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「おんりーチャン、またサボり~?」

いつもの屋上に居ると聞きなれた声がした

「今日は大会後で部活は休みです」

「部活ないのに屋上に居るの?」

「家に帰ったところで暇なので」

ぼーっと外を眺めるだけで、こんなに気が楽になれる。それに、家だとこんな眺めがよくないしね

「おんりーチャン大会お疲れ様」

「はい、」

「やっぱりおんりーチャン上手だね、あんな場面でも相手に勝てるなんて」

「別に、…俺だけの力じゃないし、…」

口ではこう言ってしまうけど、普通に褒められて嬉しい。特にぼん先生に褒められると

俺は自分よりも前へ出て、屋上からの眺めを見るぼん先生を見つめた

ねぇ、ぼん先生?

もし、自分が誰にもまだ言ったことない秘密があるとしたら、それを言っても貴方は今まで通りに接してくれますか?

きっと、無理でしょうねっw

俺は貴方とでは天と地ほど釣り合わない

それほど俺は汚れているから

俺は遠い目で貴方を見つめた



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