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32 - 第27話「ヴェール・バインド基地攻略戦・突入」

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2025年03月07日

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第27話「ヴェール・バインド基地攻略戦・突入」




🚀 シーン1:進軍開始


夜の空に赤い警報灯が瞬く。

ゼインはジャケットの裾をなびかせながら、ヴェール・バインド基地の正門前に立っていた。


「さて……ここからが本番だな」


彼の銀色の髪が月光を反射し、碧白く光る瞳が鋭く細められる。


「まぁ、ここまで派手にやったんだ。迎え撃つ準備はできてるだろうよ」


ナヴィスは碧い瞳を輝かせ、無造作な黒髪をかき上げる。

彼の笑みは、戦いが始まる興奮を隠しきれていなかった。


「行くぞ——ヴェール・バインドの心臓部に!」





🚀 シーン2:基地内の迎撃戦


「侵入者接近!排除せよ!!」


ヴェール・バインドの兵士たちが、戦術装備をまといながら銃を構える。

次の瞬間、ゼインが《オーバーライド》を発動!


「機器干渉、ハック開始」


碧白い電流のようなエネルギーが銃口から放たれ、敵の通信機器と照準センサーを攪乱する。


「なっ……!?ターゲットが消えた!?どこに——」


その隙を突いて、ナヴィスが《フォールトシフト》を発動!

敵兵の位置を瞬時に入れ替え、同士討ちを誘発する。


——パン!パン!


「クソッ、撃つな!味方だ!!」


混乱した兵士たちの間を、ゼインとナヴィスは駆け抜ける。


——ゼイン、銃を構える。


「今度はこっちの番だ」


ゼインは素早く跳躍し、宙返りしながら射撃を放つ。


——ズガァァン!!


銃口から放たれた青い光弾が直撃し、兵士たちが吹き飛ぶ。


「3ダウン」


ゼインが静かに呟くと、ナヴィスも敵の背後に回り込み、《グラビティ・ディストーション》を発動。


「重力、倍増っと」


——ドスン!!


突如、兵士たちの体が床に押しつけられ、動きが鈍くなる。


「チッ……碧族め……!」


ヴェール・バインドの指揮官が舌打ちしながら、最後の防衛ラインを構築する。





🚀 シーン3:基地司令・ヴィクトール登場


「ほぉ……貴様らが”碧族の脅威”というわけか」


基地の最奥から、黒い軍服をまとった男が現れる。

短く刈られた金髪、整った顔立ち、冷徹な瞳——。

彼こそ、ヴェール・バインド基地司令官ヴィクトール・ラインハルト。


「俺はこの基地を守るためにいる。貴様らごときに突破されるわけにはいかん」


彼の腕には、ヴェール・バインドの最新兵装——

**「フラクタル・イレイザー」**と呼ばれる、碧族の能力を”かき消す”装備が装着されていた。


「……厄介なもんを持ってんな」


ゼインが舌打ちする。


「貴様らのような化け物に、好き勝手されてたまるか」


ヴィクトールは冷徹に笑うと、部下たちに命令を下す。


「フラクタル・イレイザーを起動しろ。碧族の力を完全に封じる!」


——キィィィン!!


基地全体に、見えない”干渉波”が放たれた。


——ゼインとナヴィスの身体に、異変が起こる。


「……フラクタルが、発動できない!?」


ナヴィスが驚きの表情を浮かべる。


「これが俺たち人類の”技術”だ」


ヴィクトールは冷笑しながら、指を鳴らした。


「今からは、お前たちは”普通の人間”と同じだ……さあ、勝負しようじゃないか」

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