…。
今日もまた、星彩高等学校に来た。
今日は女の子を見つけた。
またこの子も虐められてるみたいだった。
ッ!?
今、一瞬あの子と目が合ったような気がした。
気のせいだろう。
僕の後ろにいる人と目が合っただけろう。
今日もあの子は屋上で泣いていた。
気づいたら僕は君を抱きしめていた。
僕はただ抱きしめることしか
出来ないのだろうか。
僕は来る日も来る日も
アニメや漫画で見たような
霊力で物を動かして君を助けようとした。
けれども物は動かなかった。
やっぱり霊力なんてものは存在しない。
僕はなんでこんなにも
君を助けたいと思うのか。
あぁ、僕は君に恋をしてしまったのか。
絶対に叶わない恋。
ある日、僕は君の名前を知った。
名札が君から落ちたのだ。
君の名前は「陽乃 陽葵(ヒナノ ヒマリ)」
君にピッタリの名前だよ。
まるで君が笑った時は
向日葵が咲いているように見えた。
明るくて元気な君。
そんな君を枯らそうとしたのがあいつらだ。
絶対にあいつらから陽葵ちゃんを守らなきゃ。
でも僕はずっとそばに居ることしか出来ない。
ましてや僕のことが見えないのに。
悲しいな……w
……To be continued