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1話のワンク、未閲覧の方は閲覧してからお進みください🙏
視聴環境には十分気をつけてください
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リクエスト、ありがたく消化させていただきます〜!
ibexで同棲設定
終盤にR-18でございます!
大変申し訳ないてすが
履修足りてなくて、お二人のことがまだ掴めていないです…🙏
公式ページの設定文と切り抜きからの、ふんわりとした形になっていますが、ご容赦ください(一人称、二人称、相互の呼び方、性格など…)
nmmn⚠
くどいですが、閲覧は自己責任なので誹謗中傷や通報はお控えください…💦
そして、公序良俗に反することはもちろん✗です(無断転載、内容のパクリなど)
二次創作物なので、登場する人物様とは関係がございません🙏
二次創作の常識を守って、一緒に楽しみましょー!
ワンク。
(苦手な方は、↩お戻りください)
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ex様→🛡️「」
ib様→💧「」
本編伏字なし🙏
大体
1000〜3000?くらいの物語です
・付き合ってる
・甘め(初書きでうまくいってないです)
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寝顔しか見れないって辛くない?
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ダイニングテーブルの上には、イブラヒムの筆跡で書き殴られた置き手紙があった。
‐600W3分で温めて食べて
伝言付箋のほうが、ただしいだろうか。
置き手紙は文が冷たくて、(数字が明確なのも、いかにも数理という冷たさを感じさせる)少し笑ってしまう。
そして置き手紙の横には、レトルトカレーが置いてあった。
🛡️「…何日会ってないかな」
恋人なのにな…。と、少しため息をつきながら皿をレンジに入れた。
ピッ、ピッーっと操作音が、一人だけのスタティックな空間に響く。
🛡️「……レンジ、買い替えどきだな」
買い替えることを提案しようと思ったが、メッセージアプリ開く手を止め…携帯をそっとテーブルに伏せておいた。
なんだか虚しくなったのだ。
別に悲劇のヒロインでもないし、加害者でもないし…愛する彼も周りもなにも…悪くないんだから。感情の矛先が有耶無耶になって、先の鋭利なまま自分に刺さるのは当然だった。
庫内灯を付け、オレンジの光の中で回るカレーをみながら、エクスはただぼんやり物思いに耽った。
それは記憶を遡り、2ヶ月前から今までのページを順繰りにめくっていった。
エクスアルビオと、イブラヒム。幸せそうに笑い合う彼らを見て、その深い関係性を言い当てられる人は少ない。
それもそのはず、差といえば…ただお互いがお互いを、他よりちょっと優しい目で見つめること(しかも、注意深く見てみないとわからない)くらいなんだから。
もちろん、それは2人の外向きの面だ。
冷めているわけでは決してなく、恋人として、2人は…伴侶と言ってもいいほど想いあっていた。
同棲し、毎朝互いの顔を間近で見て、嫌にならない。ずっと近くにいれる。
他所からみればわからないが、2人にとっては容易くみえる愛がある。
それはずっと変わってないのに。
ただ最近…ここ2ヶ月ほど、2人は極端に話す機会がなくなった。
イブラヒムに重なった出張。多忙になったエクスアルビオ…。
日が経ち、出張や遠出は少なくなったものの互いが多忙で…確かに同じ家にいるはずなのに顔を合わせていないのだ。
それらはすぐ峠を越えると思っていたが、案外…のろまにひきずってしまった。
朝はイブラヒムが、早く仕事が入り…。エクスは意図せず夜勤が多くなってしまった。
生活リズムは噛み合わず…。
お互いに寝顔しか見ていない。
会話は必然的に、無機質な画面上か紙面が占めていき…寂しい気持ちが倍増していく。
寂しいなんてお互いに、言えない。
だって、相手は忙しいんだから…。
ピッーピッー♪
🛡️「…うおっ…」
考え事をしていると、周りの音は聞こえづらい。突然のやたら高い電子音に、自分の所在さえ忘れかけて驚いてしまった。
