『魔具師の頼み事』
―青薔薇屋敷∶客間―
アリア「本日は屋敷に招いていただきありがとうございます。さて今回伝書鳩からのお話ですとなんでも今起きている現象に対策する魔具を作って欲しいとの事でしたね」
『アリア·アステル』
アリアは魔具師の一族アステル家当主であり魔具の大暴走の一件で青薔薇屋敷の主、紅姫に命を救われ紅姫の容姿を見て一目惚れした魔具師の女性人間と悪魔のハーフである。
紅姫「伝書鳩の知らせですぐに飛んできてくれるとは流石魔具師の一族いや、貴方らしいと言っておこう…💧」
アリア「ほかでもない貴方様の知らせですもの〜♪例え火の中水の中何処へでも飛んできますわ♪」
アニエス「相変わらず…紅姫に対してヘラヘラしてるわね💧 」
紅姫「コホン…さて、本題に入ろう…」
アリア「そうですわね、伝書鳩の内容で私から結論を申し上げますと、魔導師や魔具師の資格を取り上げられた者の仕業かと…」
紅姫•アニエス「魔導師や魔具師の資格を取り上げられた者の仕業…?」
アリア「はい、青薔薇屋敷に依頼をした魔導書や精霊様達からのご報告から察するにその線が確率が高いと私は思っております。」
アニエス「まぁ、魔導書の処理や魔具での召喚は魔女は無関係になるわね、話を聞いたあの後私の契約悪魔達に聞いたけど悪魔でも魔具を扱うには数年かかるらしいわ」
紅姫「そうか…ならアリアのその線で間違いなさそうだ…リアどうだい?アリアの推測はあたってると思うかい?」
ロゼリア『そうだな、一理あるかもしれん私やベルニ、ノエルでさえわからいない魔力を感じたからな』
紅姫「神様3人でさえも欺く事が出来るという事か」
ベルニ『でもさぁ~私達を欺く様な魔導師や魔具師って事はさぁ~相当修行した魔導師や魔具師って事よね?アニエス』
『ベルニ·パステル』
アニエスと瓜二つの魔女でロゼリアのよき戦友、霊鳥:八咫烏(ヤタガラス)の守っていた宝石に眠っていた魔女肩書きは幻惑ノ魔女である
アニエス「あら、珍しいわねアンタが発言するなんてどう言う風の吹き回し? 」
ベルニ『失礼ね、アタシは伊達に魔女やってないわ!でも…魔女が関係してないのは確かだけどもしその資格を取り上げられた者の手を引いているのが魔女が住む街から追放された魔女だったら…』
アニエス「そうね黒幕が魔女ならありえない話ではないわ」
紅姫「だが…もし黒幕が魔女なら何故魔導師や魔具師を利用する?魔女なら街一つ混乱に陥れる事くらい容易いはずだろ?」
アニエス「あのねぇ魔女なら不可能を可能にする魔法の1つや2つ持ってると思ってたわけ?残念だけどあれは子供のおとぎ話であって現実は違うのあんただって魔導師なら人を生き返らせられの?って逆に私が聞いたらどうよ?」
紅姫「君と同じ答えだ…魔導師でも不可能を可能にする魔法なんてないましてや人を生き返らせる魔法自体存在しないと言うか存在してはいけない『禁忌の術』だからだ」
『禁忌の術』
魔法界では人を生き返らせる魔法は禁忌とされている人は自然の摂理から外れてはいけないからだそれはどの種族であろうとも。
紅姫「話がそれた…して、今回の仮定だがその黒幕を突止める為には特殊な魔具が必要なのだが…アリアさん錬成は可能だろうか?」
アリア「お任せくださいませ!っと言いたい所なのですが…問題がございまして…」
紅姫「問題?私達の力が必要なら言ってくれ」
アリア「本当でございますか!?」
アニエス「この世界の一大事ですもの今更嫌なんて言うお馬鹿さんは居ないわ、言ってごらんなさい」
アリア「お二人共ありがとうございます!!このご恩は一生忘れません!アステル家総出で魔具作りに取り組ませていただきます!」
紅姫「では早速何を協力すればいいのか教えてくれるかい?」
アリア「はい!コホン…では調達していただきたい素材のお話をさせていただきます。まず西の街で魔晶石を1つそして東の街で精霊の霊水をバケツ1杯、南の街で天使の羽1枚と悪魔の角1つ北の街で魔女の薬草1つ以上です。お願い出来ますでしょうか?」
紅姫·アニエス(お互いに顔を見合わせたあと無言でアリアの言った素材集めの内容に頷く)
紅姫「すぐに精霊達に手配させようあと私もその事に関しての心当たりがあるから訪ねてみよう」
アニエス「魔女長特権で貰ってきてあげるわ♪あと悪魔達に手配させるわ」
アリア「ありがとうございます!では私は一度家に戻り魔具作りの準備をしておまちしております!どうか素材集めの最皆様ご武運を…」
紅姫·アニエス(アリアの言葉に任せろと言う表情をして頷く)
こうして黒幕を突止める為の魔具を作る為魔具師アリアの頼みで素材を集めをする事になった青薔薇屋敷の住人達であった。
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