あの日、俺は一目惚れをした。
草原の真ん中に立った、1本の桜の木の下にいたピンクの髪の可愛らしい人。
着物の色もよく似合っている。
親しみやすく、すぐに仲良くなった。
よく、桜の木の下で待ち合わせをし遊んでいた。
しかし、別れの時はすぐにやってきた。
最後の1枚の桜の花びらが落ちた途端、その男の子は突然姿を消した。
その男の子の名前は、『佐久間大介』といった。
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〜数年後〜
💜阿部ちゃん!
💚…何?急に大きい声出して、
💜何回も呼んだのに気づかない方が悪いでしょ
💜てか、いっつも思うけど春が終わった頃からって魂が抜けたみたいになるよな
💚…そう?
💜うん
💜ま、なんか悩んでるならいいなよ?
💚うん、ありがと…
何時か見たあの遠い日の思い出は季節をまたいでも、鮮明に覚えている。
あれから、あの桜の木には怖くて行けていない。
あの出来事はきっとその草原とかで見た夢か何かなのだろう。
春になったら、あの草原に行ってみようか。
コメント
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めっちゃ続き楽しみ(๑✪ω✪๑)