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第43話 仕事の山を抱えている件について
md side
次の日。ベスティエに降りかかった脅威は去った。しかしその脅威が残した爪痕はくっきりと残っている。ナハトは早朝からベスティエの街を見て周り、損壊状況を確認していた。一方でリリアも住民の状態チェックでしばらく政庁から出られそうにないらしい。そんな僕はというと、王都宛の報告書の山に頭を悩ませていた。
ラダオ・ヴェルディオン(rd)
「ガイストー、至急確認して欲しい書類があるんだけど…。大丈夫?」
ガイスト(md)
「これで大丈夫に見えるなら、ブラック労働は過激になってくんだろうなぁ…。」
rd
「基本的にこういう事務処理ってガイストの管轄だって聞いたんだけど。」
md
「他にもいるって、だけど今回の件に関わった中で事務処理できるやついないからやってるだけ…。いるんならその仕事押し付けて僕は部屋に閉じこもるよ……。」
rd
「地味に最低なことを…。」
なんて話をしてると、部屋にキョウとナハトが入ってきた。
ナハト(nc)
「ガイスト、終わってる書類…取りに来た。」
md
「そっちの山に終わった書類まとめてあるから。」
nc
「分かった、無理しないで。」
md
「うん…。」
ナハトは少し心配そうな表情を浮かべながら言った。ナハトもリリアも僕と同じように仕事に追われまくっているので、僕としては早く終わってくれという気持ちでいっぱいだった。
キョウ・フローリーヒカイト(ky)
「そういやらっだぁ、王宮に戻らんでええの?流石にそろそろ帰らんとあかんのちゃう? 」
rd
「あぁ〜、まぁそうだけどさ…。一応ガイストの手伝いとか、ベスティエの復興に協力したりとか…そういうことをして来いって言われたからさ。今回の件、王宮も問題に感じてるみたいだし。 」
ky
「まぁ大昔の大魔災害の再現やったしな。もしかしたら他の場所でも予兆があるかもしれんしな。」
それは確かに否定できない。今後、各国から調査団を編成される可能性もある。それは次に行われる各国代表会議の議題にもなるだろう。今回みたいなことが起こったら、世界経済は停滞し、人々も苦しい生活を強いられることになる。長い歴史の中で着実に進化しつつあるものを意図も容易く壊される訳にはいかない。
nc
「…じゃあ、そろそろ仕事…戻る。」
ky
「ガイストも頑張ってなー!」
そう言って2人は部屋を出て行った。その数分後、入れ替わるようにリリア達が入ってきた。
リリア・エーテルワイズ(li)
「ガイスト〜、備品の書類ってどうなってる?」
md
「あぁ、それは政庁に通してある。王都にも申請出して明日にはこっちに来るみたい。」
li
「りょうかーい!いや〜こうも人が多いと魔力がカラカラだよ…。」
コンタミ・ソフィ・タンザナイト(kn)
「俺達も備品の運び出しや住民のメンタルケアとかしてるんだけどね。」
レウ・フェルムートン(ru)
「被害が大きいから、その分大きなダメージを受けてる人が多いよね…。誰もここまでの事態なんて想定できないよ。」
li
「そうだね〜。でも今回はガイストが上手く立ち回ってくれたおかげで、死者は出なかったし。まぁ怪我人はいるけど…でもガイストがいなかったらもっと多くの被害が出たと思う。それに間違えて黒龍討伐なんかしたら、もっと酷くなってたと思う。」
kn
「そう、ですよね。最悪俺達もただじゃ済まなかったかもですし。」
ru
「うん…今回の一番の功労者はガイストだね。」
md
「僕?いや最終的に白龍討伐できたのはナハトのおかげだし…リリアがいなかったら白龍を抑えきれなかったかもしれない。それに…ローゼン嬢の件もあるし……。」
li
「うん…そうだね。次会ったらちゃんとサイユと話してみる。」
md
「だね。」
しばらくの沈黙のあと、リリアは吹っ切れたみたいに僕に言った。
li
「まぁ今はさっさと仕事終わらせないとね。仕事全部終わったら祝勝会でもしようよ、みんなでさ。」
md
「うん、楽しみにしてる。」
li
「じゃ、私達行くね〜!」
そう言って3人は部屋を出て行った。部屋には僕とラダオの2人となった。
rd
「…俺らも気合入れて頑張るか。」
md
「そうは言うけど、ラダオは書類持ってきてるだけじゃん。こっちの復興関連の書類、本来はラダオの仕事じゃないの?」
rd
「いや〜、ガイストの方が詳しいし…。」
md
「おいしっかりしてくれ第三王子…。…はぁ、じゃあこの山の書類終わったら書き方とか教えるから自分でやって。 」
rd
「えっ…。」
md
「やるよね?」
rd
「………。」
そしてラダオは部屋から逃げようとしたので魔法で拘束した。
rd
「ちょっ…」
md
「やるよ?」
rd
「…嫌だァァ!」
こうしてラダオを強制的に書類を片付けさせた僕は、しばらくして王都に戻ったのだった。
To Be Continued………
コメント
1件
**第43話、読んだよ〜!!** 仕事の山に追われるガイスト、めっちゃわかる…。ラダオが書類から逃げようとして魔法で拘束されるシーン、笑ったけどガイストの「やるよ?」の圧が最高だった😭👍 最後の祝勝会の話、みんなの連携がじんわり伝わってきていいなって思った!早く仕事終わらせてほしいね、頑張れガイスト🔥 次も楽しみにしてるよ〜!