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「やっほ〜マスター!」
「…チーノさん、いらっしゃいませ」
「さん付けじゃなくていいって!ね?」
「…一応、お客様なので」
「えぇ〜、良いじゃんか」
「無理なものは無理です。」
無理と言った後でも、チーノさんは粘り続けた。
それはもう鬱陶しい
「…そっかぁ、、」
「そこまで拒否されちゃったら仕方ないね」
「あぁ、そうだ」
「マスター、お酒を注文したいんだけど」
「…はい」
「ネグローニっていうカクテルをくれない?」
「…分かりました」
「ありがと〜!」
ネグローニというカクテルはジン、ベルモット、カンパリを合わせた物。
元々はフィレンツェの老舗リストランテ「カソーニ」の常連客、カミーロ・ネグローニ伯爵がアペリティフとして愛飲していたカクテル。
産地はイタリアで、度数は25から28度だ。
赤と橙色を混ぜたような色合いだ。
「…どうぞ」
「ありがと〜」
「そういえばマスター、今の時間って何時?」
「今は…丁度午前3時になったくらいです。」
「成程…3時か」
「丁度いい時間だしそろそろ俺はお暇しようかな〜」
「…カクテルは」
「マスターが飲んでいいよ、あげる」
「…そうですか」
「それじゃ〜ね〜!マスター、」
「…またのご来店をお待ちしております」
8⁄12
本日のお客様
・チーノ様
ご注文された品
・ネグローニ