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「おんりー次おんりーの番よ」
卓球大会団体戦、俺が勝てば強豪校と言われている西校に勝つことができるでも、俺が負ければここで俺達は敗退
勝てばいい、いつも通りにやれば
「ふぅー、…」
今は相手の点が10で、俺が11だ。俺が後1点入れれば勝てる。しかも、俺からのサーブだ
サーブを失敗してはいけない、動きについていかないといけない、負けてはいけない、点をとられてはいけない、前を見ないと…
そんなこと言ってるのにサーブを中断して、後ろを向く俺が馬鹿だと思っていたら
「おんりーチャン!」
ぼん先生は俺の方を笑顔で汗を俺と変わらないくらい出し、応援している。wっこれじゃぁ…どっちが試合しているのかわからないよ
いつも空いている席にあなたが居るだけで、自然と緊張も、嫌な思いが消えていく
サーブを出し、ボールを打つ音、靴が床と擦れ合う音、色んな音が混ざり気づいたときには
点数表に10:12という数字があった
勝ったんだと、思ったとき
「おんりーナイスぅ!やっぱりおんりーなら決めてくれると思とったよ!」
同じ汗をかきいている、とびきり笑顔のおらふくんが抱きついてきて、その後ろの方で俺を見ているぼん先生に俺はニコッと笑顔で返した
❤️350