肩を大きくうわぶらせて驚いた姿を見たら、イブラヒムは笑っていじったかな。
🛡️「…考えすぎかな…。」
眉毛を困ったように寄せて、口元は反対に笑った。
🛡️「っ…あっつッ」
スプーンが手から離れ、冷たい金属音が部屋にこだまする。
ヤケとしたかもしれない。水を持ってこようと立ち上がると、机の角に足の指が引っかかった。
🛡️「…ッ…った…」
足を抱えて悶絶する。
…あいつ。いたら、笑ってたよな。それで、そっと撫でてくれたよな。
🛡️「あいつ、今何してんのかな…」
誰も座ってない、ダイニングテーブルのあちら側の椅子をみて思った。
ーーーーーーーーーーーー
💧「…あいつ、今何やってんのかな…。カレー、食えたかな」
仕事と仕事の合間を都合よく、休憩と名付けられてしまった。
そのお気持ち程度の“休憩時間”に、イブラヒムはそっと想った。
何日、寝顔しか見てないんだろうか。
💧「はぁ…」
腕を伸ばし、足を伸ばしてみたが疲れは取れない。
普段からそんなにベタベタと愛情表現をするわけではない。
💧「んーっ…」
それでも、家に帰ったらそっと笑いかけられて「おかえり」くらいは言われたい。
💧「………ッはぁ…」
ため息しか吐けない…。
スマートフォンを手に取り、緑のアイコンをタップする。知らない人はいないチャット連絡アプリだ。
‐カレー、食えた?|
💧「いや…なんか…」
‐カレー、食えた|
‐カレー、食え|
‐カレー、食|
‐カレー、|
💧「忙しいかな…」
‐カレー、食べへた?|
‐カレー、食べれ|た
💧「ッ」
顔を歪め、操作をした。
‐カ|
-|
…
スマートフォンを閉じる。
ピピッ
タイマーがなり、“休憩時間”は終了する。
💧(…俺のこと、あいつ覚えてんのかな)
そんなにすぐ記憶は消えないが、彼の頭のキャパのなかで…。
俺が席取りをしていた場所は、なくなってしまっただろうか。
ちょっとそれは、許せないな。
寂しい思いをさせ続けてるかもしれない俺の事も、許せないな。
💧「…ガラでもなく、構ってちゃんするか…」
そう言って、困り眉で笑った。
次の仕事は…あぁ、移動あるな。席を立ち移動しようと足を出すと、
ガタン!
💧「っ…ぅぁ…いッた…」
あんまり上手くいかないな…。
足の指を強くぶつけて、反射で涙目になりながら思った。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜
🛡️「…俺が朝まで完徹すれば会えるのでは?」
バカみたいに単純なこと。
でも出来なかったのは、疲労は思うより辛いから。
AM.3:00
🛡️「…ただいま…」
しんしんと静かな空間に、遠慮がちなドアの音だけが現れる。エクスは帰宅し、次に……。
🛡️「イブ…」
外套もまだ羽織ったままで、愛人の寝台の横に立つとそっと名前を呼んだ。
慈しみ深い目で…。
🛡️「…なんの夢みてんのかな」
優しい寝顔をすこしだけ触ろうと思ったが、起こしたら申し訳なくてやめた。
携帯の連絡も、触るのも…遠慮がちになっちゃうなんて悲しい話だ。
🛡️「っはぁ…さて…完徹…。」
そう呟いてエクスは疲労困憊で眠い目をこすりながら、寝室を後にした。
ーーーーーーーーー
AM.5:00
💧「…うぉ…寝てんじゃん」
イブラヒムは、エクスがダイニングテーブルに突っ伏して寝ているのを目撃した。
一瞬起きているのかと(話せるのかと)期待したが、すぐに淡く消える…。
💧「体冷やすぞ…。まったく、なんで…」
呆れて笑いながら、イブラヒムは毛布を持ってくるとエクスの肩にかけた。
💧「…おつかれ、おやすみエクs」
🛡️「……き」
すごく静かな空間に、音が現れてびっくりする。
な、なんだ寝言か…。
き?
💧「…き、ってなんだよ…w」
軽く笑いながら、イブラヒムはいつも通り置き手紙を描こうとボールペンを手に取った。テーブルにおいたメモに文字を描こうと、前傾姿勢になると…エクスの顔が横によく見える。
🛡️「おれ、すき…だよ……いぶ」
💧「っ…!?」
横目にぼんやりと、エクスの目が開いてこちらをみて居る気がした。
バッと慌てて横を見るが、いたのは規則正しく寝息を立てる男だけ…。
💧「……」
なんだか急に虚しい。
触れないのも、話せないのも…。
💧「…ちょっと、イタズラくらいしても良いかもな」
そういって、イブラヒムは不敵に笑った。
一見不穏な表情だったが、目だけは愛情が溢れていた。
ーーーーーーーーーーーーーー
AM.
