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_「 ここだよ 」ギィっと音を立てた古い木製のドアをカウルは開け私を案内してくれる。
木製でできた家は古いはずなのに綺麗だった。
カウルは暖かいコーヒーを両手に持ちコトっと私の前に暖かいコーヒーを置いてくれた。
「 汚いけど自分の家だと思ってゆっくり寛ぐといいよ。今お風呂も入れるからちょっと待っててね。 」
ニコッと微笑みガタッと音を立て廊下に向かって歩いてく。
第1章ー暖かい手
ごくっ…コーヒを飲む。
「…っはぁ 美味しい、、」コーヒーがゆっくり体に染み込んで冷えた体を温めてくれる。
ゴクゴクと飲む手を止めず一気に飲んだ。
「 お風呂入れ終わったよ。僕は夕食を作っとくからステラ、君は先に入ってきたらいいよ 」
「ありがとうございます。では入ってきます」
「あ、そうだ。服は洗濯機の中に入れて置いて。服は僕の服着ておいて。男物だからブカブカだと思うけど気にしないで。 」
「何から何までありがとうございます。」
ペコッとお礼をし浴室へ向かう。
_チャプン
お湯へ浸かる。…気持ちいい、こんなの久しぶりだな、
コーヒーで少しだけ暖まった体を今度はお湯が暖めてくれる。こんな暖かい思いをして人の優しさに触れたのはもう久しぶりだな…
こんなに良くしてくれるカウル…嬉しい、何かお礼をしないと
そんなこんな考えているといつの間にか30分以上も経っていた
早く上がらないと、
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