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原作っぽくないかもです。(口調・性格)
誤字脱字あったらすんません。
愛重めになるよう頑張ります。
♡70ありがとうございます。とても嬉しい限りです。めっちゃ早くて正直ビビりました。
今日の話
この1週間三者面談で早帰りなのでめっちゃ書きまくります。
「暇な時が1番損」ですね。
第3話:無自覚な意識
任務明けの基地。鳴海は装備を片付けながら、肩のあたりに微妙な疲れを感じていた。
「はあ…今日もなんとか終わったな」
横で保科が立ち止まり、手元の資料に目を通す。
「鳴海さん、今日は怪獣の動きが少し読みにくかったですね」
「……だからって、俺に言うな」
保科は肩をすくめて、淡々と答えるだけ。
鳴海は苛立ちと共に、ふと気づく。
……なんだ、こいつ、近くにいるだけでなんか気になるぞ
すぐに頭を振り、考えないようにする。
馬鹿な、意識するわけない
午後の訓練では、鳴海が銃剣を構えながら歩くと、保科が軽く横に並ぶ。
「鳴海さん、右足の動きが少し遅れてます」
「うるせえ!自分の動きぐらい分かってる!」
保科は静かに笑う。
「分かっているならいいですけど…でも、鳴海さんが無理すると怪我しますから」
苛立ちながらも、鳴海はその声が耳に残る。
なんだこの違和感
自分でもわからない心のざわつきに、少し戸惑う。
休憩中、二人はベンチに並んで座る。
「鳴海さん」
保科は水筒を片手にまっすぐこちらを見ていた。
鳴海は水筒を取りながら、つい口を開く。
「なんだよ、お前、今日も何か言うのか?」
細い目が一瞬見開いてまた戻った。
「別に言いたくて言ってるわけじゃありません。ただ…鳴海さんが怪我しないか、少し気になっただけです」
「……ふん、余計なお世話だな」
「余計じゃないです。事実です」
鳴海は苛立ちを隠そうとするが、胸の奥が少し熱くなる。
なんだ、俺、保科のこと、少し意識してるのか?
思わず心の中で呟き、頭を振る。
「いや、気にするわけないだろ!」
「…?何をですか?」
しまった。声に出てた。
顔が赤くなるのを感じる
「な、なんでもねぇよ!」
「あっはは!顔真っ赤やないですか!」
「うるせぇ!!//」
夕方の基地帰還路。二人は無言で歩く。
鳴海は時折保科をちらりと見るが、顔を背けて突っかかる。
「お前、また俺の動きを観察してただろ?」
「観察じゃないです。ただ、鳴海さんが怪我しないか…」
「……ふん、だからって俺のこと気にするな」
保科は笑顔で、黙って歩き続ける。
鳴海は苛立ちながらも、どこかでその視線を意識している自分を自覚する。
犬猿の日常の中で、保科は静かに、しかし確実に鳴海の心に入り込んでいた――鳴海本人はまだ、気づかずに。
𝓝𝓮𝔁𝓽 ♡100 𓂃 𓈒𓏸
コメント
1件
コメント失礼します(* .ˬ.)" 鳴海さんの無自覚で相手にのめり込んでる感じめちゃくちゃ好きです💕 続きめちゃ楽しみにまってます🍀*゜