テラーノベル
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〖最年長〗
俺は最年長になる資格は無い
なのにどうしてなってしまうのだろう
まろの時もなんも出来んかった
最年長なんに、なんも出来ん俺が
生きている意味なんてあるんかな
黒「……」
ザクッシュー…
なんで死なんのかな
はよ死んでまえばええのに
今日ファンミーティングか…
失敗…せぇへんといいな
数時間後
黒「よッw!!」
赤「もーあにき遅いよー!」
黒「すまんすまん遅れてもうてw」
「飲み物買ってきたんよ!!」
桃「えッ!?ほんとッ!?」
白「でもそれぞれ持ってきてんだよな〜」
黒「あー…じゃあ冷蔵庫入れとくな!」
青「さすが俺らのさいねんちょー!!」
黒「あははッ」
ありがとうもないんやな…
まぁ余計な事したしな…
桃「そろそろファンミだから各自家に帰って!!」
水「また後で!!」
ガチャッバタンッ
数時間後
桃「聞こえますかー?」
「おっけー聞こえてるッ!!」
「はいどうも!!歌い手社長のないこです!!」
「LIVE後でばちばちに盛り上がってるメンバー出てこーい!!」
赤「はい!!DiceNo.1番!!いれいす盛り上げ担当のりうらです!!」
水「DiceNo.2番のかっこよく盛り上げ担当のほとけでーす!!」
赤「ほとけっち俺のぱくった!!」
水「自分で考えてたんです〜」
黒「はよ進めやも〜w」
笑顔を繕っても誰にもバレへん
白「え〜盛り上げNo.3のラップでばちばちに盛り上げ担当の初兎です!」
青「盛り上げNo.5のいふでーす」
黒「盛り上げNo.6番!!筋肉で盛り上げ担当の悠佑です!!」
桃「DiceNo.4番の歌い手社長のないこです!」
赤「途中から裏切ってなかった!?」
青「知らないもんね〜ッw」
赤「絶対まろが提案したじゃん!!」
桃「進めるよッw!!」
「_____」
青「______w」
そこからそれぞれの地雷を踏まず何分も話した
桃「そろそろ…時間がやばいのでここら辺で切ります!」
「じゃあ最後は最年長のあにきに言ってもらおう!」
黒「おついれ〜ッ…w!!」
青「えッ!?これでええんッ!?」
桃「いいでしょッw改めてッ」
賽「おついれでしたー!」
配信終……?
ドンッ
桃「ッ…!?」ビクゥッ
青「あにきッ…?どうしたんッ…?」
黒「ッ…!!」
ベチンッ
青「いったッ…」
黒「全部全部ッ”お前らのせいやッ”!!」
「俺には最年長なんかやる資格ないんにッ”」
「最年長なんやけ〜とか言わんでやッ”!!俺も好きでやっとらんッ”!!」
ピロンッ
〖あにき配信切れてないよ!!ないこくん達に怒ってるの見て荒れてるよ〜〗
黒「ッ”…!?」
ポチッ
赤「あにきッ…?」
黒「……ごめんッなんも出来んでッ」
タッタッタッ!!
白「悠くんッ”!!」
水「あにきッ”!!」
タッタッタッ!!
黒「はぁッ”…はぁッ”…」
なんでッこんなに上手くいかへんのッ
メンバーのせいやないんにッ
あーぁ。急に交通事故とかに遭わんかな
死にたいな
家…帰ってきてもうた
もうええや、寝よ
明日が来ないことを願って
パチッ
黒「……?」
がやがやしてる…
アイドルでも来とるんか?
シャァァ(カーテン)
俺の家にッ……
もしかしてッ
シャァァ(カーテン閉める)
ポチポチ(携帯)
ホンマに悪い予想だけ当たるんやな
本名、卒アル、顔、年齢、住所
全部バレてもうた
なんでこうなるんッ
まぁ俺のせいなんやけどな
数ヶ月後
俺の事を
見ないで理解できないでしょ
まるで咲いてしまった化けの花
何も言えない、書き消せない
どんなに醜く映る化粧
見ないでッ…理解されないなら
さっさとここで消えて化けの花
産まれた罰を終わらすように
呼吸を止めて
黒「もういいやッ”…」
ドンッ(ガタッ!!
携帯なんかパソコンなんかいらん
ガシャンッ
俺は全部壊した
携帯、パソコン、マイク、全部なくなった
もう、なんもしたくない
あ……れ
おれは……
なに…を?
黒「……?」
バタッ…
床が……近い…
倒…れた?