🛡️「……っわ、いぶっ…」
いない。
さっきまで…、あれ、夢だったか…。
🛡️「…はあ…てか、俺寝たのか…」
現在時刻、8時。朝の…。
🛡️「…今日も1日がんばりゃーしょー…」
言ってることと反対に、退屈そうに回らない呂律は滑稽だった。心做しか瞼も重そうだ。
エクスは、顔を洗うため洗面台に向かおうとした。その拍子にするっと、布が肩からこぼれ落ちる
🛡️「…毛布?俺、こんなんかけたっけなぁ…。ってか、これイブラヒムの、」
驚きつつも、ちゃっかり大事そうに抱えてしまう。匂いを吸い込みたい。
心からそう思ったが、流石に匂いを嗅ぐのはダメだろ…
🛡️「…いやっ…今回だけ…。最近我慢多いし…」
頭を振り、完全に覚醒した顔つき。布をぎゅっと抱きながら、愛しい人にハグをするように…そして、スーッとその匂いを吸った。
脳味噌が安心の物質を出し、とたんに幸せに蕩けた感じで口角が上がる。
🛡️「…ふふっ…バレませんようにっ!」
ちょっと…いや、すごく嬉しそうにエクスは笑った。
そうだ。次に彼と会えたら絶対にハグをしよう、そう心に決めた。
ピロンッ♪
🛡️「ん?」
携帯から通知…。音的にメッセージか。
無意識のうちにイブラヒムであることを期待してしまい、心臓が破裂しそうな勢いで鳴り出す。さっき、抱きしめた匂いがフラッシュバックして、ますます顔が火照っていく。
🛡️「っ…ええいっ!」
豪胆な勢いで、携帯をパアンっと開く。目に飛び込んできたのは…
ーおまえ、今日テーブルで寝てたろ。風邪引くなよ?
🛡️「…イブ…」
やっぱり彼の気遣いツンデレメッセ。
返信をするために、ふわふわと幸せな脳味噌を切り替えて集中する。
机に携帯を置き、前傾姿勢になり…。携帯と鼻の先の距離はビタビタのスレスレ。
ー心配ありがとー、元気元気〜
🛡️「なんか…無難、かな…」
恋人たるもの。もうちょっと特別感を…。などと思ったが、やはり気が引けた。
首から上と、心臓部分がやけに熱い気がして…ちょっとでも冷まそうと洗面台の方へ向かった。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
💧「……バレたかな。」
職場の机に突っ伏して、腕を伸ばしたままメッセージアプリを開く。
-おまえ、今日テーブルで寝てたろ。風邪引くなよ?| →
……送信っ。
💧「、…起こしちゃったか?」
ピロンッ♪
軽快な着信音が鳴り、画面を喜び勇んでのぞき込む。
ー心配ありがとー、元気元気〜
今にも声が聞こえてきそうなくらい、彼らしい返信。その下には、よく分からない腑抜けた顔のスタンプで「おはよう」とあった。
-おはよう。
ーあ、てか…毛布かけてくれた?
💧「っ…!」
ちょっとだけ、気恥ずかしい感じ。背筋が真っすぐこそばゆい。
最近言葉をかわさなかったけれど、話さなくても…その壁を越えてコミュニケーションが取れた。スキンシップの直後のような温かさを感じて、頬が火照った。
-寒そうだったから
ーwwwありゃーと
💧「……気づいてんのかな?」
ふと、思い出した。俺が昨晩…いや、今朝彼にしたことを。
-かがみ、見てきて| →
💧「やめよっ…」
伝えるのはあまりに恥ずかしい。
携帯をコツリと机に置くと、上を向いて額に手を置いた。熱は帯びてない…。
そこから手を動かし、両手で頬を包み込むと
💧「あつ…」
確かに熱かった。
💧「…会いたいな…。」
ついに溢れた言葉は、彼を突き動かす。
狡猾。
ーーーーーーーーーーーーーーー
🛡️「なっ…」
🛡️「なんじゃぁ…こりゃぁっ!」
洗面台の鏡の前で、身体をくねらせたエクスは悲鳴にもにた情けない声をあげた。
首筋に赤い発疹のような奇妙なものがいくつか出来ているのだ。
🛡️「ストレス性発疹か…?ダニ?アレルギー…?…ストレス性発疹なのか…?ストレス性か?」
慌てた様子で同じ様な言葉を繰り返す。
そして、決意を胸にした表情できっぱりと言い放った。
そう、決意の言葉を…。
🛡️「……皮膚科に、行こう。」
いそいそと、タートルネックを探し始めた。
バッ
華麗に上着を羽織ると、やや小さめなカバンを手に持ち玄関ドアを閉めた。鍵を丁重に閉めてから、街へ繰り出す。
🛡️(…皮膚科…皮膚科…。あ、ここだ!)
