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——-パシャリ——-
僕は記憶から忘れないよう花火を一眼レフのカメラで写真に撮った。
欲を言うならば君と一緒に花火を見たかったと思ってしまった。独り寂しく見る花火は冷たくも感じた、そんな様な気がした
—パァン——
夜空を彩る綺麗な花火がまた宙を舞う。それと同時に僕の心にも穴が空いてゆく
ふと、君が居なくなる前弾き語りで曲を聴かせてくれていたことを思い出した。透き通る様なでも力強い歌声を記憶の中から思い出してしまって僕は思わず泣いてしまった。
君を思い出してもここには居ない
その現実だけがその場に取り残された。
「幸せだったな」
その一言を残して僕はその場を後にした。