でも……なんか、もう
どうでもええや…
このまま……死ねたら…ええな……
カクッ
目が覚めたら病院やった
死ねんかった……
青「大丈夫ッ!?」
なんでッこんな俺を心配するん
俺は死にたいんや
俺の心に咲いてしまった化けの花からつぼみにはもう戻れるはずなんかない
もう、手遅れなんや
黒「ッ……」
赤「大丈夫ッ……?」
水「心配したんだよ!?」
白「そうやで!!」
桃「起きてくれてよかったッ」
黒「ッ”…」
自分を見られるのが嫌で
俺は点滴を自分で抜いて呼吸器も外して
私服を持って病院を出た
タッタッタッ!!
赤「待ってッ”!!」
タッタッタッ!!
ごめんなッ
逃げてばっかで
黒「はぁッ”…はぁッ”!!」
タッタッタッ!!
路地裏やッ
メンバーもまけたし着替えるか
黒「……」
着替えれたッ
逃げんとッ
タッタッタッ!!
?「……!!」
タッタッタッ!!
ギュッ
路地裏で突然誰かに抱きしめられた
黒「はッ…?」
「まろッ……?なんでッ…」
青「はぁッ”はぁッ”…」
さっきあにきが起きたと連絡があった
残業で遅くなったから俺は病院に早歩きで向かった
その時
タッタッタッ!!
青「……!!」
路地裏に見覚えのある人がいた
悠佑だ
追いかけた方がええんかな
そんなことも考える余裕もなく
俺は走った
青「回り道をすればッ…」
タッタッタッ
そして_____
ギュッ
届いた
黒「はッ……?」
「まろッ……?なんでッ…」
青「はぁッ”はぁッ”…」
走ったからだろう俺は汗だくになったのかスーツが肌に張り付く感覚がした
青「そりゃあッ”…心配やからやろッ”…」ニコッ
俺は呼吸を整えながら言った1秒でも早く伝えれるように
黒「なんでッ心配するんッ”…」
「俺は死にたいんよッ”全部失敗してッ”」
「成功してる奴が話しかけんなッ”!!」
胸が締め付けられた気がした
でも、俺はその言葉のおかげで確信がもてた
青「ちゃうやろッ”…なんで嘘つくんッ”」
黒「俺ッ”…嘘なんかッ…」
青「じゃあ俺の服が濡れてんのはなんでや?」
黒「……えッ”?」ポロポロ
あれッ”…俺ッ泣いとるッ……?
青「独りで抱えんでやッ”…」
「俺らッ”…いやッ少なくとも俺はッ”…何があってもッ絶対あにきの味方やからッ”」ニコッ
俺はそのまろの笑顔のお陰で心の霧が一気に晴れた気がした
黒「……!!」ポロポロ
ギュウッ
黒「うわぁ”ぁ”ぁ”んッ”…!!」ポロポロ
「ごめんなさッ”…ひぐッ”あふッ”…」ポロポロ
青「……w」
ヨシヨシ
青「だーぃじょーぶやでッ」
トンットンッ
黒「ありがッ”…とうッ”…」ポロポロ
今まで寝るのは怖かったけれどなんだか安心して眠れそうやッ
ありがとうなッ…
まろッ……
カクッ
青「よっとッ」
落ちそうになった病院の服を取ってあげる
きっとずっと無理してきたんやろうな
桃「まろッ!!」
「あにきはッ…!!」
青「大丈夫や」
桃「良かったッ…」ニコッ
黒「……?」パチッ
青「もうちょっと寝ときーや!!」
黒「んーん…大丈夫や」
赤「服返しておいたよ!!」
桃「ありがとう!!」
水「僕が1番最初に帰るもんね〜!!」
白「待ってや〜!!」
タッタッタッ!!
黒「……w」ニコッ
元通りに戻ったなッ…
やっぱり俺らって何があっても
黒「6人居てこそでいれいすやなッ…w」
桃「……!!そうだねッ…w」
今日も俺らは光に向かって
光り輝く未来に向かって
歩いていきます!!
__𝐹𝑖𝑛.
初めてのシリーズ✨
どうでしたか!!なるべく狂い方や病み方、病んだ後が一緒にならないようにしました!!
リクエスト募集しています!!
♡とフォローお願いします!!
またね〜!!
コメント
3件
病みのレパートリー多くて羨ましいわ 私が書くと似たようなのになっちゃうんだよね〜
今回の作品もめっちゃよきでした! いつも神作品ありがとうございます!