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1943年(昭和18年)の徴兵対象者拡大の際、学徒出陣の対象となったのは主に帝国大学令および大学令による大学(旧制大学)・高等学校令による高等学校(旧制高等学校)・専門学校令による専門学校(旧制専門学校)などの高等教育機関に在籍する文科系学生であった。彼らは各学校に籍を置いたまま休学とされ、徴兵検査を受け入隊した。
これに対して理科系学生は兵器開発など、戦争継続に不可欠として徴兵猶予が継続され、陸軍・海軍の研究所などに勤労動員された。ただし、農学部の一部学科(農業経済学科や農学科)の学生には、他の理科系学生のような徴兵猶予(召集延期)が存在しなかったことが語られている。
また、教員養成系学校(師範学校)の理系学科(数学、理科)に在籍する者も猶予の制度が継続された。