街でも定評のある、やや古めの病院…。入ると、その薬品の匂いから少し怖気づいてしまう。
受付「〜〜」
🛡️「予約した、エクスアルビオです」
初診ではなかったため、診察までは意外とスムースだった。
看護婦「エクスアルビオさーん、第二診察室へどうぞ〜」
スライド式の扉の先には、頼りになりそうな先生がいらっしゃった。風格。そんな感じである。
医者「今日はどんな感じで?」
🛡️「首筋あたりに赤い…発疹?みたいな、のが…」
医者「なるほどねー。ちょっと、みるね」
しまった、タートルネックは邪魔だったか。と後悔したが医者は何も言わずに淡々と仕事を遂行してくれた。
医者「あれま………………こ、これはね…」
1、2分後。医者は気まずそうに苦笑いを満遍に顔に広げていた。
🛡️「…そんなに、やばかったですか…?」
医者「いや、うん…その…ねぇ?」
濁った回答に、エクスは益々不安になる。堪らずに聞こうとすると、医者がまさかの質問で遮った。
医者「…恋人の有無を聞いても?」
🛡️「っはい…?ま、まあ…い…いますけど…?」
最近の思考の大半以上を占める恋人。思いも寄らない場所で探られて、エクスは内心大焦りだった。
そして…
医者「性交渉しました、?」
申し訳なさそうな表情で、医者は追い打ちをかける。
🛡️「っ…し…してないです…。」
エクスアルビオは居た堪れなさにいても立ってもいられず、冷や汗をかきながら医者に問いかけた。
🛡️「て…な、何の関係がっ…!」
医者「なるほど…。失礼しました。診断…」
🛡️「診断…。」
〜〜〜〜
エクスアルビオは、恥ずかしさで潰されそうだった。脚が機能しなくなるのではと思うほどだ。
結果…、発疹は…いわゆる
キスマーク
というやつで、後ろにいた看護婦からは
「愛のしるしですねっ…!」
と優しく声をかけられた。
挙句の果てには…医者に
「恋の病は…治せないですね…」
と、小洒落た弄り方をされる始末。
🛡️「っ~~~~もうっ…!」
顔を真っ赤にしながら、エクスは帰路をたどった。
12:00の鐘が鳴る。
〜〜〜〜
玄関を勢いよく開けると、エクスは室内に飛び込み声に満たない音を出して呻いた。
羞恥心は人を暴れさせる。
💧「あは、どうした?えびお」
🛡️「え………?」
ゆっくり前を見ると、見慣れた褐色肌の男が立っていた。
🛡️「今…え?幻覚かな…」
💧「なんかちょっと心外…。ほら、」
幻覚か疑うなら触ってご覧よ。そういう風に、イブラヒムはエクスに手を差し伸べた。
エクスは震える手でそれを掴み、その質感に感動した。
🛡️「うおっ……」
喉の奥に、言いたいものはたくさん詰まってる。
💧「おかえり。昼、何食べたi…」
それを言うより先に、目から出てきた。衝動的に、エクスはイブラヒムを引き寄せて抱きしめていた。
🛡️「平然とすんなよ…、久しぶりなんだから…。正直、さみしかった」
イブラヒムは、その抱擁を拒絶せず…ただ静かに動かなかった…と、思いきや
💧「あぁ、ごめん…。さみしい思いさせて」
今度は強く抱きしめ返した。
俺も寂しかったよ。とはいわないが、その強い抱きしめ方から滲む感情は言葉より鮮烈に伝達の役割を果たす。
🛡️「……イブラヒムは、やっぱり実物のがいい匂いだね」
💧「……なんか、おま…そんな可愛かったっけ?」
いつにも増して、蕩けた表情で甘えたがるエクスと、それを許容し自分も少しだけ甘く笑うイブラヒム。
幸せ。その言葉に尽きる。
ーーーーーーーーーーー
💧「あっははw おま、まじか…皮膚科てw」
🛡️「笑うなよっ…イブラヒムのせいだろうがっ…」
午後1時。
部屋には、やたら甘い目配せと和やかな雰囲気が漂っていた。
エクスは皮膚科での羞恥体験を、イブラヒムに話し…当の犯人はツボにはまってケラっケラと豪快に笑っている。
🛡️「ははっ、ところでさー」
💧「どした?」
🛡️「なんで今日イブ、帰り早かったん?連絡してくれればよかったのにw」
その、当然と言えば当然の疑問にイブラヒムは一瞬硬直した。
まだまだ少し、愛情を素直に口にするのは恥ずかしいのである。
💧「あはは…ちょっと予定変更あってさー…」
嘘である。
イブラヒムは今日、火照った頬とちょっと上がった体温で熱を装い早退を勝ち取っている。
ずる賢さは何処で養うのか…。
