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コメント
1件
実桜さんのアパートに着き、借りている合鍵で鍵を開けて中へ入る。
玄関を閉めたわたしの瞳からは、大粒の涙がこぼれ落ちた。
「……っ」
旺汰を信じたい。
そう思っていたのに、２度も女の人と一緒にいるところを目撃してしまったわたしは、どうしていいか分からなかった。
きちんと話をしなくちゃいけないのに、会うのも、連絡をする事ですら怖い。
女の人と話している旺汰はすごく楽しそうで、その光景を見たわたしは胸が締め付けられる思いだった。
もしかしたら、わたしと付き合い続けるのがもう面倒になったのかもしれない。
一緒に住んで、余計そう思うようになったのかもしれない。
話を聞くのは怖い。
もし、別れようなんて言われたら……
（でも、だからっていつまでも先延ばしには、出来ないよね）
先延ばしにしても、状況は変わらない。
むしろ、もっと悪い方へ進むかもしれない。
（それに、いつまでも＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
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