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34 - 第28話「フラクタル封印戦!ゼイン vs ヴィクトール」

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2025年03月08日

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第28話「フラクタル封印戦!ゼイン vs ヴィクトール」




🚀 シーン1:静寂の中の開戦


ヴェール・バインド基地内、緊張が張り詰める空間。

ゼインは鋭い視線でヴィクトールを睨みつけていた。


「フラクタル・イレイザー」——

それは、碧族の力を無効化する干渉波を放つ兵器。


「どうした? 貴様らの誇る“フラクタル”とやらは、もう使えないぞ」


軍服を纏い、金髪を短く刈り上げた男——ヴィクトール・ラインハルトが冷たく笑う。

鋼鉄のような灰色の瞳が、ゼインを値踏みするように見つめていた。


「そっちが本気なら……こっちもやるしかねぇな」


ゼインは舌打ちしながら、碧色の瞳を鋭く光らせる。

たとえフラクタルが封じられようとも、戦えないわけじゃない。





🚀 シーン2:ゼイン vs ヴィクトール、激突!


「——行くぞ!」


ゼインが一瞬で間合いを詰める。

フラクタルなしの戦い、ここでの勝負は純粋な戦闘技術が全てだった。


——ガキィィン!!


ゼインのナイフが、ヴィクトールの腕に巻かれた金属製のガントレットに弾かれる。


「速いな……だが、俺のほうが上だ!」


ヴィクトールの拳が振り下ろされる。


——ズガァァン!!


ゼインが素早く身を翻し、地面を蹴って間一髪で回避。

ヴィクトールの拳が地面を叩くと、コンクリートが砕け、衝撃波が周囲に広がる。


「……強化装甲か」


ゼインはすぐにヴィクトールの装備を分析する。

フラクタルを使わずに、これほどのパワーを出せるとは……


「理解したか? 我々ヴェール・バインドは、お前たち碧族を排除するための“技術”を持っている」


ヴィクトールは冷徹な笑みを浮かべると、再び踏み込んできた。





🚀 シーン3:ゼインのカウンター


「なら……そっちの技術ごと、ぶち壊す!」


ゼインは目を細め、ヴィクトールの攻撃の軌道を見極める。

フラクタルが使えなくても、戦闘技術と経験で勝機を見出す——


——スッ……!


ゼインが僅かに身を引く。

ヴィクトールの拳がゼインの鼻先を掠めた瞬間——


「ッ!」


ゼインはその拳を逆手にとり、ヴィクトールの腕を捕らえた。

そのまま重心をずらし、体を翻す。


「——投げる!」


——ドゴォォン!!


ヴィクトールの体が宙を舞い、床に叩きつけられる。


「……なっ!?」


衝撃で床に亀裂が走る。

ゼインはすぐにヴィクトールの頭部へナイフを突き立てようとした——しかし。


——ビリリッ!


「ッ……!」


ゼインの腕に電撃が走る。

ヴィクトールの装甲には、近接戦闘用の電撃防御システムが仕込まれていた。


「クソッ……!」


ゼインはすぐに距離を取るが、その隙にヴィクトールが体勢を立て直す。


「さすがにやるな……だが、これで終わりだ!」


ヴィクトールが腕を振り上げると、

背後の部隊が**「フラクタル・イレイザー」を最大出力に引き上げた。**





🚀 シーン4:ナヴィスの援護!


「ゼイン!! 伏せろ!!」


ナヴィスの声が響いた瞬間——


——ズガァァァァン!!


ヴェール・バインド基地の天井が吹き飛ぶ。

ナヴィスが《フォールトシフト》を駆使し、上空から奇襲を仕掛けていた。


「くそ……碧族の戦術は、ほんとに読めん……!」


ヴィクトールは焦りを見せるが、ナヴィスは既にゼインの元へと駆けつけていた。


「ゼイン、時間を稼ぐぞ」


「チッ、助かった……」


フラクタル・イレイザーが最大出力になる前に、打開策を見つけなければならない——!

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