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第10話 「権力測定」
巨大な水晶盤が、部屋の中央に鎮座している。古代文字が刻まれ、空気そのものが重い。
導師が静かに告げた。
「これより――
“権力(存在影響力)”の測定を行う」
一同、息を呑む。
はるてぃー
水晶が淡く光る。
392
「……妥当だな」
「国を導く“正統”の数値じゃ」
うた
一拍遅れて光が灯る。
363
「静かだが、確かな支持……」
「うたらしいな」
「や、やめろよ……」
こむぎ
数値が跳ねる。
381
「言葉と流れを操る者だ。」
「えー?そんな賢そうなことしてたっけ?」
「しとるしとる」
ゆーま
光が鋭く締まる。
383
導師
「国防・抑止・最終判断権……」
「……仕事してるだけです」
山田
一瞬、数値が安定しない。
380
「……肩書きなし。
だが、裏の流れを全て通す存在」
「はぁ、普通なんや……」
全員
(普通じゃない)
そーザウルス
勢いよく点灯。
386
「おっ、結構あるっすね!」
「ありますね……」
きゅー
水晶が、一度消える。
「……?」
再点灯。
329
「公式権限は最低水準」
「えー!低い!」
だが導師は、言葉を続ける。
「――ただし」
水晶盤に、文字が浮かぶ。
特定対象への影響力:測定不能
全員
「?」
「……あぁ」
「なるほどな」
そして。
部屋の空気が、変わる。
たくぱん
導師の声が、わずかに震えた。
「……最後に」
たくぱんが一歩前へ出る。
その瞬間、
水晶盤が悲鳴のような音を立てる。
光が暴れる。
数値が、止まらない。
導師
「……抑制状態での測定を開始」
一同、固唾を飲む。
――表示。
1950
沈黙。
「……は?」
「桁が……」
導師
「これは
王・国家・制度を超えた影響値」
その時。
きゅーが、何も知らずに声を上げた。
「たくぱーん!これ重たいー!」
たくぱんの肩が、ふっと落ちる。
表情が、一瞬だけ柔らぐ。
次の瞬間――
水晶盤が再計測。
1950 → 412
全員
「!?!?」
「精神年齢が“子供”の存在を
保護対象と認識した場合、
権力は自動的に制限されます。
「……だからか」
「きゅーが鍵なんやな」
「?」
「あぁ……そうみたいじゃな」
だが、水晶盤はまだ微かに唸っていた。
**1950(抑制状態)**の残響が、部屋に残っている。
誰も、口を開けない。
――その沈黙を破ったのは。
たくぱんだった。
無感情な声。
低く、淡々と。
「……これで驚いてるのか?」
「や、柳瀬殿……十分すぎる数値で――」
たくぱんは、水晶を見下ろす。
そして、小さく首を傾げた。
「じゃあ」
一拍。
「――本気、出すか?」
瞬間。
水晶盤が爆音を立てて軋む。
床の魔法陣が、逆流するように発光。
数値が、跳ね上がる。
9999
――止まらない。
画面が赤く染まり、
古代文字が乱れる。
ERROR
ERROR
測定上限超過
存在規格外
「っ……!!」
導師は後ずさる。
声が、完全に震えていた。
「こ、これは……
王ではありません
災害指定存在……!」
七人の反応
「……冗談だろ?!」
「……国、消せますね」
「笑えへんわ、これ」
「え、えぐ……」
山田
(……あー、これ“抑えてる”顔や)
きゅーだけが、いつも通り。
「たくぱん、どうしたの?
なんか、怖いよ?」
その声。
その一言。
強制終了
たくぱんの肩が、ストンと落ちる。
目の色が、元に戻る。
「……悪い」
水晶盤の光が、一気に沈む。
9999 → 計測不能 → 強制停止
「……測定不能……」
部屋は、静寂。
余韻
たくぱんは、きゅーの頭に手を置く。
「怖がらせたな」
「ううん!
でもね、さっきのたくぱん――」
一瞬考えて、
「すごかった!」
その瞬間。
山田だけが気づいた。
(……今、一瞬だけ)
(1950に戻る前、0.1秒だけ)
(数値、9999じゃなかった)
――表示されていたのは。
∞(読み取り不可)
これで、旅立ちの条件は”全て”達成された。
主が話したいそうです↓
どもー!こんひなでございますー!///
てーこーとーでー、頑張りました☆///(?)
あとたくぱんさん強々にして申し訳ございません!///
たくぱんさんだったら強いかなー?
って思っちゃって!///
許してくだちゃい☆☆♪///
ではおつひな!///
第11話 1/8 投稿予定
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