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「倭国編も中盤! もちろん、今回のゲストは!」
「最後、助けてくれてありがとね……ヒノトくん……」
「なんと、風の使徒本人だった風間咲良だー! いきなりゲストとして召喚して大丈夫か?」
「まあ、七割方は味方として共に行動してたし、最後の描写で僕は負けたから、大丈夫じゃないかな……?」
「と言うか、倭国は今どうなってて、結局、紅い目は消えたけど、咲良は無事なのか?」
「えぇ!? そんな話の詳細をここの間話で話しちゃっていいの…………?」
「あー……ダメだな! よし、まあ、まだ中盤だし、軽くおさらいしながら、読者の人に “分かって欲しい” 部分を深掘りして話して行くか!」
「アハハ……それがいいかもね…………」
「と言うわけで、かつて魔族軍の四天王を倒し、生きた英雄と言われたシルフ・レイスに連れられて、俺たちキルロンドの前衛たちは、武器や機械の発展した国、倭国へと遠征しに来たわけだけど、雷の使徒 セノ=リュークの裏切りによって、現魔族軍の指揮官 リムル=リスティアーナと風の使徒が倭国へ強襲に来るのと被るから、その戦争に向けた訓練を行ってたんだよな」
「着いて早々、僕と出会ったわけだけど、それからは特例として、僕も訓練に参加させてもらってたね。特にルギアさんの訓練は過酷だったなぁ…………」
「その中に、倭国の学生、明地拓真がいたけど、アイツの実力は、貴族院のトップレベルって感じだったな。倭国製の武器を使う面、物理的に優勢って感じか」
「そうだね。そもそもの話として、バランスをここでは伝えていきたいよね。倭国は武器に栄えて、『物理攻撃や技術に特化』していて、エルフ族は魔力量に栄えて、『草魔法を始めとする強力な魔法に特化』していて、先住民と呼ばれているキルロンド民は、『両者のバランスがいい』とされているんだよね」
「そうだな! だから、魔法が得意な奴はエルフ王国、俺たち剣士たちは倭国への遠征になったんだ!」
「ところで、ネックレスこと、 “潜在チェーン” はちゃんと持ってる?」
「おう! しっかり身に付けてるぜ! 父さんに貰った刀を手にして、更に攻撃力が上がったみたいだ! まあ、本編では確認してる暇なんてないけどな! ところで、倭国の人たち、名前忘れちゃったんだけど……覚えてるか?」
「そりゃあ、僕も倭国民だからね…………。おさらいなわけだし、一覧にしてみよう!」
徳川勝利(倭国 統領) / 炎・ロングソード
酒井杏香(統領 書記) / 風・刀
坂本達巳(徳川・ラスの師匠) / ?・長槍・刀
山本大智(倭国 兵士) / 岩・斧
伏見雷人(倭国 兵士) / 雷・長槍
明地拓真(倭国 生徒) / 岩・斧
松永美保(科学班長)
「あ〜!! 松永さんだ!! ネックレスくれた人、忘れちゃってたんだよな!」
「まあ、登場したのは本当に一瞬だったからね……」
「そんで、シルフさんがまさかの魔族で、坂本さんの元で新事実を知って、更には戦争開始! って時に、咲良も風の使徒で、本当に大変だったなぁ……」
「で、でも……指揮官リムル=リスティアーナの方が何枚も上手に先手を取っていた……という事態だからね。今は間話だから味方っぽく話してるけど、僕もどうしたらいいか分からない……と言うよりは、魔族に従った方が、逆らうよりも生きていけるって思ったんだ……」
「なるほどな。咲良の魔族化……いや、その、本来の風の使徒 エル=クラウンの力を更に上昇させてるのは、その受け入れてしまった心と、本当は困惑している気持ちが混ざり合っているからなのかもしれないな」
「そうだね……。エルは、棲んだ者の感情を糧にするらしいから、僕の右往左往とした気持ちが、エル自身と、周りの魔族化を早めたのかも……」
「そういや、その『倭国民の魔族化』だけど、どうして明地と伏見は一瞬で魔族化しちまったんだ? 魔族化には本来、時間が必要なはずだよな?」
「それは……僕にも分からないんだ。二人が襲ってきたと思ったら、急に気絶して、意識の中で『魔族化している』と理解した。これはエルが居るからだと思う」
「なるほどな……。その辺りは後半で明らかになってくるのかも知れないな! あ、そうだ! 少し逸れるけど、倭国兵の戦い方、すげぇ強かったな! キルロンドとはまた少し違った感じがした!」
「そうだね。上記でもあるように、倭国の人間は、先住民であるキルロンドの人たちよりも魔力量は劣る。その分、技巧や科学が栄えたんだ。でも、栄えたものはそれだけじゃない。魔族の軍団を前にした時の “連携” だね」
「俺もキルロンドの公式戦で、平民パーティたちがやってるのを見たけど、比にならなかった! 人数や属性反応が多くなって、それを酒井さんが集敵、一ヶ所に集めて、最後の止めに徳川さんの一撃! 一網打尽!」
「あれは統領の必殺技だね。徳川さんが統領を継いだのもそれが理由だけど、彼は倭国製の武器じゃなくて、キルロンドのロングソードを使う。そして、魔力を存分に込めた一撃を放出できる。坂本さんから習った技巧と、キルロンドで鍛えた術が活きているんだね。僕も、自国の統領ながら、流石としか言えない一撃だと思うよ」
「あんな一撃出せたら、敵はいなそうに見えるけど、なんでリムルにはあの一撃出さなかったんだろうな?」
「それには理由が二つあるんだ。まず一に、上記でもあるように、やはり和国民は魔力量に劣るから、そう何発も連続して出せないこと。そして何より、『何体にも当てる』ことで、あの技の真価が発揮される。持続的な炎と違って、あの一撃は敵を通り過ぎるから、リムル相手だと、当たっても連続的なダメージにならない。だったら、着実にリムルのシールドを削った方が良かったんだ」
「最後、徳川さんがルギアさんに殺されたように見えたけど、あれはどう言うカラクリなんだ? まるで、ルギアさんはその後、復活するのを分かってたみたいだけど……」
「そこまでは僕にも分からない……。恐らくは山本さんが何かしたんだろうけど、どんな魔法なのかは、僕も全然知らないところだね……」
「そんな、続きの展開が気になるところで、今回の間話はここまでにしておこう! 咲良もこの後どうなるのか、楽しみだな!」
「本当……今どんな世界線で話してるのか分からないけど、僕どうなっちゃうんだろう…………」
「俺が必ず助け出してみせるさ! と言うわけで、第六幕目、魔族軍をぶっ倒すぞー!!」
☆倭国編 魔族強襲 戦況
魔族軍 指揮官 リムル=リスティアーナ
VS
ルギア・スティア
徳川勝利
山本大智
風の使徒 風間咲良(中身 エル=クラウン)
明地拓真(魔族化)
伏見雷人(魔族化)
VS
ヒノト・グレイマン(灰人化)
ラス・グレイマン
リリム・サトゥヌシア
グラム・ディオール
キラ・ドラゴレオ
謎の属性シールドを持った花モンスター
VS
キース・グランデ
ユス・アクス
凪 クロリエ
アイク・ランド
ロス・アドミネ
倭国兵
魔族軍のモンスター
VS
酒井杏香
倭国兵
魔族化した倭国民たち
VS
キルロンドの応援部隊