🛡️「…目ぇ泳いてんぞ」
💧「んなわけ、」
🛡️「俺のためだったりー?」
💧「違うってば、たまたま、」
🛡️「キスマつけちゃうイブだもん、ワンチャン俺のために…とか思ったんだけどなぁ…」
💧「っ…るっせえな…っ!」
内容は素晴らしく甘美だが、おちょくりおちょくられの仲睦まじい喧嘩。本当に、長く横にいたからこそ、相手のことによく気づく。
💧「それ以上おちょくってみい!何個か発疹増やすぞ」
🛡️「別にいいもんねー、それは…嬉しいくら、い…」
それで、気付いたら相手…
押し倒してた/覆いかぶさられていた
なんてことは、…よく…ある。
💧「唇って、吸っても噛んでもそんな腫れねえのな」
🛡️「…は……ッ…はーっ…」
突然唇が奪われ、噛まれたことに驚いたエクスは全く彼らしくない表情で息を切らしていた。
対してイブラヒムは、エクスを倒して乗りながら高揚した笑みを浮かべている。
💧「今日、仕事欠勤連絡しといたほうがいいんじゃねー?」
🛡️「ま、まって…まさかさ…このまま本番…?」
イブラヒムは一瞬キョトンとした後、ちょっと苛つく表情で
💧「もちろん。てか、逆に、この状況からキスだけで終わるの、えびおは我慢できんの…?」
と言ってのけた。
🛡️「いや、まあ…その…」
エクスは、少しだけ目を逸らして照れた様子で答えた。本音だった。
🛡️「久しぶりだから、嬉しいというか…なんてーか…えっと…」
イブラヒムは、その仕草と表情にすっかり射抜かれ…口元に手を置いて赤面していた。
💧「っ…おま、そんな可愛かったっけ?」
🛡️「んなっ…2回目ッ…」
💧「じゃあ、彼氏の風邪がうつったから今日明日休むって伝えるわ」
嬉しそうに携帯を操作するイブラヒムを見て、エクスは危ない違和感に気がついた。
🛡️「ちょ、ちょいまち…」
🛡️「明日も…?今日だけじゃなく、?」
💧「………」
少しの間を置いて、イブラヒムは答えた。彼に似合わずに声は少し弱々しかった。
💧「長く、一緒にいたくない?」
🛡️「いぶ…」
意思疎通、愛情表現。おんなじ気持ちだ。
そして、和やかな室内は甘い嬌声と甘い言葉で埋め尽くされることになる。
🛡️「あ゛ッ…ちょ、ま…」
💧「…明日までできるよ?ポリネシアンもできるかも」
茶化しながら、律動を続けるイブラヒムの目は愛に溢れていた。
🛡️「流石にッ…あ゛ッ…ちょい…お゛ッッ///…」
対し、エクスは愛を口と目と色々な場所から垂れ流している。
久しぶりだからか、新鮮な感覚は脳をおかしくさせる。
💧「ぐちゃぐちゃじゃん笑…なになに?気持ちよかった今の?」
🛡️「し……じぬって…あ゛ぅッ」
💧「死ぬなら一緒に死んであげよう」
ヘラリと笑いながらだが、眼光は褪せない
🛡️「うッわ…おもいね」
💧「酷いなぁw軽口を叩けんのも今のうちだぞ?」
眼光が鋭く光り、その後は………。
彼の言う通りになった。
〜
エクスの口からは濁点混じりの母音しか出なくなり、白濁も尽き、限界点を超えてしまった。
🛡️「あ゛ッ…!?お゛ぇ…♡うぅ゛ぁッ」
💧「大丈夫。大丈夫、焦点戻れるー?」
そう言って、すっかり濡れたエクスの金髪をなでる。慈愛に満ちた眼差しだが、酷い有様の寝台の上。
もう無理でも、お互いギリまで繋がっていようとしてしまう。
大丈夫、夜はまだまだ長い。
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閲覧ありがとうございました〜!
当初、3000と言っていましたがバリバリに超えました。(前のくだりがながくて、🔞が少なかったらごめんなさい🙏💦)
9108(ワンクとあとがき含むので、物語は8000〜9000くらい)という…。
ibex、今まで知らなかったけどあの距離感素敵ですね…!?ついつい、理想像を追い求めようとしてしまいました…。
甘々なのも、描いてて楽しいですね…ハマりそうです。
喘ぎと前座と内容の練習つみます…。
リクエストありがとうございました!
遅くなってごめんなさい!
フォロー、♡感謝✨️よければ、感想等いただけると嬉しいです!
それでは、ありがとうございました👋
また次回の短編で!
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