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気づいた頃には遅かった

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気づいた頃には遅かった

4 - 第4話 諦めきれない気持ち/あの子への想いとお試し

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2025年06月03日

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🐱🦁のみ一個上の学年設定です。🍣🐤🐇💎は同学年設定です。

4話start



🐱side——-❁ ❁ ❁ ——-


食事を終え俺はふと思った

連絡先交換したいな…最悪💎に聞くか…

そう考えているとあの子が言ってきた


🐤『美味しかった~あ、🦁、🐱~もし、良かったら、連絡先交換しない?』


まさかあの子から言ってくれるなんて思ってなかったから俺は照れ隠しするかのように少し素っ気ない感じであの子に返した


🐱『お、俺はええけど?交換しても…』


俺がそう言うと周りも便乗するかのように返事をしていた


🦁『俺もええで!』


🐇『あ、俺も~』


💎『じゃ、僕も🦁交換しよ~』


皆で連絡先交換し終え突然あの子が俺の服の袖を掴んで聞いてきた


🐤『あー、えっと、連絡、こまめにしていいですか?』


その仕草がまた可愛らしかった


🐱『ん?お、ええで?俺基本暇やからいつでもしてき?』


🐤『ありがとうございます!!』


あの子は笑顔で返事した。その笑顔がまた可愛らしく俺は少し顔を赤くさせた


🐤『あのお2人は部活とかやってるんですか?』


突然あの子が聞いてきた


🦁『俺は帰宅部で、』


🐱『俺は生徒会』


🐤『生徒会!?🍣くんと一緒か…』


🍣くん?🍣のことか?🍣とは生徒会で一緒だ確かあいつも1年だったよな、しっかりしすぎて正直後輩と思えんのよな…そう思いながら俺はあの子に聞いてみた


🐱『🍣?1年の?お前知り合いなん?』


するとあの子は少し気まずそうな感じで言ってきた


🐤『あ~えっと、幼馴染で…』


幼馴染?まじか…なんて少し驚いているとチャイムがなった


💎『やば、もう午後の授業始まるよ、戻ろ!🐤ちゃん🐇ちゃん!』


ばたばたと屋上から出ていこうとする💎


🐇『せやね!🦁くん達お先失礼すんな?』


それに続いて出ていこうとする🐇ぺこりと挨拶だけして💎に着いていこうとする


🐤『あ、バイバイ。』


そして軽く俺に手を振って2人の後を追ってでていくあの子


🦁『俺らも行こうか、授業遅れるんで?』


🦁がそう言う横で俺はズルズルとしゃがみこむ


はぁ…ほんまずるいわ…こんなん好きにならない方が無理やん…そう思いながら顔を真っ赤にさせた


🦁が心配そうに声掛けてきた、


🦁『ちょ、🐱!?大丈夫か?具合悪いん?』


🐱『🦁…俺恋したかも…』


小声で🦁に伝えると


🦁『あー相手は🐤やろ?』


そうあの子の名前を出した🦁


🐱『なんでわかるん!?』


俺は少しびっくりし


🦁『🐱わかりやいんよ、というか、早う戻らないと授業やばいで?生徒会長さん?』


そう俺はただの生徒会じゃなく生徒会長をしている


🐱『やべ🦁走らんと間に合わんから走ろうや』


🦁『そのつもりや』


そう言いながら俺らも屋上を出て教室に向かう


🐤side——-❁ ☾ ❁ ——-


あの後なんとか授業に間に合い気づいたら放課後になっていた親友の2人は今日は部活ない為下校した🐤は部活があるから部活に行く準備をしながらボソッと教室で呟いた


🐤『はぁ…🍣くん…』


🍣『呼んだ?』


そう言ってドアを開ける彼


🐤『な、なんでいるの?』


少しびっくりしながら問いかける


