これ、
転生ってやつですか?
まずここ何処?
僕は何者?
凡人はこんな…
シャンデリアがあって
ふかふかの
大きいベッドがあって
窓が大きくて
部屋の装飾が
豪華な
こんな部屋に
住まないよね、?
しばらく
この母親と
父親らしき人の
話を聞くには…
僕はやはり
転生したようだ。
ここは
柑王国の
柑城
父親らしき人は
王様である…
…ってことは
僕、
(いずれ)王様になるの?!?!
という訳ではなくて
先程の
無愛想な男の子が
次期王様候補。
でも
単純に考えれば
一応僕は王子って事。
なにその
漫画みたいな話?!
事故って
転生して
王族になっちゃう。
運がいいのか
悪いのか….
「おにーちゃ、!」
「…」(無視
「あ~そぼぉ!!」
「、ちっ…」(去
僕は…
取り敢えず
本能のまま
行動してみている…
が、
この人(兄)
多分僕が想像してるより
僕のことを嫌っているようだ。
なんか話しかけても
無視するし
舌打ちされるし
どっか行くし…
僕、思うんだよね。
鏡見る時。
僕さ、
めっっっちゃ可愛いの
きゅるきゅるなおめめ
ふわふわほっぺた
ちゅんとした唇…
ほんとにさ…
こんな可愛い僕を
無視するなんて…
嫉妬してるのかな??(
コホン、ではなくて….
まあ嫌われてる。
理由は知らないけどね。
「お母様、お菓子を
作ってみたいです…」
「あら、急にどうしたの?」
「お兄様は甘い物が
大好物ではないですか」
「そうね、」
「いつも美味しそうに
食べているわ」
「お兄様にお菓子を
作って差し上げたく…」
「あら、可愛らしいこと」(笑
「それでお母様は
お菓子作りが上手なので」
「いいわよ、!」
「厨房へ行きましょ!」
「まずは手を洗って…」
「はい、!」
「これをこうして…、」
「出来ました!」
「よし!」
「あとは焼くだけよ」
「やっとだぁ…」(疲
「ぁ、」
「私、用事があるのよ」
「あとは1人でできる?」
「はい!」
「あと少し~~♪」
「お兄様喜んでくれるかなぁ…」
「…」(陰
こんこんこん…
「ぁのッ、」
「お兄様っ、失礼します」
僕のことを
嫌いな人と話すのも
少し緊張するな…
「…なに、」
「今日のお茶の
用意が出来ました…ッ」
「ん…」
「なに、呼びに来たの?」
「ぁ、はいっ」
「今日は僕が作りました…」
「ふぅん…」
「では先に失礼します」
がちゃっ
「あんまり嬉しそうじゃ
なかったけど…っ」
「美味しくできたしッ…」
「きっと喜んでくれるよね」
「うんッ、行こ!」
「…、」(座
早く来ないかな…
待ってると緊張しちゃう…っ
どうしようッ、
美味しくないとか言われたら…
うぅ…
落ち着け、大丈夫なはず…
お母様と作ったんだ!
御手洗行って
1回落ち着くか…
「ふぅッ、っ…」
よし、行ける!!
がちゃ…
「…、、」(不満
「ぁ、」
やば、
お兄様待たせちゃった
「申し訳ありませんッ、」
「別に….」
「でも考えてよね」
「….、?」
「わかってないようだけど」
「次に王になるのは僕だ」
「下っ端が僕を待たせるな」
「ただでさえ使えないのに、」
「は、ぃ…」
お兄様はよく
僕に対して
こんな事を言うから
慣れっこだけど
毎回苦しいよ。
そう、
王族に転生しても
僕は所詮脇役
主役になれるよう
頑張っても
結局はいつも
中途半端で終わるんだ。
「早く座れよ」
「!、はいッ」
「「頂きます」」
「もぐもぐ…」(食
「…、」
めっちゃ静かに食べてる…
美味しいかな
どうだったかな
「なぁ、」
「はい」
「これ、お前が
作ったんだっけ」
「そうです…、!」
「へぇ…」
「…..」(食
むむ…
何も言わない…
口に合わなかったのかな、
「…、」(フラッ
「…、!?」
バタッ
「ぉ、お兄様…、?」
「うぅ‴…っ」
ぇ、っ
なになに、?
なんで倒れたのッ
顔色が悪い…
とりあえず
救急室に
連絡取らなきゃッ、!
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