からぴちホラー物語

※からぴちは、みんなでシェアハウスをしています

※主に出てくるメンバー

『じゃぱぱ』『なおきり』『もふ』

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じゃぱぱside

最近なお兄の飾っている花が気になっている

赤いヒマワリや赤いユリの花……

だいたいの花が赤い

でも特に害はないし、他のみんなからも好評だ

実際、俺も結構気にいっている

でも、のあさんが「なおきりさんすごいですね！」

とか言ってたら、なんかモヤモヤするんだよね

「♪～」

なお兄が、鼻歌を歌いながらやってきた

そして手にはまた赤い花

その花を、花瓶にいれていた

「なお兄！」

「あっ、じゃぱぱさん！」

「この花は何て言うの？」

「これは“スノードロップ”ですね」

「へぇ～」

「あっ、じゃぱぱさんなおきりさん！

また新しいお花ですか？」

のあさんがこちらに気がついてやってきた

その声で、他のみんなも集まってきた

「綺麗な色してるなぁ」

「この花は何て言う種類なの？」

「これはですね＿＿」

確かスノードロップだったっけ？

その花を囲んでみんなで話している

みんな、この赤い花、不思議に思わないのかな？

それとも俺が知らないだけ？

赤いヒマワリがあるとかさ

そうだ、もふくんに聞こうっと

なお兄にはなんか聞きづらいから

「ねぇもふくん」

「何？じゃっぴ」

「あのさ、もふくんこの赤い花気にならない？」

「気になる、普通なら赤くならない花も赤いからね」

「だよね！　それじゃあさ、今からもふくんの部屋に行ってもいい？」

「いいよ」

「やった！ありがとう～」

こうして俺はもふくんの部屋に行くことになった

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「うわ、前より本が増えてない？」

もふくんの部屋には、高く本が積み重なっていた

「そうなんだよね　あの赤い花を調べててさ」

「そうなの？　だったら話は早い！

一緒に原因を調べようと思ってたからさ」

「ちょっとじゃっぴ近い！」

「あっごめん！気になりすぎて…」

「べつにいいけどね」

「それで、原因は？」

俺が聞くと、もふくんは険しい表情になった

「それがね＿＿」