🍣『生徒会室行こうとしてたら🐤が居たからさ今日あんま喋れなかったし、生徒会行く前に顔だけでも見てこうかなって』


🐤『へ?//』


🍣『何顔を赤くさせてるの?可愛いw』


🐤そう笑いかける彼…可愛いか、🍣くんのこと好きって言ったじゃん…そんなこと言ったらまた好きになるじゃん…


顔を見られたくなくて俯いていると


🍣『ちょ、大丈夫?具合悪い?保健室行く?着いていこうか?』


心配そうにする彼


🐤『だ、大丈夫、🐤リップ塗りにいってから部活行くからもういくね!🍣くんも生徒会早く行きなよ?』


🍣『ちょ🐤!?』


心配しないでよ…🐤のこと好きじゃないくせに…


そう思いながら教室のドアを出るとすぐ涙がでた


🐤『っ…う…🍣くんのばか…すき…っ…』


泣きながら廊下を歩いてると

近くに貴方がいた事に気づかずぶつかった


🐱『ちょ、前見て歩き?って🐤?どうしたん?てか🍣見なかった?』


優しく声掛けてくる貴方🍣くんを探しているのか…そういや、🐱も生徒会か…というか泣いてるのばれた?…そう思いながらも


🐤『あ、🐱…っ…🍣くん探してるの?🍣くんなら、🐤の教室に居たよ?』


と泣いてたことを誤魔化すように微笑む


🐱『な、🐤帰ろうや?俺も一緒に帰るわ』


突然一緒に帰ろうと誘ってきた貴方


🐤『え、でも🐤部活…それに🐱も生徒会…』


🐱『お前…今自分が思ってるよりしんどうそうやで?生徒会も大丈夫や』


しんどそうか…周りからみてもわかるんだ…


🐤『で、でも…』


🐱『お前何部?』


そういや、部活教えてなかった気がする?🐱達には聞いてたけど


🐤『軽音部…』


🐱『軽音部か…ちょっとまっててな?』


そう言って🐤の頭を撫でながら貴方は誰かに電話をかけた


🐱『あーもしもし?俺やけど、🐤おるやろ?あいつ今日体調悪いらしいから部活休ませるわ?おん。まーいろいろあんねんwじゃ、よろしくな?』


と通話を切る貴方


🐤『あ、あの、誰に電話掛けたんですか?』


🐱『軽音部の部長!俺あいつとダチやねん、だから電話でお前が休むこと今伝えた、後は…ちょっとまっててな?』


そう言って貴方は🐤の教室に向かい入っていた


🍣side♡ ••┈┈┈•• ♡ ••┈┈┈•• ♡


生徒会の前に🐤に会いたくて🐤の教室に寄った


🐤『はぁ…🍣くん…』


教室のドア越しで俺の名前を呼ぶ君


🍣『呼んだ?』


俺はドアを開けて言う


🐤『な、なんでいるの?』


そう言って驚く君


🍣『生徒会室行こうとしてたら🐤が居たからさ今日あんま喋れなかったし、生徒会行く前に顔だけでも見てこうかなって』


俺は素直にそう言うと


🐤『へ?//』


君は顔を赤くさせていた


🍣『何顔を赤くさせてるの?可愛いw』


俺はクスッと笑いかけると急に黙り込み俯く君何だか心配になり俺は君に聞いてみた


🍣『ちょ、大丈夫?具合悪かった?保健室行く?着いていこうか?』


心配だった…でも君は言った


🐤『だ、大丈夫、🐤リップ塗りにいってから部活行くからもういくね!🍣くんも生徒会早く行きなよ?』


🍣『ちょ🐤!?』


そう言って慌てて教室出る君


🍣『🐤…』


俺は静かな教室で1人ボソッと呟いた

🐤が心配だでもそれを理由に生徒会休む訳にはいかない

暫くして俺は生徒会室に向こうとした

すると誰かが教室に入ってきた


🍣『🐱?どうしたの?なんでいるの?てか、なんでわかったの俺の居場所

あ、もしかしてもう生徒会?ごめん、すぐ行く!』


そこに居たのは生徒会長で俺の先輩🐱だった


🐱『あー場所は後輩に聞いた🍣、今日の生徒会任せてええ?』


🍣『え、なんかあったの?』


🐱が生徒会休むなんて珍しいなと思っていると


🐱『後輩が体調悪いらしくてさ、俺送っていかなあかんからさ、1人で帰るのしんどそうやねん』

 

