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💗視点
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Snow Man?知らないけど(笑)
なんて言われてた頃は、
絶対売れてやるからなっ!!って躍起になってた
あの頃はよく皆で集まったなぁ
悔しい思いをした事はいっぱいあったけど
一緒に過ごす時間が多くて
今思えばさ
それって凄く幸せだったんだなぁって思う
売れて、色んな人に、色んな世代に
Snow Manって名前を知ってもらって
新曲を出せば情報番組で取り上げられて、有難い事にオリコン1位になったりして
売れれば売れる程に
個人仕事も増えて、あれだけ毎日のように顔を合わせていたメンバーとも会えなくなって
我が儘だよね
寂しいなんてさ
売れる事を望んでいたくせに
会えないのが、寂しいなんて
だって
誕生日だよ
一年で最も大切な日でしょ?
皆に祝って貰える日
でも実際、FC動画の誕生日動画だってスケジュール合わせて、数週間前に撮ったりしてるし、SNSでの“おめでとう”は本人に向けて、よりファンに向けての意味合いが強いし
やっぱりさ
顔見て“おめでとう”ってちゃんと言いたいよ
そんでね
生まれてきてくれてありがとうって
うちの事務所に入ってくれて
俺らのグループに加入してくれて
俺を選んでくれて、ありがとうってちゃんと伝えたいんだ
はぁぁっと
感覚が薄れてきた指先に息を吹き掛けると、息が白い靄になって暗闇に消えていった
彼の住むマンションのドアの脇にしゃがみこんで、住人の帰りを待つこと約2時間
もうすぐ日付もかわりそう
無謀だったかなぁ、と思いつつも
あと5分、あと10分と帰るタイミングを完全に逃してしまった
折角の誕生日だから
きっと祝いたいって思ってくれる人も多いだろうと、「待ってる」の連絡さえいれていないんだから会えなくても仕方ないんだけど
せめて日付がかわるまで
帰ってこなかったら大人しく立ち去って
何もなかった事にしよう
欄干から覗く星空が綺麗で、蓮も星好きだよなぁとか見惚れていたら――――
「え…大介…?」
不意に声が響いた
時計を見ると23時57分
あと3分あれはちゃんと言える
ずっと同じ姿勢でいたから身体ガチガチ
ゆっくり立ち上がるのと、
呆然としていた蓮が駆けてくるのはほぼ同時だった
ダメじゃん、走っちゃ
深夜ですよ、めっちゃ近所迷惑
駆けてきた蓮は止まる素振りも見せず
「ぐぉ」
そのままの勢いで抱き締められた
一瞬、俺、潰れたかと思ったわ
て
そんなことはどうでも良くて
時間ないから
ぎゅうきゅうに締め付けてくる蓮の腕の中で、必死に踠いて、もぞもぞと顔を出す
「蓮、誕生日おめでとう」
多分、ぎりぎり間に合ったはず
にぃぃと笑顔を向けると
蓮は困り顔で「バカ」と一言
酷くない!!
と思っていたら、蓮は俺を腕の中に抱えたまま、玄関の鍵を開けると、問答無用で中に押し込んだ
「本当にバカ」
腕の力を緩めて、そっと頬に触れてくる
バカとか言いながら、触れた手は優しくて
「酷くね」
蓮の体温が暖かいから、むぅっと文句を言いつつも気持ち良くて目を閉じた
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むうっとむくれた顔をしつつも、頬に触れた俺の手にすり寄るようにして目を閉じた
寒さで赤くなった頬と鼻
一体いつから俺の帰りを待っていたんだろう?
バカだよ
本当にバカ
こんな冷えきるまで待ってるなんて
連絡くれたら、誰の誘いだろうと断って帰ってきたのに
そんなつもりはないんだろうけど
こんな近くで目を閉じるから、俺はそっと口付ける
ちょっと触れただけでも分かる冷たさ
唇が離れると
ぱちっと目を開いて
「ちゅーしてって意味で目つぶった訳じゃないからね!!」
そんな慌てなくても
もう何回もしてんのに、なんでか毎回新鮮な反応が返ってくる
おかげで、いつまでもあきない
「うん。なんとなくそうかなぁとは思ったけど、この距離で目つぶられたら、そりゃしたくなるじゃん」
「うっ///」
そうか、そうなのか、ともごもご言ってる姿がめちゃくちゃ可愛い
けど、この可愛さに流れちゃダメなんだ
ちゃんと言っとかないと
「いつから待ってたの?身体も唇も、冷えきってんだけど」
思いつきですぐ行動するから、心配で仕方ない
真面目に問いかければ
「そ、んな待ってないよ」
嘘、下手か!!ってツッコミ入れたくなるぐらい、目が泳ぐってヤツを体現してるんだけど
「もう、連絡してよ」
「いや、ほらさ。みんな蓮を祝いたいかなぁって」
そりゃ、現場で祝われたよ
共演している先輩俳優とちょっとばかり飲んだりもした
「合鍵は?」
お互い何かあった時のため、と交換しているけど……
「いや、それもなんかさ、いない間にプライベート空間に足入れんのもなぁって」
分かる!!
俺もそれで使った事ないんだよね
お互い、プライベートに踏み込んでいいよ、って意味で渡してんのに、なんとなく踏み込めない
親しき仲にも礼儀あり、みたいな
踏み込んで嫌われたらどうしよう、みたいな
「だよなぁ」
ならやっぱり連絡ぐらい入れて欲しい
ある意味、サプライズなんだろうけど
マジで一瞬、幻かと思ったもん
「あ、でもね、日付かわるまでに会えなかったら大人しく帰ろうって思ってたよ」
大介の言葉に時計を見れば、日付かわって5分ぐらい経過していた
本当にぎりぎりだったんじゃ?
「あ、ぶねぇ」
帰るのにちょっと遅れていたらすれ違っていたってこと?
「うん。ギリギリ。でもちゃんと言えた」
にゃははっと笑う
「やっぱりさ、ちゃんと顔見て、おめでとうって言いたいじゃん」
悪戯っ子みたいな顔して
「蓮の誕生日のシメは俺だったね」
なんて
自分の誕生日より嬉しそうなんだから
ああ、もう!!
この人には一生敵わないんだろうな
「嬉しいけど、無茶はしないで。俺のせいで大介が風邪ひいたりしたら、俺イヤだよ」
「ん。大丈夫!!佐久間さんは強い子だから」
「体力もあるし?」
「うん」
「じゃ、寝なくても大丈夫だよね?」
誕生日は過ぎたけど、このまま帰すなんて出来そうもないから
「うん」
大介は頷くと、背伸びをして耳打ちしてきた
「実はね、準備してきた」
「えっ!!」
「これは誘ってます」
真っ赤な顔して、照れ笑い
クソ可愛くて
今日は本当に寝かせないって決めた
もう過ぎちゃってるけど
誕生日延長で、我が儘きいてね
✱.˚‧º‧┈┈┈Happy Birthday┈┈┈‧º·˚.✱
♫
Happy birthday おめでとう
君が生まれて 出会えてね 感謝
最高の奇跡 ありがとう
♪
おめでたいですね✧(*´꒳`*ノノ゙✧パチパチ
昨日まで寝込んでいたので
通勤、帰宅中に必死こいて書きました-w-w
めめが渡加してなかったらの世界
時差とか色々考えたら、こっちの設定の方が楽だったので
渡加バージョンも考えたけど、流石に時間なかったわ( ´•ᴗ•ก )💦
コメント
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なんとも可愛い誘い方🤭💕今回もほっこりしました
めめお誕生日おめでとう🎂素敵なお話に癒されました!!