『魔法騎士』
それぞれ魔具士に頼まれた必要な材料を確保し全員欠けることなく帰還した青薔薇屋敷の住人達、アリアに全ての素材を渡し魔具作成の準備が始まる。
アリア:皆様私の無理なお願いを聞いてくださりありがとうございますわ、この素材を使って黒幕を突き止める為の魔具作りに取り掛かれますわ。
紅姫:それはよかった、私達の努力が報われる事を祈るよ。
アニエス:おかしなもんだったら承知しないわよ?
アリア:お任せくださいませ!最高の魔具を作って皆様にお届けしますわ!魔具師の名にかけて誓いますわ!
紅姫:あまり今詰めない様にな貴方が体調崩しては元も子もない。
アリア:勿体ないお言葉ですわ〜推しからこの様に心配して頂けるなんて光栄です〜
紅姫:あ、あはは…💧
アニエス:はいはい、わかったから魔具作成に早く取りかかりなさいな(`^´)
アリア:そうですわね、では魔具作成に取りかかりますわ
紅姫:アリア、魔具完成まではどれくらいかかるんだ?
アリア:そうですわね〜見積って2、3ヶ月程度頂ければ完成出来ますわ。
紅姫:了解した。
アリアは魔具完成までの期間を告げた後自分の屋敷へと帰った。
アニエス:そう言えば姫
紅姫:何?
アニエス:湊ちゃん迎えに行く約束してなかった?
紅姫:あ、そうだった…💧
アニエス:早く行ってあげなさいな屋敷の事はお姉さんに任せなさい。
紅姫:わかった、行ってくる。
この世界の魔法使いには4つの職がある
一つは、『魔導師』文字通り精霊等の属性の魔法を扱う者の事
2、『魔法騎士』魔法騎士は人々の為に魔法を使い治安を護り正義の名の元に行動する者の事
3、『魔具師』魔具を作る事の出来る数少ない職、ある者は魔晶石の声を聞くことが出来る者の事
4、『魔女』何にも縛られず自由に魔法を扱う者の事
『魔法騎士:騎士団駐在所』
?:そろそろ、姫が来るはずなんだけど…遅いなぁ…トラブルにでも巻き込まれたかな…いや、彼女は自らそんな事はしない…もう少し待とう…
団員:おや、”湊“まだ彼女さん来てないのかい?
?:うん…って姫は彼女じゃなくて!!幼馴染だってば!!💦
団員:ははっ照れるな照れるな、待ってても時間がなくなるだけだぞ?
?:わかってるよ、けど待ちたいんだすれ違っちゃうの嫌だからさ
団員:そうかい…お、噂をすれば来たぞ。
紅姫:湊!遅くなってすまない!!うわぁっ[箒から飛び降りて着地に失敗しよろける]
湊:姫!![受け止める]
紅姫:あはは…ごめんね、遅くなって…実は屋敷で仕事の話が長引いちゃって…迎えに行くの遅くなっちゃった…
湊:はぁ…そうだったんだね、全く姫は箒は落ち着いておりなきゃダメっていつも言ってるじゃないか…それはそれとして…迎えに来てくれてありがとう
紅姫:えへへ…
『九桜 湊』
青薔薇屋敷直属の魔法騎士で魔法騎士団団長炎の元大精霊ハク・エンラの右腕であり副団長である、幼少に両親を亡くし、孤児院に居た彼は紅姫の父と母の家系の養子となり母方の苗字『九桜』と名乗っている湊と言う名は今は亡き両親が名付けた名である。
彼は魔法騎士ではあるが、精霊魔法を扱う魔導師でもある。
『青薔薇屋敷広間』
湊:成程…その黒幕を突き止める為にアリアさんの力を借りた訳か…まぁ騎士団の中でもその謎の魔獣騒動の話は耳にしてはいたけどここまで大事になってるとはね…わかった俺も協力するよ
紅姫:けど騎士団はどうするの?副団長の君が、不在だと…
湊:心配には及ばないよ、俺と団長が不在でもちゃんと責務を果たす団員達ばかりだからね。
紅姫:ならいいけど…
湊:ふふっ大丈夫だよ姫それより俺達は目の前の問題を解決しないとね、この世界の為にもね。
紅姫:そうだね。
こうして、魔法騎士の湊の協力も得てどんな状況になってもいい体制は整い魔具完成を待つのみとなった。
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