どうやら後輩が体調悪いらしい…後輩の為に早退…さすがだ、仕事任されるのは全然いいんだけど…俺は思った


🍣『え、大丈夫?いいよ、俺やるよ!あ、でも生徒会長がやらないといけない仕事とかじゃない?』


🐱『あーそれは大丈夫!その辺は俺やっといたから昨日のうちに』



仕事早いな…こういうとこ見習わないとと思ったそれと同時に安心した


🍣『わかった!じゃ、任せて!』


🐱『ありがとうな?』


そう言って教室からでていく🐱

俺も続いて教室をでると🐱が向かう先に君がいた


🍣『🐤?…』


なんで君が🐱と居るんだろう少し疑問に思いながらも俺は2人と反対方向の生徒会室に向かった



🐱side——-❁ ❁ ❁ ——-


🐤の教室は…確か💎と一緒か、高校入って親友2人出来た!って言ってたし多分🐤と🐇のことだろう…そう思いながら

🐤の教室に入り俺は同じ生徒会の🍣に頼んだ



🐱『ごめん、遅れた。帰るで?』


🐤『う、うん…』


チラッと🍣の方を見たあと、あの子は何かを思い出したかのように言ってきた



🐤『あ、ギターと鞄忘れた…』


🐱『教室?とってこようか?鞄とギターどんなやつなん?』


🐤『だ、大丈夫!🐤取ってくる…待ってて?』


🐱『おん』


そう言って走って再び教室に向かうあの子


🐤『お待たせ…』


暫くして教室から俺のとこまで戻ってきた

ギターを後ろに背負い鞄を片手で持つあの子


🐱『鞄かギター持とうか?重いやろ?』


🐤『いいの?じゃ、鞄…』


そう言って鞄を渡してくるあの子


🐱『おん』


俺はあの子の鞄を持ち2人で下駄箱まで向かう


🐱『ギターやってるんや?弾けるん?』


🐤『う、うん…』


🐱『かっこええな』


🐤『あ、ありがとう?』


そう言って少し微笑むあの子でも、少し元気ない感じだ


🐱『家どの辺なん?』


靴履き替えながらあの子に聞く


🐤『あ、〇〇駅の〇〇町…』


🐱『あ、俺もその辺やねん。』


以外にも家が近かった。2人で校門を潜り俺はふと疑問に思ったことを聞いた


🐱『なんで、泣いてたん?』


🐤『あー泣いてるの、やっぱバレました?』


笑顔で誤魔化すあの子


🐱『おん』


🐤『🐤…🍣くんがずっと好きで…』


🐱『え…』


🐤『男同士だし、幼馴染だし変ですよね?』


🐱『いや、全然そんなことないで?恋は人それぞれやしな』



🐤…🍣の事が好きやったんか…

終わった俺の恋愛と思った…でも君は言ってきた泣きそうな表情で


🐤『この前、告白して降られちゃった諦めようと思った…でもさっき🍣くんが顔みたいとか可愛いって言って…心配してくれて…そんな優しい🍣くんのこと諦められなくて…』


なんや、まだチャンスあるんか…そう思い俺は言った


🐱『今すぐ諦めろとは言わんけどさ、俺にせぇへん?』


🐤『へ?』


🐱『だから、俺の事好きにならん?俺、最初に会った時からお前が好きなんや、なんならお試しからでもええで?』


🐤『へ?す、好き?一目惚れ?』


泣きそうな表示から顔を真っ赤にさせるあの子

表情コロコロ変わってかわええな


🐱『今すぐにとは言わん考えて』


🐤『あ、あの…すぐ、好きにはなれないけど…お試しからなら…でも、好きにならなかったら…その時は…』


そう小声で言うあの子 


🐱『ええん!?もちろんや、でも、絶対好きにさせたるからな!覚悟し?』


そう言ってあの子の頭を撫でる

あの子は照れた表情で小さく頷く 


🐤『う、うん。よろしくね🐱?お試し…🐱今2年だから…🐱が3年生になったら…卒業式…その日が期限でもいい?』


君は聞いてきた


🐱『おん!ええで!よろしくな?卒業式の日🐤に振られたら俺も潔く諦めるわ、けど🐤が告ってきたら付き合うでええ?ぜってぇ落とすからな?🍣のこと忘れるくらい好きにさせたる…』


そう言ってあの子に抱きつく


🐤『わ、🐱?う、うん。いいよ?』


急に抱きついたから少し驚くあの子


これから俺と🐤のお試しお付き合いが始まる

絶対好きにさせ🐤を俺のもんにする…

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