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田中なす@末
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らみょん
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第42話 白龍の残滓
md side
白龍ウンハイルが完全に消滅したのを僕達は確認した。その瞬間、ドッと疲れがやってきた。そして安堵した。僕達は大昔にベスティエを災いをもたらした白龍を討伐してしまったのだ。きっと当時の人達でも成すことができなかった偉業だ。それに間違った伝承を正しく理解した上で討伐したのだ。もし何も気づかなかったら、僕達は黒龍を討伐し白龍を野放しにすることになった。そうなればきっとベスティエだけの被害に留まらなかっただろう。
ナハト(nc)
「僕ら…やった、んだね。」
リリア・エーテルワイズ(li)
「ね〜…先人達でも封印が手一杯だったはずなのにね。倒しちゃった。こりゃ王都に帰ってからの報告が大変だな〜。」
ガイスト(md)
「ホントにね…。また作業が増える……。」
li
「その前にガイストには色々事情聴取が必要な気がするんだけどな〜?」
md
「…それ、拒否することってできる?」
li
「無理だね〜。」
nc
「無理。だってリリアは分かるけど…ガイスト、こっち来た理由知らない…から。」
md
「そんなぁ(´・ω・`) 」
そんな事を話しているとこっちに向かって来る人影があった。
ラダオ・ヴェルディオン(rd)
「リリアー!」
コンタミ・ソフィ・タンザナイト(kn)
「あれ、そこにいるのナハト様とガイストじゃない?」
キョウ・フローリーヒカイト(ky)
「あれ、ホンマや。おーい!」
レウ・フェルムートン(ru)
「随分ボロボロになって…大丈夫ですか?」
li
「だいじょーぶ!ただ久しぶりにかなりの魔力を酷使したからちょっと疲れちゃっただけ。」
md
「そう、だね。いわゆる満身創痍ってやつ。」
nc
「…一先ず人呼んで、欲しい。簡単な事後処理だけやって今日、 休む…。明日以降から本格的にやってく。」
kn
「なら俺とレウさんで呼んできます。行こ、レウさん。 」
ru
「うん、直ぐに救護の人も呼んできます。」
そう言って2人は再び政庁の方に向かった。残ったラダオとキョウは僕達を…正確には僕の方をマジマジと見ていた。…そんな目で見られると凄く居心地悪いんだけど……。
rd
「ガイスト。」
ラダオが僕の名を呼ぶ。僕はそれに返事はしなかったが、目線だけラダオの方に向けた。
md
「………。」
rd
「…最初はなんて事ない一種の貴族の催しだったはずなのに、今はナハトやリリアと一緒に魔力が枯渇してる状態で……。…心配、したんだから。だってガイストは、俺の騎士だろ?」
md
「…そう、だね。ごめん。」
rd
「これからは、あんまり無茶しないで。」
md
「…善処する。」
そう言うとラダオは少しの苦笑いのあと、僕に笑いかけた。さっきの視線よりかは居心地がいいので、僕はそのまま受け取ることにした。
ky
「そういや、貴族の催し…ていうか婚約者候補に会いに行くで思い出したんやけど、リリアさんの親友の人はどうなったんですか?」
そういや僕も彼女の消息は知らない。僕がベスティエ滞在中に使っている宿屋にいる訳ではない。彼女は確か事務所に設けた自室で生活していると聞いた。周辺の損壊状況を見た感じ、事務所の方に被害は行ってはないと思うけど…。
li
「…サイユは、私の魔法で眠らせてる。神殿に向かう道中で私のこと、襲ってきて…。」
ky
「襲ってきた?何で…その人はリリア様と仲がよろしかったのでは?」
li
「…詳しくは分からないけど、私のことをあまりよく思ってなかったみたい。でもサイユ、この国を災厄にしないとって言ってた。もしかして、白龍に操られてたのかな…。」
ナハトは少し考える素振りを見せたあと、リリアに向き合い、はっきりと言った。
nc
「多分、操られてない。黒龍から、白龍は精神に干渉する魔法が使えなかったみたいだなら。もし使えたとしてもここまで因縁を絡ませたりしない…と思う。今、ザッと政庁とここ以外に人の反応はない。どこかに行方をくらませていると考えた方が、いい。」
li
「…そっか。」
サイユ・ローゼン。彼女自身についてもまだまだ謎が多く感じる。そしてこの残滓がどこまで僕達に絡み合ってくるかはまだ分からない。だとしても、僕は…僕達はこの世界の人達を守る。それは七つの王冠としての役割だから。
To Be Continued………
コメント
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第42話、読み終えました。白龍を討伐した後の、どっと押し寄せる疲労と安堵——すごくリアルに伝わってきて、胸がぎゅっとなりました。特にラダオが「俺の騎士だろ?」って笑いかける場面、あの距離感、普段の軽口とのギャップも相まって、もう本当に…!サイユさんの伏線も気になりすぎます。続き、楽しみにしてますね🌷